今年もまた、暑い季節がやってきました。蒸し暑い日は、シュワッと爽快なドリンクが恋しくなりませんか?心地よくのどを刺激する炭酸、それは夏の贅沢の1つかもしれません。
今回は、クリームソーダやサワーにビール、お茶のトニックなど、個性あふれるさまざまな炭酸メニューが楽しめるお店を6つ紹介します!
『アサクサ ミハラシカフェ』で浅草を一望しながらレトロなクリームソーダを
浅草駅から徒歩数分。やってきたのは雷門の向かいにある浅草文化観光センター。その8階にあるのが、『アサクサ ミハラシカフェ』です。観光客や海外の方が多く訪れる場所で、意外と知られていない隠れ家的な存在なのだとか。
その名の通り、見晴らしが魅力のカフェです。「浅草を一望しながら、ほっとひと息つける空間」がお店のコンセプト。窓の外には、浅草のシンボルとも言える浅草寺を眺めることができます。そこでいただくのは喫茶店の定番・クリームソーダです!
今回オーダーしたのは2種類のクリームソーダ。スカイツリーをイメージした「ブルーリキュールクリームソーダ(ノンアルコール)」と「レモンのクリームソーダ(ノンアルコール)」。2つ並ぶと、まるで空と雲のよう。そのほかにも、いちごやメロン、季節によって変わるメニューがありました。
クリームソーダと聞くと、緑色が定番ですが、空の青のように爽快な「ブルーリキュールクリームソーダ」は見ているだけでも涼しげ。さらに、浅草の街や空などの景色を堪能できる『アサクサ ミハラシカフェ』。そんな贅沢な空間でいただくクリームソーダは、また格別です。
「レモンのクリームソーダ」は酸味があって、さらにすっきりとした味わい。ソーダ以外にも、コーヒーフロートや抹茶フロートも人気メニューなのだとか。
お食事のメニューも昔ながらの喫茶店をイメージ。ナポリタンや浅草カレーのほか、冬はシチュー、夏は野菜を使ったカレーなど季節感を取り入れたメニューを予定しているそう。
まるで、空の上にいるような気分になる『アサクサ ミハラシカフェ』。その景色は、見る時間帯や季節によっても365日違う「見晴らし」を楽しめます。
浅草自体も昔ながらのものと、新しいものが折衷で存在する面白い場所。純喫茶のような懐かしいメニューを新しい空間で味わう、そんな不思議な感覚をぜひ味わってみてくださいね。
- ■お店情報
- アサクサ ミハラシカフェ|https://www.miharashi-cafe.jp/
- 住所:東京都台東区雷門2-18-9 浅草文化観光センター 8F(地図)
- 営業時間: 10:00〜20:00 (L.O 19:30)
- 定休日:無休
フレッシュフルーツを楽しむサワー専門店『Sour』
原宿のキャットストリートに誕生した『Sour 原宿』はフレッシュなフルーツを使ったサワーが楽しめるサワー専門店。
もともと京都の焼き鳥のお店『炭火焼く鳥 ソリレス』で「おいしいサワーを作ろう」と始まり、そこから京都でレモンサワー専門店『Sour 京都』をオープン。
サワーの定番「レモン」はもちろん、「スイカ」「ドラゴンフルーツ」など気になるメニューが並びます。
今回オーダーしたのは「スーパーいちご」。『Sour 京都』のオープン時から続く、一番人気のメニュー!なんと、約1パックものいちごを使った1品。
「つぶしながら飲んでもOKですが、いちごはぜひ贅沢にそのまま食べてみて」とのこと。デザート感覚で味わえるサワーは、とくに女性からの人気が高いのだとか。
こちらはノンアルコールの「ザクロ」。原宿店をオープンするにあたり、近隣で働く人がお昼でも楽しめるように、ノンアルコールのメニューも増やしたそうです。
こちらはリンゴ酢を使ったビネガーサワー「リンゴとローズマリービネガー」。
京都の綿菓子専門店『JEREMY&JEMIMAH(ジェレミー&ジェマイマ)』の綿菓子がのっています。綿菓子を溶かして混ぜながら飲むのが◎。混ざったときにちょうどよい味になるよう、ビネガーは甘さを抑えているそう。
『Sour 原宿』を訪れたことで、こんなフルーツもサワーと合うんだ!と新しい発見も。
渋谷『TRIANGLE CURRY(トライアングルカレー)』とコラボしたカレーは、フレッシュなフルーツを使ったここでしか食べられないメニューなので、ランチや仕事帰りの1杯にもおすすめ。テイクアウトもできるので、『Sour』のドリンク片手にキャットストリートを散歩するのもいいですよね。今後もいろいろなフレッシュなフルーツサワーが登場するとのことです!お楽しみに。
- ■お店情報
- Sour 原宿|https://www.instagram.com/sour.jp/
- 住所:東京都渋谷区神宮前 5-25-1 原宿 MOE ビル 2F(地図)
- 営業時間:12:00〜21:00 (L.O 20:30)
- 定休日:月曜日
お茶×炭酸が新鮮!『Satén japanese tea』
続いてご紹介するのは、西荻窪にある日本茶スタンド『Satén japanese tea(サテン ジャパニーズティー)』です。
「Leaf to Relief 〜茶葉から一服へ〜」をコンセプトに、単一の農家の方から仕入れる、シングルオリジンの茶葉のみを使って、1杯1杯丁寧にお茶を淹れてくれます。
『Satén』では日本茶をもっと気軽に楽しんでもらいたいという思いから、お茶だけでなくアルコールやコーヒーなどさまざまなアレンジドリンクを提案しています。
今回いただいたのは、夏季に登場する限定ドリンクから「煎茶トニック」と「抹茶不知火(しらぬい)ソーダ」。四季に合わせたメニューでお茶を楽しめるのも『Satén』の魅力の1つです。
「煎茶トニック」のトニックウォーターは、柑橘の香りが強くしっかりとした味なので、普通にお茶を出すと負けてしまうのだそう。そのため、濃く出したお茶をシェイカーで急冷するという特殊な淹れ方をすることで、トニックに負けない味のバランス、一体感が出るのだとか!
お店で取り扱う茶葉は約11種類。「煎茶トニック」では、長崎県の東彼杵(ひがしそのぎ)という地域で作られている茶葉「玉緑茶」が合うのだとか。
「この茶葉はうまみ、甘みがしっかりしていて、それがトニックの酸味や苦味を引き立たせてくれるんです。緑茶感も存分に味わえて、ちょっと青みのある清涼感のある香りのお茶です」と小山さん。
想像を超えた爽やかさにまず驚き。そしてしっかりとした緑茶の味わいと、トニックの柑橘の香りが心地よい余韻を残します。
続いては、「抹茶不知火ソーダ」を。こちらは濃茶(こいちゃ)という濃厚でどろっとしたお抹茶を点てます。京都の宇治市の『製茶辻喜(つじき)』の抹茶を使用。
ポンカンの中で、糖度が高いものだけを指す「不知火(しらぬい)」のジュースに加えるのは、トニックではなく“ソニック”!?
ソニックとは、ソーダとトニックを割ったもの。不知火のジュースとトニックを合わせると柑橘の香りが強くなりすぎるため、ソニックを使っているのだそう。
美しい3層を存分に眺めたあとは、よく混ぜてひと口。濃厚なお抹茶のコクと渋みがあるのに後味はすっきり。不知火の甘みも抹茶とマッチしています。まだまだ知らないおいしい組み合わせがあるんだと、わくわくする1品でした。
アレンジドリンクをきっかけに、今度はどんなお茶を飲んでみようかな?なんて、楽しみも広がります。きっとあなたもお茶の世界をもっと知りたくなるはず!
- ■お店情報
- Satén japanese tea|https://saten.jp/
- 住所:東京都杉並区松庵3-25-9(地図)
- 営業時間:[火〜木、土日]10:00〜21:00、[金]10:00〜23:00
- 定休日:月曜日
下北沢『the usual』のティーエスプレッソソーダ
下北沢駅から徒歩3分で到着する『the usual(ジユージュアル)』。 “いつもの”をテーマに、特別じゃないいつもの時間をいつもの場所で楽しんでもらえたらという思いが込められているカフェです。
手作りにこだわったランチメニューや、おいしいコーヒー、そして都内でも扱っているところが少ないティーエスプレッソを使ったドリンクメニューがいただけます。
「TXPRESSO®(ティーエスプレッソ)」は、星野さんご夫婦がもともと働いていた『ダブルトールカフェ』のオーナーが開発したもので、実は世界でも特許を取得する発明なのだそう。
コーヒーのエスプレッソ同様、圧力をかけて抽出する技術。コーヒー豆と茶葉では異なる特性のため、コーヒーと同じように圧力がかけられないため、通常の機械に専用のバスケットを使い抽出します。
通常、紅茶を濃く煮出そうとするとえぐみが出てしまいますが、ティーエスプレッソは短時間で圧力をかけて抽出するので、えぐみが出ません。そのためさまざまなドリンクにしたり、ケーキの生地に混ぜたりとアレンジもしやすいのだそう。
今回は、そのティーエスプレッソを使ったソーダメニューをご紹介します!
まず、グラスにレモンを絞りシロップを加え、ソーダアップ。そこへティーエスプレッソを注いでいくと…
きれいなグラデーションに!
さらにバニラアイスをのせたこちらは、今年登場した「ティーエスプレッソクリームソーダ」です。
はじめは、ティーエスプレッソ×ソーダの味わい。そして飲み進めていくと、バニラアイスと混ざってミルクティーのような味わいに変化していきます。
そしてもう1品「ティーエスプレッソモヒート」もおすすめ。フレッシュなスペアミントが爽やかで、先ほどのクリームソーダとはまた全く異なる味わい。どちらもシロップなしに変更することもできますよ。
他にも自家製パンを使ったサンドイッチのランチなどもラインナップしています。下北沢へお出かけの際はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
- ■お店情報
- the usual|https://www.instagram.com/the_usual_shimokita/
- 住所:東京都世田谷区北沢2-27-12 林ビル1F(地図)
- 営業時間:11:00〜21:00 ※テイクアウトは9:00〜21:00
- 定休日:火曜日
高円寺『Citron』で見つけた大人のクリームソーダ
さまざまなバーや居酒屋も多い高円寺にある、コーヒーとお酒と御菓子の店『Citron(シトロン)』。
名古屋出身のオーナーゆりさんがレモン好きということと、大好きな喫茶店の名前が4文字のところが多かったということで『Citron(シトロン)』と名付けたそう。レモンケーキ、レモンタルトクッキー、レモンミルクなど、レモンにまつわるメニューもあります。
今回の目的であるクリームソーダは、「カクテルクリームソーダ」と言って、お酒が入った大人のクリームソーダなんです。シロップにウォッカ、サイダー、そしてアイスクリームと生クリームが入っています。
夏は青、ハロウィンのときは紫やオレンジなど、季節に合わせたクリームソーダも登場するそうです。
店名を冠した「シトロン」というソーダメニューも。レモンのスライスを加えたジンジャーフロートです。抹茶アイスがのっていました。甘すぎない抹茶×生姜が意外にもやみつきに!
また、『Citron』の焼き菓子も見逃せません。今回いただいた「ギネスケーキ」は、アイルランド生まれのビール・ギネスビールで煮込んだフルーツを混ぜ入れて焼いた熟成ケーキ。しっとりとしていて、口に入れるとほどけていきます。
『Citron』は、平日17時からということもあり、飲み会のあとや帰りのもう1杯に訪れるお客さんも多いのだそう。大人な焼き菓子と大人なクリームソーダ、ぜひ味わってみてくださいね。
- ■お店情報
- Citron|https://www.instagram.com/kouenjicitron/
- 住所:東京都杉並区高円寺北3丁目21-10(地図)
- 営業時間:[水〜金]17:00〜23:00(L.O 22:00)、[土]14:00〜23:00(L.O
- 22:00)、[日]14:00〜20:00(L.O 19:00)
- 定休日:月・火曜日+不定休
代々木上原『終日one』で楽しむクラフトコーラとクラフトビール
最後は代々木上原にある『終日one』へ。一見、お花屋さんに見えるこちらは、お花屋さんとカフェとレストラン・バーの3つが一緒になっためずらしいスタイルのお店。
今回紹介するソーダは『終日one』でいただけるクラフトコーラ。天然クラフトコーラ「ともコーラの素」を炭酸で割り、レモンをぎゅっと絞ったメニューです。
「ともコーラの素」は、世界中のスパイスやハーブから作られた無添加の天然「生」コーラ。オレンジやレモンの柑橘は国産の無農薬にこだわり、コーラナッツやクローブ、カルダモン、シナモンをはじめ、山椒や唐辛子など15種類以上のスパイスが使われています。
スパイスのピリリとした刺激と炭酸の刺激。スパイスの粒や果肉をもぐもぐして、その香りや柑橘の風味がさらに広がっておいしいです。飲むたびに元気になれそうなコーラです。
『終日one』では、「ともコーラの素」を使ったチャイラテやラムコークなどのメニューもあります。お店で焼いているパウンドケーキ生地にも混ぜ込んでいるのだそうです。
『終日one』のおすすめ炭酸で忘れてはいけないのが、クラフトビール。
その時々で大阪の『MINOH BEER(ミノオビール)』、久我山の『Mountain River Brewery(マウンテンリバーブルワリー)』のクラフトビールをタップでいただけます。
「はじめは何のお店かわからないと思うので、きっと入りづらいと思うんですよね。だからこそ、勇気を出して一歩入ってきてくれたお客さんみんなに楽しんでもらえるようにと考えてます」とマネージャーの阿部さん。
お花屋さんだと思ったお店の奥には、一歩踏み出した人だけがたどり着けるおいしいビールとコーラがありました。
- ■お店情報
- 終日one|https://shujitsu.com/
- 住所:東京都渋谷区上原3-44-11(地図)
- 営業時間:[喫茶]9:00~17:00、[レストラン・バー]17:00~24:00(平日月〜金18時よりフード提供/土曜日曜12:00〜/日曜日は22:00まで/月火ランチタイム12:00〜15:00)
- 定休日:お花屋さんは日・月曜日
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これからの季節にぴったりなソーダ。ぜひお気に入りを見つけて、暑い夏を楽しく過ごしてくださいね!
※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報は、お店のHP、SNSなどをご確認ください。
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