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    サンドイッチとソーダの新しい名コンビ!渋谷『TOKYO KENKYO』のやみつきサンド

    渋谷と代官山のほぼ中間に位置する渋谷区南平台町。そこにひっそりと建つ小さな一軒家。

    『TOKYO KENKYO(トウキョウ ケンキョ)』というカフェです。

    センスのよいソファやテーブルが並んだ店内。のんびり過ごすもよし、おしゃべりを楽しむもよし。お客さんそれぞれが好きなように時間を過ごせるのがこの店の魅力です。

    「近所の人がよく利用してくれるんです。はじめて来た方が、その後何度も来てくれるということも多いですね」とは、店長さんの言葉。取材当日もご近所に住む母娘がお茶を楽しんでいたり、近くで働いている方々が打ち合わせをしていたりする様子が見られました。

     

    旬のフルーツをたっぷり漬けた自家製シロップ

    このお店の目玉は、サンドイッチとソーダ。もともとサンドイッチが好きだったという店長さんがこのお店でサンドイッチのパートナーとして選んだのがソーダでした。

    『TOKYO KENKYO』のソーダは、季節のフルーツとお砂糖のみで作られたシロップをソーダで割ったもの。最低でも1週間は漬けるというシロップは、毎日12種ほど用意されています。

    取材に伺った時は、ザクロと柿がこの秋最初の試作として漬けてありました。季節によってフルーツを選び、またそれぞれの味によって少しずつ改良していくのだそうです。

    定番メニューの「繊細のキウイシロップ(右)」と「黄緑のレモンとライムシロップ(左)」も人気。しっかり熟成されているので、酸っぱさよりも果実の奥深い甘みを感じることができます。

     

    店長もお気に入り!「マッシュポテトと揚げ野菜のサンドイッチ」

    そして、忘れてはいけないのが「ソーダと合う」という哲学のもと作られているサンドイッチ。1番人気のメニューを伺ったところ、「どれもまんべんなく人気です。でも僕のおすすめは『マッシュポテトと揚げ野菜のサンド』かな」との答えが。

    食パンはタルイベーカリーのもので、少しトーストして使用。ブロッコリーやズッキーニ、ごぼう、れんこんの素揚げ、レタス、マッシュポテトがたっぷりサンドされ、野菜だけとは思えない満腹感。さっぱりとしているのに旨み満点のソースも重要なアクセント。「いろいろな調味料を調合し、改良を重ねできた秘伝のソース」というこちらのソースには、ソーダにも使われるフルーツシロップも入っているのだそう。ウスターソースのようでもあり、バルサミコソースのようでもあり…とにもかくにも具材との相性が抜群で、クセになる味わいです。

     

    ネーミングに偽りなし!「極厚の豚ヒレサンド」

    もうひとつのおすすめメニューは、「極厚の豚ヒレサンド」。

    3cmはあるのでは?という厚いヒレカツがサンドされており、「極厚」の冠に偽りのない贅沢な1品。こちらも秘伝のトンカツソースがたっぷり。ソースのいい香りに誘われ、思いっきりかぶりつくと、びっくり!「こんなに柔らかいカツあるの!?」という柔らかさとジューシーさに衝撃を受けました。

    カツ用のお肉は冷凍のものを使わず、毎朝仕入れ、下処理を丁寧にしっかりと施すことで驚きの柔らかさを実現。毎回、オーダーを受けてから揚げています。揚げたてのサクサクの衣とジューシーさ満点のお肉、そして秘伝のソース。これらが生み出す絶品コラボレーションを楽しめるカツサンドです。もちろんソーダとも相性抜群で、一緒にいただけばペロリと食べられてしまいますよ。

     

    何度も食べたくなるやみつきサンド

    「何度も食べたくなる味を目指しています」と、その言葉の通り具材もソースもどれも味わい深く、そして具材同士のコンビネーションも完璧。何度も食べたくなること間違いなし。1度来て、その後常連さんになる方もいるという話も納得です。

    都心でありながら静かな場所、リラックスした店内の雰囲気、お客さんと店員さんの和やかな会話、味わい深いボリューム満点サンドイッチ、旬を詰め込んだソーダ。きっと訪れる度に、新たな味や人との出会いがあるのだろうなと、そんな予感がしてきます。一度訪れたらきっとクセになる、ふらりと何度も訪れたくなるお店です。

     

     

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