シンプルで上質なライフスタイルを提案するWEBマガジン “パリマグ”
  • FOOD

    池ノ上の焼き菓子専門店『やまねフランス』で味わう季節のお菓子

    京王井の頭線・池ノ上から歩くこと10分。淡島通りに『やまねフランス』はあります。扉を開けると、焼き菓子が放つ甘い香りが…。

    そこには、華やかな焼き菓子たちがズラリ。海外のお菓子屋さんのような雰囲気が漂っています。

     

    忙しい日々にお菓子を片手にほっと一息。池ノ上から徒歩10分『やまねフランス』

    2014年にオープンし、5周年を迎えた『やまねフランス』。忙しい毎日でも、旬の食材や果物を使った焼き菓子を通じて、四季の移り変わりを感じてほしい。そんな店主のやまねさんの想いが詰まったお店です。

    小さい頃から焼き菓子が好きだったというやまねさん。「実は1番作るようになったのは社会人になってからなんです。平日はとにかく忙しくしていたから、休みの日に家に篭りっきりで外に1歩も出ずお菓子を作っていました。お菓子作りは私にとってストレス発散になっていて。それを会社に持っていって、みんなに配ったら喜んでもらえた経験が『やまねフランス』の原点ですね」。

    もともと土曜日のみオープンしていた『やまねフランス』ですが、火曜日の夜もお店を開けるようになったのは、仕事帰りに地元の人が立ち寄れるお菓子屋さんになりたかったから。

    「帰り道に立ち寄れて、明日の元気になるような、ちょっとほっとする時間を『やまねフランス』のお菓子とともに過ごしてもらえたら。実際に、火曜日の夜は仕事帰りに訪れる男性も多く、自分のご褒美としてはもちろん、家族や奥さんにお土産で買って帰られる方もいますね」とやまねさん。

     

    意外な組み合わせにワクワクが止まらない。個性豊かな焼き菓子たち

    『やまねフランス』には、他ではあまり見かけない組み合わせの焼き菓子もたくさん!お菓子作りのポイントを伺うと、「ジューシーさにすごく気をつけているんです。フルーツと一緒に焼くことで水分を担保しつつ、外側はサクッとした食感を大切にしています」とのこと。

    また、「Ninjin Addict」「あしたのスコーン」「ボンジュールマフィン」など、「これは何だろう?」と思わせるユニークな商品名が目を惹きます。「わかりやすいネーミングもいいんですけど、せっかくなら『これ、なんですか?』ってお客さんとのちょっとした会話のきっかけになったら」とやまねさん。

    そんな思惑どおり、名前からして気になる焼き菓子ばかり!今回は、幅広いラインナップのなかで、定番商品ややまねさんおすすめの商品をいくつかご紹介します。

    週末に大切な人と一緒に食べるフランス伝統レモンケーキ「Week-end」

    『やまねフランス』の看板商品といえば、こちらのレモンケーキ「Week-end」。その名の通り、週末に大切な人と食べるフランスの伝統菓子です。

    レモンの果肉の食感と柑橘の爽やかな香りが広がります。表面には砂糖、中にはレモンクリームが入っていて、甘さと酸っぱさのバランスが絶妙です。

    ニンジン好きにはたまらないキャロットケーキ「Ninjin Addict」

    やまねさんの1番のお気に入りは、こちらのキャロットケーキ「Ninjin Addict」。「Addict」は英語で「中毒・中毒者」という意味。名前の通り、一度食べたら中毒になってしまうおいしさです。

    ニンジンの他にはスパイスと干しぶどうが入った複雑な味。表面はシナモンのクランブルがザクザクと、干しぶどうの歯応えも感じられます。食べる場所によって味の変化を感じられる楽しいお菓子です!

    ピーナッツに溺れる?ピーナッツバタークッキー「PBCC」

    もともと大きいサイズで販売していたピーナッツバタークッキーを、持ち運びやすく小さめにリニューアルしたという「PBCC」。ネーミングは「ピーナッツ・バター・クッキー・クラシック」。日持ちするものを増やしてほしいというお客さんの要望もあり、作られたのだとか。ピーナッツバターだけでは全然足りず、ピーナッツをかなり増量しています。「溺れますよ、ピーナッツに(笑)」と売り子のスタッフさん。

    明日が待ち遠しくなる「あしたのスコーン」

    ロゴからして明るい太陽の温かみを感じられる「あしたのスコーン」。「あした」には朝という意味もあり、翌朝や未来が待ち遠しくなるようなお菓子という想いが込められています。取材時は、プレーンと紅茶、くるみと全粒粉の3種類が販売されていました。

    お酒の味が癖になる「大人のかぼちゃケーキ」

    こちらも人気商品「大人のかぼちゃケーキ」。まるでプリンのように水分が多く、しっとりとした食感です。

    「大人」と言われる所以は、中に入っているお酒の量!焼き菓子では感じたことのないほど、ラムの味と香りが口いっぱいに広がります。根強いファンが多く、売り切れるのが1番早いのだとか。お酒好きな人は病みつきになること間違いなしです。

    上記の定番商品に加え、『やまねフランス』ではさまざまな季節のフルーツを使ったタルトやマフィンも揃っています。4月はマンゴーとピスタチオのタルトが登場するのだとか。どんな焼き菓子が販売されるかは、ぜひInstagramでチェックしてみてくださいね!

     

    家庭でできる身近な素材で、おいしい焼き菓子を届けたい

    旅行好きのやまねさんは、お菓子の素材だけでなく、うつわや内装も世界各国のものを集めているのだとか。店内を彩るお花は毎週お花屋さんが届けてくれたり、『やまねフランス』のロゴはデザイナーの友人が作ってくれたりと、内装のひとつひとつにも、手作りの温もりが感じられます。

    地元のお客さんのみならず、遠くからも訪れる方が増えてきたという『やまねフランス』ですが、やまねさんは自身のことをパティシエとは名乗れないとおっしゃいます。「生菓子やケーキが作れるわけではなくて、たまたま自分にできるのが焼き菓子だったんです。家庭でも作れるものを私なりにおいしくしている。本当に身近な町のお菓子屋さんって感じなんです」とやまねさん。

    ぜひ『やまねフランス』のお菓子を通じて、季節の移り変わりを感じてみてはいかがでしょうか?行く度に選ぶのが楽しく、新たな発見があること間違いなしです!

     

    • ■お店情報
    • やまねフランス
    • 住所:〒154-0001 東京都世田谷区池尻4丁目39−6
    • 営業日:[土]12:00〜/[火]19:00〜 ※売り切れ次第おしまい
    • Instagram:@yamanefrance

    ※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報は、お店のHP、SNSなどをご確認ください。

     

    ■一緒に読みたい記事

    ケーキも焼き菓子もマカロンもキャラメル!キャラメルだらけの『KARAMEL PARIS』

    ラム酒×スイーツのバー。四谷三丁目『bar dress』でラムの魅力を堪能

    フランス流の新年のお祝い!都内で見つけた「ガレット・デ・ロワ」4選

    PARIS mag OFFICIAL Instagram
    キャラWalker