カラフルでユニークなレイチェル・クーのお料理が楽しめるイベントをレポート

イギリス、フランス、日本…世界中の料理と食事が好きな女性たちが憧れる料理家レイチェル・クー。イギリスで生まれ、ロンドンの名門芸術大学を卒業後、パリの料理学校ル・コルドン・ブルーで製菓ディプロマを取得し、パリで料理人の道を歩き出しました。

彼女の小さなキッチンで作った料理本『パリの小さなキッチン』は全英ナンバーワンベストセラーに、さらにはそのレシピを紹介するTV番組が世界中で放映され、レイチェルの料理、ファッションやインテリア、そして彼女自身の人柄に注目が集まり、一躍大人気料理家となったレイチェル。そんな彼女の最新刊『レイチェル・クーのキッチンノート　おいしい旅レシピ』がこの度、発売となりました。

発売記念イベントにレイチェルも登場

この『レイチェル・クーのキッチンノート　おいしい旅レシピ』の発売を記念したイベントが、アンスティチュ・フランセ東京内にあるレストラン『ラ・ブラスリー』で開催されました。

レイチェル本人と会うことができるだけでなく、書籍に掲載されているお料理を実際に食べることができるとってもスペシャルなイベント。この模様をご紹介したいと思います。

TV番組同様！愛嬌たっぷりな料理デモンストレーション

普段会うことのできないレイチェルに会える貴重な場ということで、会場にはドキドキワクワクした気持ちを隠せないお客さんがたくさん。まずはお料理のデモンストレーションからスタートです。この日はスウェーデンのサンドイッチ「スモーガストルタ」を作ってくれました。

テキパキと手を動かしながらもユーモアたっぷりのおしゃべりと大胆な手つきで、どんどんと盛り付けていくレイチェル。テレビで見るレイチェルと変わらない姿に、みなさんも思わずにっこり。

日本ではあまり聞き慣れない「スモーガストルタ」ですが、スウェーデンでは、パーティや結婚式など人々が集まる場所には欠かすことのできないごちそうなんだと教えてくれました。

ビーツの酢漬け、ディル、サーモン、ホースラディッシュといったスウェーデンならではのシンプルな食材を使いながらも色合いはとっても鮮やか。この色の組み合わせやバランスは、もともと芸術大学でグラフィックを学んでいたレイチェルだからこそ！「料理本作りも芸術大学で学んだ創作も、リサーチをして、思いついたアイデアをノートにメモし、実験や試作を繰り返し、完成に至るところが似ている」とレイチェルは教えてくれました。

カラフルで見た目にもおいしいレイチェルのお料理

今回のイベントでは、そんなレイチェルが世界を旅する中でインスピレーションを受け、生まれたお料理も堪能することができました。

ズラッと並んだ色鮮やかなお料理を前に、会場からは「おいしそう〜」の声がたくさん。クラシックなお料理をアレンジしたもの、カラフルで食材の組み合わせが斬新なお料理など、レイチェルならではのお料理がずらり。

「華やかな色や模様が大好き！」というレイチェル。お料理の盛り付けの際も、食事をおいしく見せ、食欲を刺激するような色合いを大切にしていると言います。

ピザのように見えるお料理の生地は、実は、パスタ！

レシピのアイデアは、旅をしたり、人と会うことからインスピレーションを受けて生まれるとのことですが、そこに遊び心が盛り込まれているのがレイチェル流。

「旅で訪れた土地の食べ物、文化、香り、景色、音、匂い、人に触れ、頭とお腹にアイデアを送り込んでくれるインスピレーションや情報を集めています。もちろんそこからすぐにレシピは完成しないけど、失敗も成功のうち！」とおどけてくれました。

「この国はどこのお料理かな？」「行ってみたいね！」なんて旅する楽しみも教えてくれる1冊になっています。料理をする楽しみ、食べる楽しみ、そして、旅する楽しみも教えてくれる『レイチェル・クーのキッチンノート　おいしい旅レシピ』。ぜひ、レイチェルのように「失敗も成功のうち！」と、楽しみながら作ってみてはいかがでしょうか。

『ラ・ブラスリー』では、期間限定でこのレイチェルのお料理を食べることがランチコースを提供中。気になる方はぜひ、訪れてみて下さいね。