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    年に1度の建物公開が開催中!庭園美術館でアール・デコ探訪

    今日はちょっと日本で開催中のおすすめイベントについてご紹介いたします!フランス好きな方にはぜひ訪れていただきたい、東京都庭園美術館で開催されている展示会『アール・デコ・リヴァイヴァル!』です。

    アール・デコとは、1925年にパリで開催された『アール・デコ博覧会』で花開いた美しい様式。

    実は、庭園美術館の本館は、そのアール・デコ様式で作られた建物なのです。現在は、国の重要文化財にもなっており、年に1度だけ開催される「建物公開展」のときでしか内部を見ることができません。今回の『アール・デコ・リヴァイヴァル!』では、その本館の公開とともに、フランス絵本コレクションが公開されています。

     

    アール・デコ様式を取り入れた美しい建築

    東京都庭園美術館の本館のまたの名を「旧朝香宮邸」と呼びます。パリに滞在された朝香宮ご夫妻が1925年にパリで開催された『アール・デコ博覧会』を訪問されたことがきっかけとなって誕生しました。のちに首相となった吉田茂の外務大臣公邸としても使用された歴史ある建物です。

    家具、壁、照明のひとつひとつがアール・デコ様式で、その美しさとともに、宮家が過ごした歴史を紹介した写真や衣装などが公開されています。

     

    フランスのレアな絵本が展示!

    同時に開催されている企画展が『鹿島茂コレクション フランス絵本の世界』。フランス文学者である鹿島茂さんが、30年以上に渡り収集を続けたというフランスの絵本コレクションの数々が展示されています。

    撮影が許可されているエリアは、ごく一部のため写真は少ないですが、それはそれは見事なコレクション!フランス絵本界の黄金期と言われる時代の作品から、誰もが知っている人気キャラクターの絵本まで。素晴らしい作品たちを間近に見ることができるおもしろい展示です。フランス好きな方にはぜひおすすめしたい展覧会になっています。

     

    ミュージアムショップもフランス気分!

    毎回、展覧会に合わせてすべてが入れ変わるというミュージアムショップ。

    今回の企画展に合わせて、私のお店『ぼわっと』も参加させていただいており、ミュージアムショップの片隅がフランス雑貨でいっぱいの世界に変わっています。

    そのほかフランスにちなんだ食品や雑貨や本なども販売されており、おみやげ探しにもぴったりです。フランスがテーマということで、リサとガスパールの本も置かれていましたよ。春のお散歩がてらぜひ遊びに行ってみてくださいね。

     

    • ■施設情報
    • 東京都庭園美術館
    • 住所:東京都港区白金台5-21-9(地図
    • 休館日:第2・4水曜日
    • 開館時間:10:00〜18:00

     

    • ■開催中の展覧会
    • 建物公開 旧朝香宮邸物語/鹿島茂コレクション フランス絵本の世界
    • 会期:2018年3月21日(水)-6月12日(火)

     

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