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    日本人初!キングコング西野亮廣さんの個展がエッフェル塔で開催!

    パリのシンボルといえばエッフェル塔。そんなスペシャルな場所で、日本人初の個展が開催されました。開催したのはお笑い芸人として活動する傍ら、絵本作家としても活躍するキングコング西野亮廣さん!

    エッフェル塔2Fにある多目的スペース『サロン・ギュスターヴ・エッフェル』にて開催された「にしのあきひろ 光る絵本展」では、彼の代表作『えんとつ町のプペル』と『チックタック 約束の時計台』の2冊の絵本の挿絵を中心とした全82枚が展示。10月26〜27日の2日間、エッフェル塔を彩りました。

     

    ARやVRも!子どもも夢中になる展示方法

    エッフェル塔を訪れる方は多いかと思いますが、2階のギャラリーを訪れることはあまりないかもしれませんね。

    会場には各国語で出版された本を閲覧できるコーナーやARとVRのコーナーも設置。

    イーゼルに立て掛けられた白黒の下書き画の前でタブレットを操作し、着色されていく過程を見せるARやイヤホン付きのVRにより「プペル」の世界が3Dで広がるなど、小さな子どもたちや家族連れが楽しめるインタラクティブな仕掛けも大好評で長い行列ができていました。

    うちの息子も絵に釘付け。これまで一緒に行った絵の展覧会でこんな反応はなかったかも!?とても、感動している様子でした。

    こちらの「光る絵本展」は、ジークレーという最新の版画技術で印刷されたアクリル板の裏側からLEDライトで照射しており、とにかく色鮮やか。

    どれも印象に残る展示方法で、メッセージが伝わる仕掛けが見られました。床近くまでいっぱいに広がる展示に、小さな子どもたちも夢中になっていました。

    展示を見たあと、インスピレーションでも得たかのように絵を描き始めた息子。なにか刺激を受けたのでしょうか?

     

    西野さんご本人も来場!

    夕方になると西野さんご本人がいらっしゃいました!

    作者が来たと知った各国の来場者たちもサインを求めたり、称賛の言葉をかけたり、とても和やかな雰囲気に。

    絵に見入っている息子のところに、西野さんが声をかけにきてくれました。

    「一番好きな絵、どれ?」という西野さんの質問に、息子が迷わず選んだのは、船で空を飛ぶ絵(上の写真で2人の間にある絵)。西野さんも「僕もこれが一番好きだよ」と教えてくれました。まだ、ストーリーを知らない息子でしたが、これはプペルのとても大切なラストシーンの1枚。言葉を越えて絵からなにかが伝わるのを感じたのかも…?と、とてもうれしい瞬間でした。

    インタヴューを受ける西野さん。

    おもしろい仕掛けがたくさん詰まった展示空間のコンセプトについて会場から質問が挙がると「コンセプトはひとつではなくいろいろあります。細かいところでいうと入口から奥に行くにつれて展示の位置がだんだん高くなるので、作品を見る人が上を見上げるようになるんです。そうすると自然に口角が上がるので、笑顔になるまでの距離が近くなるのかなと。そういう顔の動き、首の動きで感情をデザインすることができるのではないかと考えました」と西野さん。

    言葉や国境など関係なく、笑顔になる仕掛けがあったんですね!

    世界中の人々が集まるこの場所で、「自分のことを知らない人たちにも、見てもらいたい」と展示を実現させた西野さん。私も例に漏れず、この展覧会で彼の作品を知りましたが、そのメッセージに触れすっかり大好きになりました。

    帰路に着くと、外にはパリの夜景が広がっていました。

    パリの屋根を遠くに見ながら、西野さんのように「夢を持って上を見ていれば、叶うかもしれない」そんな気持ちにさせられる夜でした。

     

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