パリの人々はもちろん、観光客にとっても便利な足となっているパリのレンタル自転車サービス「Velib’ (ヴェリブ)」。
パリに旅行に行ったことある方ならもうご存知かもしれませんね。パリ中のあちこちにステーションがあり、好きなところで借りられて、好きなところで返せるという便利な自転車システムです。
その「ヴェリブ」が、電動自転車を導入したり、自転車のデザイン変更などの大幅なリニューアルを開始しました。その準備のために昨年はあちこちの「ヴェリブ」ステーションが閉鎖。「一体『ヴェリブ』はどうなってしまうのだろう!?」という時期が長く続きました。
乗り捨てOKな新しいシェアリングサイクルが登場
そんな中またたく前に広がっていったのが、町の中どこにでも乗り捨てできるというシェアリングサイクル(本当に一瞬のうちに増えていったんです!)。
「ヴェリブ」のようにステーションに返す必要がなく、町の中の好きなところに自転車を放置してOKというもの。
友達の家、レストランなど行きたいところまでピンポイントで行き、そのまま乗り捨てできるので、ある意味便利なのですが、道路の真ん中だろうが、人の家の入り口だろうが、横断歩道の横だろうが、本当にどこでも自由すぎるほど自由に乗り捨てられるという事態に…。
「日本だったら大問題になるだろうなあ…」なんて眺めながら、パリでは今後一体いつまで、どこまでこの自由すぎるシェアリングサイクルが広がっていくのかなと観察しているところです。
スマホアプリを活用した簡単サービス
携帯に専用のアプリをダウンロードして課金しておき、QRコードを読み取ることで自転車の鍵を外すのです(デポジットが15ユーロで、30分ごとに0.5ユーロという料金システム)。乗り捨てられている自転車は、アプリ内のマップでチェックすることができます。
黄緑色の自転車の「Gobee.Bike」という会社にはじまり、赤、黄色…とパリを歩くたびに新しいシェアリングサイクルを発見する毎日。
自由すぎる乗り捨て具合には疑問を感じつつ、簡単で便利なので、観光でパリに遊びに来ている方々にとっては「ヴェリブ」よりも使いやすいのかも…!?機会があったらぜひトライしてください。そして、あり得ないところに乗り捨てられている自転車を探してみてくださいね(笑)。
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