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    建築とスイーツと。時間旅行を楽しむ癒しカフェ4選

    いよいよ、夏休みが始まるこの季節。今年も海外旅行や遠出は難しいかもしれませんが、「過去への旅はできるかも?」ということで、長い歴史を持ち時間旅行を叶えてくれるカフェをご紹介します。今回は、純喫茶や建築をこよなく愛するライター・ひかるさんに、都内近郊のお店を5店舗教えていただきました!どこも個性あふれる素敵な空間が出迎えてくれます。

     

    美術展のあとは、期間限定スイーツを。『三菱一号館美術館』の『Café 1894』

    まずご紹介するのが、丸の内の名所ともいえる『三菱一号館美術館』の中にある『Café 1894』です。赤レンガが印象的な佇まいの建物は、1894年に竣工した「三菱一号館」の図面や写真などを手がかりに可能な限り忠実に復元されたもの。

    明治時代に三菱合資会社の銀行の営業部が窓口業務を行なっていたカウンターまで忠実に再現されており、まるで映画の世界に迷い込んだよう。入り口からは想像のつかない高さの吹き抜けの空間が広がり、太い柱が印象的。重厚感のある柱のそばの席がおすすめです。下から柱を覗いてみると、迫力満点!1894年当時をタイムスリップしたような気分で、ゆったりとした時間を過ごせます。

    取材当時の展示会タイアップのスイーツ

    たくさんのスイーツやお食事の中から試していただきたいのが、展覧会をテーマにした会期限定のタイアップデザート。展示のテーマをスイーツでどう表現するのか、美術館をみている間に想像が膨らみます。ぜひ、展示をみた後に『Café 1894』に立ち寄ってみてください。

     

    • ■お店情報
    • Café 1894
    • 住所:東京都千代田区丸の内2-6-2 三菱一号館美術館に併設
    • 営業時間:11:00〜23:00(L.O.22:00)※変更の可能性あり
    • HP:https://mimt.jp/cafe1894/index.html
    • ※取材当時の内容となります。最新情報はお店のHPやSNSをご確認ください。

     

    新宿の憩いの場『らんぶる』

    地下への階段を降りると、まるで中世ヨーロッパのお城の中のような空間が広がる名曲喫茶『らんぶる』。新宿三丁目駅のすぐという立地にありながら、人混みを避けてゆったりと過ごせる空間です。

    クリーム色の塗壁に蝋燭型のウォールランプやきらきら輝く大きなシャンデリア。地下にありながらも天井が高いため、開放感があります。

    赤いソファと小さめの白いテーブルに映えるチョコレートパフェも人気。チョコがかかったザクザクのシリアルとバニラアイスにクリームがたっぷり。お買い物のひと休みにいかがでしょうか?

     

    • ■お店情報
    • らんぶる
    • 住所:東京都新宿区新宿3-31-3
    • 営業時間:9:30~18:00
    • HP:http://www.e-shinjuku.or.jp/archives/kamei/1037
    • ※取材当時の内容となります。最新情報はお店のHPやSNSをご確認ください。

     

     

    異国情緒あふれる横浜の眺めを堪能。『CAFE de la PRESSE』

    今度は都内から少し足を伸ばして横浜へ。日本大通り駅から直結の旧横浜商工奨励館(横浜情報文化センター)の2階の奥にある『CAFE de la PRESSE(カフェドゥラプレス)』では、フランス菓子やスイーツ、ランチを楽しむことができます。

    天井も高く開放感のあるクラシカルな空間。窓際の席からは「キングの塔」と呼ばれる神奈川県庁本庁舎を眺めることができます。横浜らしい異国情緒溢れる景色が広がっているので、訪れるたびに違った席に座って見るのも◎。

    全粒粉の自家製パンを使った「クロックマダム」

    タイミングが合えば、当時の旧貴賓室が保存、再現されている3階も見学することができます。エントランスから3階まで、どこをとっても天井装飾や照明が豪華で美しい建物です。

     

    • ■お店情報
    • CAFE de la PRESSE
    • 住所:横浜市中区日本大通11 情報文化センター2F
    • 営業時間:10:00~20:00 ※変更の可能性あり
    • HP: https://alteliebe.co.jp/cafedelapresse/
    • ※取材当時の内容となります。最新情報はお店のHPやSNSをご確認ください。

     

    かつて文豪たちに愛された旅館『起雲閣』の喫茶室『やすらぎ』

    最後のお店も都心から離れて熱海へ。喫茶室『やすらぎ』、文豪たちに愛された元旅館の『起雲閣』の中にあります。かつてバーだった空間を使った『やすらぎ』は、名前の通り庭を眺めながら和菓子や抹茶をゆったり楽しむことができます。

    青色のソファやタイルの床など、シックでありながら豊な色使い。バーの雰囲気を味わえるカウンター席もあり、ひとりで行かれる際はこちらの席もおすすめです。

    『起雲閣』の見学も可能なので、見学後に喫茶室でひと休みするコースが最適。サンルームの泰山タイルや山小屋風の洋室、黄金に光るローマ風呂、細密なステンドグラスなど、惚れ惚れしてしまう装飾を随所に見ることができます。

     

     

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    遠出のできない夏休みは寂しい気持ちもありますが、情緒あふれるカフェで素敵なショートトリップを楽しんでいただけたら幸いです。

    監修:ひかる

     

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