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日本人シェフのブーランジェリー『boulangerie du Nil』の焼き立てパン・ド・ミ

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日本人シェフのブーランジェリー『boulangerie du Nil』の焼き立てパン・ド・ミ

オーガニック大国フランスでパンシェルジュ山野ゆりが巡るパン旅。その中から厳選したおいしくて身体にも優しいBIOなパン屋さんをご紹介します。今回はその第2弾『boulangerie du Nil(ブーランジェリー・デュ・ニル)』です。

 

日本人シェフが手がけるブーランジェリー『boulangerie du Nil』

すべてビオの小麦で作られるBIOパンのシェフはなんと日本人の稲垣信也さん。2000年に渡仏後、あらゆるパン作りの農家を渡り歩きパンへの情熱を深めていったそうです。やがて小麦本来へ興味が注がれ、オーガニック小麦で風味良く、体にも良いパンを作ることに魅了されたとか。異国の地パリで日本人の方が活躍していると聞くのはうれしいですね。

ブーランジェリー『boulangerie du Nil』

真っ黄色の鮮やかな外観がパッと目を惹き、パンの香ばしい香りと相まって期待でワクワクします。パンの種類は多くはありませんが、信也さんこだわりの小麦で作られる1点物のパンばかり。

ブーランジェリー『boulangerie du Nil』

 

こちらも奥には厨房が。日本人の方がパンを焼いてくれていました。

 

ひと口食べれば安らかな気持ちになれる!?絶品パン・ド・ミ

ブーランジェリー『boulangerie du Nil』

パリに来るとハード系のパンを食べがちですが、今回『Nil』では個人的にパン・ド・ミ(食パン)が大ヒット!

ちなみに、パン・ド・ミの“ミ”とはフランス語で「中身」と言う意味。皮をバリバリ楽しむハード系が本場のフランスの中でも、パンの中身をメインにおいしく食べましょう!という意味だそう。昨今の日本の食パン事情を見ると耳までおいしく風味豊かにという特徴がありますが、パンドミは一般的に耳まで楽しむという文化はないそうです。

ブーランジェリー『boulangerie du Nil』

いわゆる日本の食パンの味とは違って、フランスのパン・ド・ミはブリオッシュの様な甘い生地が主流。耳は薄く、デニッシュ生地に近いです。

できたてのペッタリホヨホヨとしたほんのりと甘いパン生地は、すべてを許してくれる様な無垢な味で、まるで産まれたての赤ちゃんを連想させます。通常パンドミは焼きたてから1〜2時間を置くのがベストと言われていますが、私が食べたのはジャスト焼きたて。暖かくホヨホヨと頼りないクラムは心から甘く、舌にピタッと添うような食感に全身の力が抜けました。あぁ、安堵。パン・ド。ミならぬアンドミ、安らかな気持ちをありがとう。

そう、できたてだって底抜けに美味しいんです。

 

またここのパンが食べたい!そんなパンと出会える

ブーランジェリー『boulangerie du Nil』

他にもクロワッサンやブリオッシュもおすすめ。お腹がいっぱいでもついつい手が止まらず食べきれてしまうおいしさです。

ブーランジェリー『boulangerie du Nil』

こんなにシンプルなブリオッシュも想像を遥かに超えたポテンシャルを発揮。またここのパンが食べたい!そう思えるパンに必ず出会えます。

おいしくて身体にも優しいBIOパン。パリへ行かれた際はみなさまもぜひご賞味下さい!

 

 

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