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    気まぐれに現れる古本屋さんを巡るセーヌ川散歩

    パリの中心を流れる有名な「セーヌ川」。ルーブル美術館、オランジュリー美術館、オルセー美術館、エッフェル塔にノートルダム寺院など、セーヌ川沿いはパリを代表する観光地がずらりと並ぶ豪華な散歩道です。

    以前の記事で、夏にはビーチも登場すると紹介しましたが、今回はセーヌ河岸のもうひとつの楽しみを紹介したいと思います。

     

    古本屋さんがセーヌ川沿いの箱の中から現れる!?

    それはセーヌ川名物でもある「Bouquiniste(ブキニスト)」。

    「ブキニスト」とは、もともと「古本を売る人」という意味で、セーヌ川沿いに並ぶ古本やポスターや絵葉書などを売る屋台のようなお店のこと。

    パリを横断するセーヌ川の中でも特に、ノートルダム寺院があるシテ島やそのすぐお隣のサンルイ島(セーヌ川の中にある小さな2つの島)周辺に数多く見られます。

    セーヌ川沿いの並木路に並ぶ、まるで棺桶のような見た目の深緑色の箱。南京錠で鍵を開ければパカっと棺桶(のようなもの)の蓋が開き、中に詰まっている古本やポスターを並べ、あっという間に小さなお店になるのです。

     

    開店時間は不明!気まぐれなブキニスト

    それぞれの箱(=お店)の持ち主である店主は好きな時間にやってきてお店を開き、椅子に座って本を読んだり日向ぼっこをしたり居眠りをしながらお店番をしています。

    みなさんとっても気まぐれなので、開店時間や曜日は特に決まってはいません。太陽がいっぱいの晴れた日の午後や週末などが開いている確率がいちばん高いです。

     

    パリっ子も足を止めて掘り出し物探し

    ちょっとしたインテリアになりそうな素敵な古いポスターや観光客が気になるエッフェル塔モチーフのものなど、道行く人が思わず足を止める姿が見られます。パリの風物詩のひとつともいえるセーヌ川沿いの「ブキニスト」。

    晴れた日の午後。パリの景色を楽しみながら散歩をしつつ素敵なものを探しに行ってみてはいかがですか?その際はぜひそれぞれの「ブキニスト」店主ののんびりまったりした店番風景を楽しんでみてくださいね!

     

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