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    爽やかレモンで暑い季節にぴったり!パリの夏を彩る個性豊かなタルトシトロン

    「パリのパティスリーで何が好き?」と聞かれて私がまず1番に思い浮かぶのはタルトシトロンです。サクサクのタルト生地にシャキッと爽やかな酸味がたまらないレモンクリームがたっぷりと入り、その上にメレンゲが飾られているといった姿が一般的なようで、町中のパティスリーやブーランジュリーで見かけることができます。

    特に夏の暑い時期にはどのお店でも取り扱われ、この季節にぴったりなこともあり、すぐに売り切れてしまうほど。今回は、私がパリで頂いた数十種類のタルトシトロンの中から逸品の数々をお伝えしたいと思います。

     

    黒レモンのジェルとコンフィが層になった『86Champs – L’Occitane x Pierre Hermé』限定のタルトシトロン

    まずはこちら、『ピエール・エルメ』がシャンゼリゼ通りにオープンした『L’OCCITANE』とのコラボ店舗『86Champs – L’Occitane x Pierre Hermé』限定で食べられる黒レモンを使ったタルトです。

    香りの良い黒レモンを使ったジュレと皮入りのコンフィ、そしてレモン風味の生クリームの層になっています。見た目では想像がつかない構成のサプライズで、口に入れたときの感動はさすがの『ピエール・エルメ』と言えるでしょう。

    • ■お店情報
    • 86Champs – L’Occitane x Pierre Hermé
    • 住所:86 Av. des Champs-Élysées, 75008 Paris(地図)
    • 営業時間: 11:00-20:30
    • 休日:なし
    • HP:https://www.86champs.com/

     

     

    チョコレートの名店『Cyril Lignac』が作り出すタルトシトロン

    そしてこちらはパリに来たら絶対に食べてほしい、通年で販売をしている『Cyril Lignac(シリル・リニャック)』のタルトシトロン。正方形のタルトは手のひらいっぱいの大きさで、繊細に絞られたレモンクリームの美しさと相まってお店のショーケースでも存在感を放つ存在です。

    お店のスペシャリティとしても愛され続ける1品で、どの時期に行っても食べられるのがうれしいですよね。酸味のバランスがとても良く、飾りのチョコレートもちゃんとおいしいのが憎いです!

    ちなみに、シリル・リニャックはショコラティエとしても有名でチョコレート専門店も出店しています。

    • ■お店情報
    • La Pâtisserie Cyril Lignac – Sèvres店
    • 住所:133 Rue de Sèvres, 75006 Paris(地図)
    • 営業時間: 火曜日~日曜日7:00-20:00
    • 休日:月曜日
    • HP:https://www.gourmand-croquant.com/fr/

     

    ふわふわのメレンゲがたっぷり『Ladurée(ラデュレ)』のタルトシトロン

    続いてはこちら、『Ladurée(ラデュレ)』のタルトシトロンです。模範的なタルトシトロンの見た目をさらに洗練したデザインだと言えます。レモンに求める酸味のソレがギュッと詰まったなめらかなクリームに、ふわふわの甘いメレンゲが最高にマッチした1品です。日本の店舗でも夏に取り扱われるので、定期的にお店を覗きたいですね!

    • ■お店情報
    • ラデュレ パリ ロワイヤル店
    • 住所:16 Rue Royale, 75008 Paris(地図)
    • 営業時間: 月曜日~土曜日8:30-20:00 日曜日10:00-18:00
    • 休日:なし
    • HP:https://www.laduree.fr/

     

    直立する美しいデザイン『Mandarin Oriental, Paris』のフルーツタルト

    そして最後は『Mandarin Oriental, Paris(マンダリン・オリエンタル・パリ)』です。残念ながら私自身タルトシトロンは時期的に食べ損ねてしまったのですが、頻繁に季節のフルーツを変えて販売されるタルトはぜひご紹介させてください。

    こちらはみかんのタルトですが、直立するタルトとも言いましょうか、とてもユニークかつ華やかさは、一目でホテルスイーツのすばらしさを伝える存在感です。レモンバージョンもあるので、販売のタイミングで訪れることができた際はぜひ堪能してくださいね。

     

    それぞれまったく異なるタルトシトロンをご紹介しましたが、いかがでしょうか。それぞれ違う姿をしていて、もちろん味も多種多様です。砂糖が足されているとはいえ、レモンの産地や収穫時期が違えば味が異なりますし、酸味も異なります。日本ではまだ馴染みが薄い分、フランス人が日常的に愛するタルトシトロンをいろいろな角度から感じ楽しんでみてはいかがでしょうか。

     

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