フランスのカフェやレストランで注文してびっくりしてしまうメニューはいろいろとありますが、フランスならではのがっつりしたお肉料理もまたそのひとつ。今日は驚いてしまうこと間違いなし(!?)なお肉料理について、お話をしたいと思います。
フランス人は霜降り肉が苦手!?
日本では、口の中でとろけてなくなってしまうくらいの霜降り肉が高級とされることが多いと思うのですが、フランス人は逆に脂身が少なく、噛めば噛むほど肉のうまみが出てくるようながっつり肉肉しい赤身の肉が大好き!(日本の最高級の霜降り肉を食べると、その食感や味わいが逆に苦手というフランス人が多いのです)
お肉の付け合せはポテトで決まり
カフェやレストランの定番ランチメニューは、「Steak Frites(ステーク・フリット)」という、ステーキ肉にフライドポテトがついたメニューで、老いも若きもみんなよくこのメニューを食べています。
『ステーク・フリット』という名の通り、庶民的なカフェなどでは大抵の場合このフライドポテトがつけ合わせについてきます。ちょっとおしゃれなお店になると、このフライドポテトがマッシュポテトやベイクドポテトに変わることも。
お店によっては、ジャガイモの調理法を選べたりすることもあります。いずれにせよがっつりしたお肉のつけ合わせのお供は大抵ポテトなのです。
フランスならではの肉々しいお肉を堪能
いわゆる肉を焼いた「ステーキ」に始まり、肉を生で食べる「タルタル」、ひき肉を焼いたいわゆる「ハンバーグ」的なものなど、フランスでの牛肉の食べ方はいろいろありますが、日本のやわらかい霜降り肉を想像して注文してしまうと、がっかりしてしまうことも多いので注意が必要です。
とはいえ、フランスの肉々しいお肉もすごくおいしい!噛めば噛むほどうまみがじゅわっと溢れてきて、脂分が少ないので案外あっさりしています。だからこそ、ボリューム満点のお肉を女性だってお年寄りだってペロリと食べることができちゃうんですね(とはいえ、日本人にとってはかなりボリューミーなことにかわリありませんが…!)。
肉料理のときは、必ず焼き加減を聞かれますが、そんな赤身肉なので火を入れすぎない「ア・ポワン(ミディアム)」か「セニョン(レア)」がおすすめです。生肉が苦手でなければ、ぜひフランス人風に「セニョン」でご注文を!
日本でも赤身肉がブームになったりしているようなので、ぜひ、フランスへ訪れる際は、フランスならではの肉々しい肉をご堪能ください♪
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