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    チョコレートでいっぱい!フランスのイースター

    春を感じる日が多くなり、太陽を待ち望んでいるフランス人がちょっとウキウキしてくる3月から4月にかけての季節。この時期になるとフランスでは街中にチョコレートがあふれかえります。老若男女みんながチョコレート大好きなこの国。普段からチョコレートは街中にあふれかえっていると言えばそうなのですが…。この時期はその規模が違うんです。なぜなら4月はイースターの祝日があるから。

     

    フランスのイースターはチョコレートがいっぱい

    フランス語で「イースター」は「Pâques(パック)」。十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが復活したことを記念する祝日です。「春分の日のあとの、最初の満月の次の日曜日」という決まり。その日曜日の翌日の月曜日も「Lundi de Pâques(ランディ・ドゥ・パック)」と言って祝日になります。2015年は4月4日(土)が満月だったので、5日の日曜日、そして6日の月曜日が祝日に。

    フランスのスーパーには特設コーナー(コーナーどころの規模じゃない!陳列棚が複数分も)が設けられ、パン屋さんやパティスリーのウィンドウには卵やウサギや鐘の形をしたチョコレートが並びます。人気パティスリーでは毎年「パック」用のケーキが発表され、かなり盛り上がるチョコレート祭り。

     

    子ども達の楽しみはチョコレート探し!

    「パック」の祝日の日、大人たちはこっそりと買い貯めしておいたチョコレートを庭に隠します。鐘の合図で子ども達はチョコレート探し!

    庭がなくても公園や森に遊びに行き、色々な場所でチョコレート探しを楽しみます。

    抱えきれないほど見つけたチョコレートは、みんな子ども達のおやつ♪

    フランスの「パック」ではチョコレート探しの他に「Pâté de Pâques(パテ・ドゥ・パック)」と呼ばれる卵入りのパイ生地包みパテもいただきます。この時期、マルシェ(市場)に行けばあちこちに。「パック」の日は家族や親戚で集まって一緒に食事をすることも多く、まるでクリスマスみたいなごちそうをいただきます。

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