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フランス生まれの植物療法「ジェモセラピー」で心と身体を労わろう

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フランス生まれの植物療法「ジェモセラピー」で心と身体を労わろう

植物の力を利用して体や心の不調をケアする「ジェモセラピー」をご存知でしょうか。約50年前にフランスで生まれたジェモセラピーは、植物の「新芽」や「蕾」から抽出したエッセンスを飲むことで、健康へと導いてくれる比較的新しい植物療法です。

今回は、GAJ日本ジェモセラピー協会の代表を務める盛山葉子さんに、ジェモセラピーの特徴と活用方法を伺いました。

 

植物の「薬用成分」と「エネルギー」を取り込み、細胞から活性化!

植物の「新芽」や「蕾」から抽出したエッセンスを用いる「ジェモセラピー」。

その語源は、フランス語の「新芽」と、ラテン語の「宝石」に由来したものです。

アロマセラピーやフラワーセラピーなどの、他の植物療法と異なる点として、「植物の薬用成分とエネルギーを体内に取り入れること」が挙げられます。

植物の効能などが事細かく説明されているジェモセラピーのテキスト

「ジェモセラピーでは、植物の新芽や蕾に含まれる『植物幹細胞』を抽出し、体内に取り入れることで心身のケアを目指します。

サプリメントのように『足りないものを補う』のではなく、元々体に備わっている『バランスをとる力』や『適応する力』を引き出し、健康へと導いてくれるんです」。

GAJ日本ジェモセラピー協会代表の盛山葉子さん(左)、スクール講師も務める娘の盛山愛佳さん(右)

このように話してくれた盛山さんは、「根本治療や体質改善にも効果的」と続けます。

近年、フランスを中心に注目が高まり、ジェモセラピーのレメディ(“治療”や“薬品”という意味。ジェモセラピーの場合は植物から抽出したエッセンスのこと)はビオショップや薬局でも販売。なかには、処方薬の一種として取り扱っている病院もあるそうです。

盛山さんは、「幅広い年代の方が、不調時の症状緩和だけでなく、予防として、また根本治療に向けて生活に取り入れている」と話してくれました。

 

朝晩に希釈して飲むだけ。取り入れやすい手軽さも魅力

以前はフラワーエッセンスを用いたサロンを経営していた盛山さん。たまたま手にしたジェモセラピーのエッセンスにご自身が魅了されたんだとか。

また、実際にジェモセラピーを取り入れた方たちからの、「不調が改善した」「症状が緩和した」という声を聞き、2013年頃からジェモセラピーへの学びを深めていったそうです。

「心のケアに効果的なフラワーエッセンスに対して、ジェモレメディは植物の薬用成分が入っているため、心だけでなく体への働きかけもしてくれるところが魅力です。現在、100種類以上のジェモレメディが開発され、症状や悩みに適したエッセンスを提案することが可能となっています」

ジェモレメディの取り入れ方は、「朝と夜に希釈して飲む」というシンプルなもの。

体に負担のかかる成分は含まれていないため、赤ちゃんや妊婦さん、ご高齢の方や、ペットにも使うことができるそうです。

「お水や白湯に、ジェモレメディを15滴程度垂らし、ゆっくり飲んでください。お水の量は、飲み切れる程度であればOK。お子さんの場合は『年齢×2滴』が目安となります。

風邪気味のときや、便秘で悩んでいるときなど、病院に行くかどうか迷う程度の不調にもオススメです。病院で処方される薬との併用も可能なので、その時々の体調に合わせて取り入れてみてください」

人によっては、3〜5滴で効果を実感できる場合もあるとのこと。初めて飲む際は、数滴程度から試してみても良さそうです。

現在取り扱っているエッセンスは18種類。スギナなど日本ならではの植物から抽出した「和ジェモ」も取り揃えています

また、ジェモレメディはハーブや植物のナチュラルな香りを楽しめますが、中には独特の香りのものも。飲みにくい場合は、ジュースやお茶などに入れても良いそうですが、煮立ててしまうと成分が飛んでしまうため注意しましょう。

また、盛山さんはジェモセラピーを始める方に、「3週間続けたら、1週間お休み期間を設けるように」とアドバイスしています。ジェモレメディを飲まない期間を作ることで、「植物に頼り過ぎないサイクル」を作れるようになるとのこと。

効果の感じ方は人それぞれ。飲んですぐに変化を感じる方もいれば、1瓶なくなる頃に効果を実感されるもいるようです。「悩みが改善されたから、2瓶目は必要ない」という方も少なくないそうです。

 

不調や悩みに合わせたエッセンスを選んで、健やかな毎日を!

盛山さんのジェモセラピーストアでは、高品質の「Herbiolys(エルビオリス)」の商品を取り扱っています。その中で初心者に取り入れやすいジェモレメディを紹介してもらいました。

「1番人気は、万能薬とも言われる『カシス』のエッセンスで、体のパワーを引き上げてくれます。また、風邪のケアに効果が期待できる『ミコリス』や、日々を生き生きと元気に過ごしたい人には『ヴィタリス』、妊活中や婦人科系の不調には『ラズベリー』をおすすめしています。これからの梅雨時の不調には、『ハンノキ』のエッセンスも良いでしょう」

ジェモレメディは、「一回に3種類まで」混ぜて飲んでもOKとされています。自身の不調や悩みに合わせて、2、3種類をストックしておくのも良さそうです。

ちなみに、盛山さんが最初に口にしたのは、心のケアに効果的と言われる「デタントリス」。

「飲んだ瞬間に胸がスーッとしてきて、『他の植物療法とは何かが違う』と直感した」と、当時の感動と驚きを話してくれました。

エルビオリスのジェモレメディは、無農薬・有機栽培で育てられた植物のみを使用し、プラスチック容器を使用しないなどの、環境への配慮も徹底しています。

さらには「植物への敬意を払う」という姿勢から、植物を摘んでいる最中は笑顔で作業しているとのこと。「エルビオリスのエッセンスには、植物のエネルギーだけでなく、作り手の『笑顔』も詰まっているんですよ」と盛山さん。

日本でも徐々に知名度が上がり始め、最近では、ナチュラルフードやオーガニック製品を取り扱う『BIOPLE(ビープル)』や伊勢丹新宿店・ビューティーアポセカリーでの販売や、メンタルクリニック、整形外科での取扱もあるそうです。

 

「薬に頼らず不調を改善したい」と考えている方にオススメのジェモセラピー。植物の薬用成分と新芽のエネルギーを取り入れて、心と体調が落ち込みがちな梅雨の季節をより健やかに過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

 

フランス生まれの植物療法「ジェモセラピー」で心と身体を労わろう

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