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    セレブも訪れる!世界屈指のリゾート地コート・ダジュールの魅力

    3月の最後にサマータイムに突入してから、びっくりするくらいのスピードで日が長くなっていくフランス。暑いくらいの日があると思えば、再びダウンジャケットを取り出す寒さに戻ったり…。日本のように安定した春というわけにはいかず、夏服と冬服の人がごちゃまぜになる季節です。

    イースターのバカンスも終え、今パリジェンヌたちが話す話題は夏休みのバカンスのこと。「夏休み」ってちょっと気が早い気もしますが、「バカンス命」の国。真っ青な海と空と、光り輝く太陽を求めてどこへ行くかということが目下の重要事項なのです。

     

    海と空と太陽の街コート・ダジュールへ

    2月のニース。暖かいので海岸沿いは日向ぼっこをする人でいっぱい

    さて、そんな「海と空と太陽」の全てがそろっている人気の地のひとつが南仏「コート・ダジュール」。日本人にも人気の地方で、パリと組み合わせたりする人も多い場所。今日はフランス人たちが夢中な「夏のバカンス先」の話題にもよく登場する「コート・ダジュール」の拠点となるニースの風景をお届けしたいと思います。

     

    ニースにはお金持ちの別荘がたくさん!

    海を楽しむ人たちでいっぱいになる真夏のニース

    「ニース」は世界に誇るリゾート地。世界中のお金持ちたちが別荘を建てる場所としても有名で、有名人やスターたちの別荘があちこちに。

    もともとは19世紀のはじめ頃、イギリス人が保養地としての魅力に注目したことがきっかけなのだそう。海岸沿いにあるニースで最も有名な大通りに「プロムナード・デザングレ(=イギリス人の遊歩道)」という名前が残っているのは、そんな歴史的背景があるからなのです。

    豪華絢爛な宮殿のようなネグレスコホテル

    19世紀末から第一次世界大戦前にかけての「ベルエポック」と呼ばれる時代には、北ヨーロッパの王侯貴族たちが冬を過ごし、その時に建てられた豪華な別荘が、「ネグレスコ」に代表されるような高級ホテルになっています。

    数々の有名人たちも滞在し、ミシュランの星つきレストランなども入るニースを代表する高級ホテル

    いつか一度は泊まってみたいゴージャスな海岸前のホテルです。温暖な気候で豪華なホテルもあるということでニースが、日本からの新婚旅行先として人気なのも納得です。

    海岸が人でいっぱいになる夏はもちろんですが、冬でも温暖なのが南仏の魅力。一番最近、私がニースを訪れたのは2月。

    真冬の海岸は人の数は少ないけれど、水遊びをする子供達がいるくらい暖かい

    どんより曇り空が多い寒くて、寒くてたまらない真冬真っ盛りのパリから数時間TGVで南に下るだけで、すでに海で遊んでいる人がいる!そして毎日青空が広がっている!そんなニースを見て、「あ〜やっぱり南仏はこんなに違うのかあ…」と改めて衝撃を受け、南仏の魅力にとりつかれたのでした。

    以前にご紹介した「マルセイユ」などもそうですが、南仏は晴れの日が年間300日もあるのだそう。パリから考えると羨ましいばかりの太陽の地です。真冬もわりと温暖な気候の中で散歩を楽しむことができるので、1年中季節を問わずおすすめできる場所。近郊にはまた絶対に足をのばしてほしい素敵な村々などもあるのでまた違う機会にご紹介しますね!

     

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