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    おいしさとセンスがぎゅっと詰まった鎌倉のデリカテッセン『DAILY by LONG TRACK FOODS』

    鎌倉在住の2人の女性が運営する『DAILY by LONG TRACK FOODS(デイリー・バイ・ロングトラックフーズ)』。

    白を基調とした店内には、ホームメイドの惣菜や焼き菓子、おしゃれなキッチン雑貨がたくさん!鎌倉市農協連即売所の奥まった場所にありつつも、お客さんが絶えず訪れる小さなデリカテッセンに訪れました。

     

    センスあふれる2人の「おいしいと思えるもの」、「素敵だと思えるもの」を厳選

    2009年、由比ガ浜で開店し、季節の素材を使った焼き菓子やお惣菜を販売してきた『DAILY by LONG TRACK FOODS』。2015年に移転先として選んだのは、鎌倉市や横浜市の農家さんが作った新鮮な野菜や果物を販売する「鎌倉市農協連即売所」の中。「レンバイ」の愛称で親しまれるこの場所にお店を構えた理由について、オーナーに伺うと「レンバイは以前から利用していたこともあり、親しみのある場所だったから」と教えてくれました。

    移転後の客層は、これまでの常連客に加え、地元の方もレンバイに野菜を買いにきた流れで、立ち寄るようになったそうです。「農家さんが販売する野菜を買って、それに合わせるドレッシングをうちで買って行く方もいれば、逆にディップをうちで買って、『これに合わせて野菜を買って帰ろう』という方もいます」。

    こちらの看板商品であるピクルスに使用する野菜を、農家さんから仕入れたり、農家さんが作っているキャロットドレッシングをお店に置いていたりと、レンバイ内での活発なコミュニケーションが行われているそうです。

    陽光射し込む明るい店内。かわいいキッチン雑貨

    「移転後、徐々に雑貨類も充実してきました。『作り手の顔が見えるホームメイドにこだわった商品』というのが当店のコンセプト。私たちがおいしい、素敵だなと思えるものをセレクトしています」。

    由比ガ浜でのオープン当初、販売していたのはピクルスと数点の焼き菓子のみだったそうですが、徐々にエプロンやキッチンブラシ、マグカップなどのキッチン雑貨も増え、今では50点以上の豊富な品揃えに。こぢんまりとした店内には、シンプルながらもこだわりを感じられる品物であふれています。

    ターゲット層なども定めず、お店づくりのハウツーも意識せず、「友人が作るおいしいピクルスを売ってみたい」という思いつきからスタートしたという『DAILY by LONG TRACK FOODS』。経営するおふたりの好みが詰まった店内は、これまで見て、感じて、味わってきたエッセンスが集約され、肩の力が抜けていくような、リラックス感を味わわせてくれます。

     

    看板商品は旬の野菜を使った「ピクルス」と、ホームメイドの「焼き菓子」

    ピクルスやディップ、焼き菓子は近所の工房で作られて運ばれてくる

    開店当時から変わらないレシピで作り続けているという「ピクルス」はこちらのお店の看板商品。酸っぱすぎないまろやかで親しみやすい味付けが魅力です。「季節によって中に入れる野菜を変えています。冬場はカブやカリフラワー、初夏はヤングコーンを使用して、旬を意識しています」とオーナー。マイルドな味わいなのでサラダ感覚で食べられます。

    漬け汁は捨てずに、トマトを加えてガスパチョ風のスープにアレンジするのもおすすめとのこと。無添加にこだわり、体に優しい素材で作られているので最後の一滴まで楽しめます。

    現在はスタンダードな野菜のピクルスの他、きのこのピクルス、ブレッド&バターピクルスの3種類を販売中

    キュウリや玉ねぎ、パプリカをリンゴ酢や三温糖、ターメリックなどで漬け込んだ「ブレッド&バターピクルス」は、「パンとバターのようにいつも食卓にあるもの」という意味を込めて作られたピクルス。ホットドックやハンバーガーなど、パンや肉料理の付け合せに良く合います。

    また、レジ脇に並んだホームメイドの焼き菓子たちも人気商品の1つ。アメリカンサイズのクッキーや、ピンクペッパーが混ぜ込まれたチーズサブレ、レモンケーキもリピーターが多い商品です。「この間食べたお菓子がおいしかったから、地方の友人に贈りたい」と買っていく常連のお客さんの姿も見られます。

    しっとりと焼き上げられたレモンケーキには、甘酸っぱいレモンのアイシングがたっぷり!

    クッキー缶。シンプルながらに、食感や風味にこだわった焼き菓子は、一度食べれば病みつきに!

    ザクザクとした食感がおいしいクッキーを、ミニサイズに焼き上げて詰め込んだ「クッキー缶」も手土産として人気。2カ月に一度、フレーバーが変わるそうで、2月いっぱいは2種類のチョコチップクッキーが14枚入っています。

    他にも、鎌倉の焙煎カフェ「カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ」にオリジナルでブレンドしてもらったコーヒー豆や、スタッフさんもよく行くという地元の中華屋さんのラー油なども棚に並んでいます。コーヒー豆は焼き菓子との相性を考えて深煎りで作ってもらっているそうです。希望があれば、レジ横に置かれたコーヒーミルで粉にしてくれます。

    「お店づくりでのこだわりは、お客さんとのコミュニケーション。おいしい食べ方や、使い方を伝えるように心がけています」と話すオーナー。「おいしいものを作って、お待ちしています」と笑顔で話してくれました。

    センスで溢れたこだわりのセレクト商品を持ち帰れば、きっとおうち時間も充実するはずですよ。

     

    ※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報は、お店のHP、SNSなどをご確認ください。

     

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