パリのパン屋さんでよく見かけるお惣菜コーナー。見るだけでワクワクするラインナップの中から、私の大好物の“キッシュ”をピックアップするシリーズです!
THE SMITHS BAKERY
記念すべき?第1回のキッシュ!今回のお店はこちら!
6区にあるサンジェルマンデプレ界隈の『THE SMITHS BAKERY(ザ・スミス・ベーカリー)』です。
温かみのある店内
こぢんまりとした店内は木の温もりが残る暖かい作り。バゲットサンドやサンドイッチ、パンがズラリと並ぶ中に…ありました!
今回のお目当てのキッシュです!
キッシュ!キッシュ!キッシュ!
ざっと見てキッシュは全部で6種類、背の高いものと低いものがありますね。
キッシュはお店によって型も作り方もバラバラ。おいしく食べるのに要する時間などが大きさによって異なります。
メニューはサーモン、ロレーヌ、サヴォア、トマト、ヤギのチーズとホウレンソウ、カレー!
ロレーヌとはフランスの地名で、キッシュはもともとアルザス=ロレーヌの郷土料理。中身はベーコンとグリュイエールチーズ、卵と生クリーム。私たちが馴染みのあるキッシュのことのようです。ちなみにサヴォアはこちらもフランスの南東に位置する地名らしく、チーズの名産地だとか。
うーん…どれもおいしそう。悩みながらも一番読みやすく想像しやすかったサーモンをチョイス(笑)。
どーん!大迫力なサーモンキッシュ!
出てきたキッシュがこちら。
わ!ビジュアルの厚みがすごい!少しわかりづらいですが、ちょっと小さめなシフォンケーキ位の高さがあるんです。
ボリュームに少し怯えながらもひと口食べると一変!思わずフワリと気が緩んでしまうような居心地の良い食感。
音にすると“ふにゃ~ん”
しっかりガツンと訴えかけてくるようなイメージではなく、あくまで胃に優しく、親切に食道を通り抜けます。
なんてクリーミーでマイルド…素朴で優しい味だろう!幼馴染のお家で、お母さんが作ってくれたような親しみのある味。
キッシュ生地も断じてパリパリせず、あくまで優しく。優しく。ゆる~く、ペットリとした層が重なっています。
本気出したら飲めちゃうかもしれない。
サンドイッチも食べてみちゃう。
あまりにもキッシュが終始穏やかだったので、胃がまだ空いてるなぁ。
ということで、サンドイッチもいただいてみました。
するとこのサンドイッチ…パン生地の甘みがとにかく美味!キッシュ同様、柔らかくて優しくて、歯がいらない…。
こんなにしっとりペトッとしたパンがフランスにあるんだなぁ。
中身が細かく微塵切りにされすぎていて、こちらも本気出したら飲めちゃうかも。
例えば飲み過ぎた次の日、イマイチ具合が悪いなぁという日…胃に優しいものをパリで欲するときに、第1候補で挙げたい『THE SMITHS BAKERY』のキッシュ。
優しさに包まれること間違いなし!
- ■お店情報
- THE SMITHS BAKERY
- 住所:12 Rue de Buci, 75006 Paris(地図)
- 営業時間:8:45〜22:00
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