今日は、私の大好きなアーティスト、ガブリエル・アンブリムのお店を紹介したいと思います。
こんなにかわいいパリジェンヌのガブリエルがデザイナーを務めるブランドです。
パリ10区、サンマルタン運河近くにあるブティックギャラリー『AMBRYM(アンブリム)』は、ちょっと変わったお店です。Tシャツやセーター、革製品や布バックなどの間に、アート作品が販売されています。どこか夢に出てきそうなふわふわしたイラストやシュールな動物など、ガブリエルが描く世界はとてもユニークでアーティスティック。ガブリエルの自由な世界観を落とし込んだ個性的な商品の数々は、手描きの1点もの、シルクスクリーンを使った職人の手に寄るもの、デジタルプリントしたものなど、表現方法もさまざま。
どれも大量生産ではなく、パリとその郊外にある小さなアトリエで作られているレアなものばかりです。
水彩画やペン画の作品が多く、不思議な空想の動物たちがなんともユニークでかわいい!原画とトップスにプリントしたものが一緒に陳列されていました。アート作品を着る感覚って、ちょっと特別感があってうれしいものですね!
彼女の描く世界は、フランスらしくもあるけれど、どこか自然を感じさせるものがあります。野性的でもあり、素材もシンプルでブリュット(素のまま)。
それは、彼女が幼年期を南大西洋の島で過ごした 経験があることや、20代前半にリオ・デ・ジャネイロで制作活動を行っていたことも影響しているのだとか。彼女が経験してきたさまざまなものが、独特な世界観を作り上げているんですね。
ブランド『アンブリム』が誕生するまで
2008年、初めてのコレクションをフランスのディナールで開催された「インターナショナル若手クリエイターフェスティバル」に出展し、特別審査員賞を受賞したのが『アンブリム』のはじまり。翌年には、パリの『ブランリー美術館』内で作品展示の機会を与えられました。そして2009~2010年、ブランド『アンブリム』を立ち上げることに。
立ち上げ直後の2010年には、『アトリエ・ド・パリ(Lea Ateliers de Paris)』というパリ市が運営するアトリエで2年間アトリエを構えました(これも厳しい審査を勝ち抜いて!)。『アトリエ・ド・パリ』では、ブランドの立ち上げや商品開発をどのようにするのかなど、技術的なサポートをプロから受けることができたそうです。
立ち上げからわずか数年ですが、今では有名人の愛用者も多いブランドに。女優のマリオン・コティヤールも愛用しているのだとか!
2015年には待望のブティックをオープン!実は、このブティックも、パリ市の地域活性化を目的とした機関『Semaest』に選ばれ、ブティックオープンまでのサポートを受けることができたというから、本当にすごい(パリにアーティスト支援体制がたくさんあることもすごい!)。
ベビー&キッズアイテムもかわいい!
そんな彼女の作品には、私もすっかり心動かされました。先日、リサとガスパールのパリ散歩撮影中にお店に立ち寄ったところ、この赤ちゃん用のシューズがとてもかわいくて、撮影スタッフと夢中に!思わずリサとガスパールに履いてもらっちゃいました。
1点ものの作品には、デザイナーのガブリエルによる作品誕生の日を書いたカードが。
この新生児用のシューズは、ひとつひとつ手描きの1点もの。もちろんMade in Parisです。
子ども用Tシャツも素敵です。テキスタイルデザインというより、もはや絵画のよう。筆のタッチの風合いがとても優しい印象です。これらの子ども服は、大人用の商品を作った残りの生地から作られることが多いため、数量限定。パリでしか買えないアイテムなのだそう。
2018年3月7日から13日に開催される阪急梅田のフランスフェアにも招待出展するそうです。日本でも会えるチャンスです。ぜひ、大阪に行く機会のある人は寄ってみてくださいね!
■店舗情報
AMBRYM(アンブリム)
住所:22- 24 rue des Vinaigriers 75010 paris(地図)
TEL : 01 42 05 35 38
HP:http://www.ambrym.fr/
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