今年の夏、わが家は「クルーズ旅行」というバカンスの過ごし方を体験してきました。日本ではあまり身近でないクルーズ旅行ですが、ヨーロッパでは割と珍しくない旅の方法です。とっても楽しかったので、2回に分けてご紹介します!
超巨大クルーズ船でヨーロッパ周遊
地中海に面した国や島をめぐる旅、アドリア海に面した国や島をめぐる旅、北欧諸国をめぐる旅、そしてもちろんそのほか世界中(南アメリカ、カリブ海、アラビア諸国、アジアなど)を長期間かけて周る旅など、ありとあらゆるコースがありますが、フランスで最も一般的なのは7泊8日でヨーロッパ周辺をまわる旅。
わが家も7泊8日のプランを選び、イタリア、ギリシャ、クロアチアの3カ国を周遊してきました。
カジノ、劇場、スパなどが揃うまるでホテルのような船
船と言ってもまるで大きなビルのような規模で、今回私たちが乗った船は乗客2800人以上、スタッフ850人以上、客室1130室、16階建て、全長約300mと巨大!
中にはレストランやバーがいくつもあり、そしてディスコ、カジノ、劇場、プール、スパなどさまざまな施設が入っていて、超巨大なホテルがそのまま移動しているような感じです。
夕食のレストランにたどり着くのに迷うところからはじまり、ようやく船の中を把握して各施設を上手に利用できるようになった頃には1週間の旅が終わっているというくらい、巨大な船です。
クルーズ旅、フランス人の印象は…?
「クルーズ」というと、とても豪華で贅沢なイメージがするかもしれませんが、フランスで「クルーズ旅行」というと案外庶民的なイメージ。むしろ自分たちらしいバカンスを求めているようなフランス人にとってはあんまりかっこいいバカンススタイルではないようで、クルーズの話をするとちょっぴり顔をしかめる友人が多いのが印象的でした(笑)。
何から何までひとつの船で完結して食事も旅行も移動も全部船おまかせの旅なので、「ザ・ツアー」という感じがあり、おじいさんとかおばあさんが参加しているイメージが強いのだそう(実際クルーズ船にはそういう人たちがたくさんいました)。
今回の旅では、ちょっとバカにしていたフランス人の友人夫妻もひょんなことから一緒に行くことに。
実際に乗ってみると持っていたイメージはそんなに変わらず思っていた通りのようでしたが…「1日中好きなときに好きものを食べて飲んで遊んで、次の土地に運んでくれるので、まるでパラダイス!子どもがいるような家族連れには最高だね。また来ようかな!」と気に入っていました。
もちろん私たちにとっては、超巨大でエンターテイメント感溢れる船も、乗っている人たちも、毎日まわる国々も何もかもが「外国感」で溢れているので何もかもが楽しくて文句なしの旅でした!
ちなみに、フランスで「一般的には割と庶民的なイメージ」と書きましたが、もちろん上を見たらいくらでも豪華なクルーズ会社もあります。いつの日か超豪華版も体験してみたい…というのはいうまでもありません(笑)。
- ■協力
- とのまりこ
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