ゆっくりとした時間が流れる、東急東横線祐天寺駅から徒歩15分ほど。住宅街の中にネイビーのレンガ造りのお店が見えてきます。
お店の名前は『トワル ド リベルテ(toile de liberté)』。フランス語の「自由なキャンパス」という意味をもじった造語です。
お店の内装は、インテリアデザイナーとして数多くのブランドや有名人の個人邸宅を手がけている笠原英治さん。笠原さんのセンスと技術によって生まれたとってもかわいい内装が出迎えてくれます。
今回は、奥様でショップディレクターとインテリアプランナーをしている笠原陽子さんにお話を伺いました。
多国籍ミックスな店内
お店に入った瞬間、「わあ!」と声を上げてしまうほど素敵な内装。店内の家具は陽子さんご本人がアメリカ、パリ、ベルギーなどに実際に赴き、買い付けたものたちです。
実は、『トワル ド リベルテ』はカフェでもありインテリアショップでもあるのです。「暮らしに必要な食と住を、お客さんが自由に彩れるようなお店にしたい」と考え、店内で使用している家具の販売もしているのだそう。お店の名前の由来「自由なキャンパス」に通じる、オーナーの想いが垣間見えますね。
外はカリッ、中はふんわり。絶品の自家製フォカッチャ
さて、今回いただいたメニューはおすすめの「ブレックファーストプレート」と「パンケーキプレート」。
ドリンクセットまたはデザートセットにすることができ、日替わりスープ(なくなり次第終了)が付いてきます。この日はほんのりした甘さと清涼感がたまらないビシソワーズでした。
「ブレックファーストプレート」は、パンを自家製フォカッチャかイングリッシュマフィンから、卵料理はスクランブルエッグかフライドエッグから選ぶことができます。
今回は自家製フォカッチャとスクランブルエッグをセレクト。サイドにはリーフサラダ、日替わりのデリ、骨付ソーセージ、ベーコンが付いてきます。
ドリンクは注文を受けた後にじっくり煮出すロイヤルミルクティーを。ホイップとシナモン、ミントがトッピングされています。煮出すだけあって、他のお店ではなかなか味わえない紅茶本来のおいしさを味わうことができました。
野菜もたっぷり摂取できるので栄養バランスも◎。
「せっかくカフェを営業するなら自分たちで作ったものを届けたい」という想いから、お店で生地を練って作られているフォカッチャ。国産小麦を使用しています。厚み5cmほどの見た目とは裏腹に、カリッとした外側とふんわり優しい中身が食べやすく、ペロリと食べられちゃいます。
スクランブルエッグは甘すぎずちょうどよい塩加減、卵のおいしさが優しく伝わってきて絶品でした。
中にりんごが!一度食べたらやみつきのパンケーキ
モーニングメニューということで、メインメニューになった「パンケーキプレート」。注文を受けてから生地を立てて焼くので、できたてが食べられます。
このパンケーキ、なんと中にキャラメリゼしたりんごが入っているのです。使用しているりんごは陽子さんのご実家、盛岡の果樹園から直送されたもの。国産小麦を利用したヘルシーな生地とのマッチングが絶妙でずっと食べていたくなっちゃいます。りんごが入っていることによって様々な食感が楽しめるのも楽しい!トッピングのバターとメープルシロップとの相性もばっちりです。
ふわふわでとろけるようなパンケーキはファン続出。『トワル ド リベルテ』に来たなら絶対に食べたい1品です。
サイドは「ブレックファーストプレート」と同じラインナップ。骨付ソーセージとベーコンはとってもジューシー。パンケーキとベーコン&ソーセージとメープルシロップの相性も絶妙で飽きずに最後まで食べられます。
日替わりデリはキャロットラペのくるみ和えでした。珍しいこの組み合わせ、想像以上にマッチングしていてとってもおいしかったです。デリとスープを日替わりにしているのは、お客さんが来店する度に新たな出会いを味わってほしいからだそう。また来たくなる、うれしい心遣いです。
ドリンクはアップルジュースをセレクトしてみました。こちらも盛岡からの直送りんごを使用。りんごそのものを飲んでいるかのようなフレッシュ感と果汁の甘み。ぜひ一度味わっていただきたいです。
ここでしか食べられないやわらかな自家製ベークル
自家製ベーグルにクリームチーズとりんごのカラメルをサンド、はちみつとミントをアクセントにした「ハニーアップルベーグル」もいただきました。
ベーグルというと重量感と歯ごたえがあるものをイメージしがちですが、こちらのベーグルは軽くてふわふわ。とっても食べやすい!クリームチーズとりんごがサンドされ、はちみつ、ブラックペッパーも入っているので、食べるごとに異なる味を楽しめ、食べていて飽きません。ミントのさわやかさが絶妙な1品でした。
メニューは他にもサンドウィッチ、サラダボウル、自家製グラノーラクッキーや日替わりケーキ、数種類のスムージーなど豊富。ワインなどのアルコールも多数揃っています。
隅から隅までこだわりぬかれた店内で異国情緒を味わって
インテリアはもちろん、ランチマットやお皿ひとつひとつにもこだわりを感じる店内。メニューのラインナップと相まって海外のおしゃれカフェに来たような気分になれます。
アンティーク調の広々としたテーブルはゆったりと過ごせます。また、店内は赤ちゃん、ベビーカー、ペットもOK。誰でもリラックスして過ごせるおもてなしが伺えます。
お店自体は戦前からある古民家を改装したのだとか。よく見ると梁や柱が古く、その歴史を感じられます。スタッフさんたち自ら貼ったという床のタイルもぜひチェックしてみて。
わざわざ来たくなるカフェ『トワル ド リベルテ』で、ゆっくりとおししいランチと海外気分を味わってみてはいかがですか?
- ■お店情報
- toile de liberté(トワル ド リベルテ)
- 住所:東京都目黒区中町2-1-1(地図)
- 電話:03-5708-5931
- 営業時間:10:00〜18:00(L.O17:30)
- 定休日:月(不定休あり)
※記事の内容は取材当時のものです。
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