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    パリの新顔パティスリー『キャラメル・パリ』の絶品スイーツ

    先日、「最近、パリのパティスリー事情がかなり変わったようだけど、今のおすすめはどこ?」と、パリに暮らす食がとても詳しいジャーナリストの友人に聞いてみると、最初に出てきたのが『Karamel Paris(キャラメル・パリ)』でした。

    取材をしたいという話もしたら、「お店もとってもかわいくて一押し!」とのこと。ということで、さっそく行ってみました!

     

    口溶けのよいキャラロールが人気

    ここは、ラデュレで5年間シェフ・パティシエ・インターナショナルを勤めたNicolas Haelewyn(ニコラ・エルウィン)さんが独立して出したお店です。

    ショーウィンドーには、かわいらしい「Kararolls(キャラロール)」がずらり。キャラロールには、たっぷりキャラメルソースがかかっており、中にもとろ〜り柔らかいキャラメルが入っています。キャラメルはクリーム状で、甘すぎず、重くないから不思議です。

    しかもお値段もリーズナブル。なんと3ユーロでした。こちらはパティスリーですが、ヴィエノワーズリーも置いていて、キャラロールはここオリジナルのヴィエノワーズリー。他にもパン・オ・ショコラが1.60ユーロと、まるでパン屋さん価格。もし、近くに住んでいたら、毎日通ってしまいそうです。

    ビジュアルの美しさにも魅了されます

    『Karamel Paris』ご自慢のキャラメルは、要冷蔵で、まるでショコラティエのように6種類のフレーバーを楽しむことができます。詰め合わせにして、プレゼントにすることも。

    キャラメルというと、こってり飴状なイメージで、歯にくっつくものなども想像しがちですが、ここのは違いました。柔らかくて口溶けがとてもよく、大人な味。これはクセになるおいしさです!

    昔ながらのタルト・シトロンも絶品

    と、ここまでキャラメルの話になってしまいましたが、ここのおすすめはキャラメルだけではありません。どちらかというと、「キャラメルを得意としているパティスリー」と言った方がいいかもしれませんね。

    定番のひとつがこちら、「タルト・シトロン(レモンのタルト)」。フランスの新聞「les Echos」という経済誌にも、「おそらく、パリで最もグルマンなタルト・シトロンだ!」と言わせるほど。その理由は、きっと2つあります。

    最近のパリのタルト・シトロンは、昔ながらの焼きメレンゲをなくしたすっきりタイプのものがトレンドとなっていました。一昔前の伝統的なレシピは、中のレモンクリームはこってりとしていて甘酸っぱく、その上に甘いメレンゲが山のように乗っているというもので、これぞおばあちゃんのレシピと言ったものが中心でしたが、すっかり姿を消してしまいました…。それが、ここでは伝統的なレシピを再現し、さらにおしゃれにメレンゲとなり登場!

    私の好みは、ちょっと懐かしいメレンゲ付きのタルト・シトロンでしたから、ひと口食べて、お気に入りに殿堂入りしました。

    もう1つの理由は、一番下に少しキャラメルソースの層が入っていること。これが、甘さ控えめのレモンクリームの酸味とベストマッチ!「う〜ん、もっと大きければいいのに!」と思わせる絶品タルト・シトロンでした。

     

    白鳥のようなシュークリーム!?

    もう1つの名物は、オリジナルシュークリーム!季節なのかシェフの気分なのか、たまに変わるレシピで、目も舌も楽しませてくれます。今日のシュークリームは、「Brown Swan(ブラウン・スワン)」。茶色の白鳥という名の通り、美しいフォルムで、即決でチョイス!羽がチョコレート、シュー皮もチョコレート風味、ボディーはムース・オ・ショコラ。中にはもちろんキャラメルも!

    お店は、店内の半分がサロン・ド・テになっているので、イートインできます。最近のパリの人気パティスリーは、店舗だけのところも多く、すぐに食べたいときなどに困ることがよくありますが、ここは大丈夫。店内でさっそく「ブラウン・スワン」と共にティータイムを楽しみました。

    もちろんテイクアウトもできます。

    お店を出るとすぐにアンヴァリッドの芝生が広がっているので、あたたかいピクニックもおすすめ。

    『Karamel Paris』のあるサン・ドミニク通りから見えるエッフェル塔

    『Karamel Paris』のお店は、パリでも有数のレストランとパン屋とパティスリーがひしめくことで有名なサン・ドミニク通りにあるので、お散歩して食べ比べするのもおすすめです。

     

     

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