シンプルで上質なライフスタイルを提案するWEBマガジン “パリマグ”
  • STYLE

    パリマグ厳選!パリ旅行の前にチェックしておきたいパリのガイドブック

    tags : ,

    「旅の計画を練る時間」ってワクワクしますよね。あの景色を観たい!あのお店へ行ってみたい!カフェのテラス席で、カフェクレームやクロックマダムを注文している姿が目に浮かんだり…、すでに気分はパリジェンヌ。楽しい想像がふくらみます。

    パリへ旅行が決まった方はもちろん、いつかパリへ旅行したいなと思っている方にもおすすめしたいパリのガイドブックやエッセイをご案内したいと思います。

     

    パリをエリアごとに把握してみよう

    【パリの街を、暮らすように旅する。】

    雑誌『&Premium』から待望の「パリ」をテーマにしたムック本『パリの街を、暮らすように旅する。』は、パリに長期滞在されていたエディター兼ライターの松原麻里さんが案内してくれるガイドブック。2014年から2018年までに『&Premium』に掲載されていた人気の連載「松原麻里のパリぶら通信」がエリアやテーマごとに再編集・増補改訂されていてとても見やすくなっています。

    「パリ暮らしを味わえる街の歩き方」や「地元の方おすすめのマルシェ」をかわいらしいイラストと写真を交えて伝授してくれちゃいます!その他にも「パリ郊外への旅」や「パリを舞台にした映画のロケ地巡り」のコラムも見どころ。地元ならではのお話も盛り込まれたボリューム満点なガイドブックです。

    • ■書籍情報
    • 書名 : パリの街を、暮らすように旅する。
    • 著者 : & Premium
    • 出版社 : マガジンハウス

     

    【巴里のアメリカ人 パリジェンヌの秘かな楽しみ方を学ぶ セーヌ川北部編 / セーヌ川 北・南部】

    日本でも街ごとにファッションのテイストや並ぶお店の傾向が異なりますが、パリでもそれは同じ。

    著者はアメリカ生まれのスタイリスト、アンジー・ナイルスさん。有名セレブのスタイリングなど、ファッション関連のお仕事で活躍されています。パリの右岸と左岸の両方で暮らした経験を持ち、彼女の目線で的確に描かれたエリアごとのファッション分析がお見事。

    おしゃれなイラストでわかりやすく紹介されているので、眺めているだけでも気分が上がります!

    セーヌ川北部編では、トロカデロ、チュイルリー、オペラ、モントルグイユ、マレのエリアを、セーヌ川北・南部編では、モンマルトル、サンマルタン運河、バスティーユ、カルチェラタン、サンジェルマン、ジャン・ド・マルスのエリアを紹介しています。訪れるエリアごとに旅のおしゃれを計画するのもいいですね。

    アンジーさんのパリ滞在記や、おすすめのお店、ワンポイントアドバイスも必見。きっとあなたにぴったりのお気に入りのエリアが見つかるはず。

    • ■書籍情報
    • 書名 : 巴里のアメリカ人 パリジェンヌの秘かな楽しみ方を学ぶ セーヌ川北部編 / セーヌ川 北・南部
    • 著者 : アンジー・ナイルス / 長坂陽子訳
    • 出版社 : ビジネス社

     

    【テーマで選べる かんたん1日パリめぐり】

    行きたいところは沢山あるけれど、少ない滞在日数のなかで、パリを効率良く回って旅を充実させたい方に頼もしい1冊。フランス経験豊富なトリコロル・パリのお2人が提案する、テーマとエリアごとのプランが20パターンも紹介されています。モデルコースをそのまま試してみるのはもちろん、自分なりにアレンジする際にも便利。お店が何曜日に営業しているのかが一目でわかるようになっているのもうれしいです。

    トリコロル・パリさんによるとプランをより具体的にイメージするためのカギは「パリで何をしてみたいか?」というメインテーマを決めること。なかには、「がんばった自分へのごほうび探しの1日」なんて素敵なテーマも!さて、あなたならどんなテーマにする?

    今パリには新たなカフェや雑貨屋さん、コンセプトショップなどが目白押し。そんな話題の情報も盛りだくさんで、計画を立てるのがますます楽しくなりそう!パリ初心者さんから常連さんまで大活躍な1冊です。

    • ■書籍情報
    • 書名 : テーマで選べる かんたん1日パリめぐり
    • 著者 : トリコロル・パリ:荻野雅代 桜井道子
    • 出版社 : パイ インターナショナル

     

    パリっ子の愛する、普段着の美術館

    【思わぬ出会いに心ときめく パリの小さな美術館】

    いわゆる観光名所と呼ばれる代表的な美術館には行ったことがあるけれど、次のパリ旅行では新たなスポットを開拓したい。あるいは美術館には行きたいけれど、並ぶことを考えると尻込みしてしまう…、そんな方々に朗報です。

    パリの住人が愛する個性的な美術館はまだまだたくさんあります!観光客には馴染みがない分、より気軽に入りやすいのがいいところ。ただし内容は有名観光地と引けを取りません。そんな秘密の隠れ家的なミュゼを、パリ通な有名人が一挙に紹介してくれる1冊が『思わぬ出会いに心ときめく パリの小さな美術館』。

    16世紀以降に実際に使われていた看板の展示が見られる美術館なんてちょっとマニアックなスポットも紹介されていたりも。いつも大混雑の『ルーヴル美術館』は、時間帯を夜にずらして訪れるなんていう粋な楽しみ方も紹介されています。

    本の中で語られるように、まるで近所のカフェへ行くかのようにひょいっと小さなミュゼへ通ってみたいものです。この1冊をきっかけに、パリジェンヌのように芸術をもっと身近に感じてみませんか?

    • ■書籍情報
    • 書名 : 思わぬ出会いに心ときめく パリの小さな美術館
    • 著者 : 原田マハ 川内倫子 都築響一 鹿島茂 隈研吾
    • 出版社 : 新潮社

     

    旅することで自分を再確認できる

    【旅好き、もの好き、暮らし好き】

    スタイリストの津田晴美さんの旅のワードローブ、パッキングの仕方のような旅に役立つ体験談から、彼女が今まで旅した国で見つけた、ものと暮らしの繋がり、あるいは旅に出ているときの心の状態など、見過ごしてしまいそうな繊細な感覚を旅することによって気付かされる宝物のようなお話がたくさん詰め込まれた1冊。

    「パリで感じる空気感はあなたにしか感じることのできないもの」「好きは自分を信じる原点の感情」と津田さんは教えてくれます。旅に出て日常から距離を取って旅先で感じた自分の「好き」を大切にしていくことで、まるっと自分を受け入れてあげられそうですね。随所に語られるフランスでのエピソードは、私たちの心をピュンとパリへひとっ飛びさせてくれます。

    • ■書籍情報
    • 書名 : 旅好き、もの好き、暮らし好き
    • 著者 : 津田晴美
    • 出版社 : 筑摩書房

     

    どこへ行こうか?なにをしようか?どんなことに挑戦しようか?と、あれこれ考える「パリ予習の時間」。そこからもう旅ははじまっているようなもの。パリのガイドブックのページをめくり、のんびりと想像を膨らませながら、あなただけのパリ旅行を計画してみませんか?

     

    ■一緒に読みたい記事

    パリの美術館は火曜に行かない方がいい!?『曜日別パリ案内』で楽しむパリ旅行

    『パリのキッチンで四角いバゲットを焼きながら』に見る、フランス流の日々の楽しみ方

    この夏は読書でフランス旅行!フランスを楽しむ本9選

    PARIS mag OFFICIAL Instagram
    キャラWalker