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    トリコロル・パリのお2人に聞く!フランス語ってどう学ぶ?

    海外旅行をするとき、現地の言葉で話せたらもっと楽しくなるんだろうな〜と思ったことありませんか?例えば、パリ旅行でもフランス語で「ボンジュール!」や「メルシー」と知っている単語で話かけるだけでも少しフランスの人たちと近づけた気持ちになる方はきっと多いはず。とはいえ、やっぱり難しそうなイメージのあるフランス語。簡単に楽しく学べる方法はないかしら?というそんな願いを叶えてくれる1冊の本を今回は紹介したいと思います。

    パリの生きた情報を日本へ配信している情報サイト「トリコロル・パリ」を運営する荻野雅代さんと桜井道子さんの著書『パリが楽しくなる!かんたんフランス語』を、お2人のコメントと共にご紹介します。

     

    トリコロル・パリって?

    「パリとフランスが大好きな人に読んでもらえるようなサイト作りを目指しています」というトリコロル・パリでは、パリ旅行に役立つ注目のショップやカフェ、レストラン、イベント情報が紹介されています。掲載されている情報はすべて足を運んで、お2人の目と舌で確認して、心からおすすめしたいというアドレスだけを選んでいるのだそう。限られた時間の中で、少しでもパリを楽しみたい方必見のサイトなのです。

     

    映画、フランス語からフランスを好きになった

    現在パリで活動をされているお2人ですが、フランスに興味を持ったきっかけはなんだったのでしょう?

    「中学校3年生頃から、映画や音楽、小説などフレンチカルチャーに興味を持ち、フランスに関する好きなものがどっと増えました。特に好きだったのは、女優のシャルロット・ゲンズブールとフランソワーズ・アルディ、エリック・ロメール。『なまいきシャルロット』『レネットとミラベル4つの冒険』『さよならを教えて』にグッと心を掴まれましたね。と同時期に雑誌『オリーブ』にも大きく影響を受けて、フランス愛が加速していったという感じです。

    94〜95年までスウェーデンに留学していたこともあり、日本で就職してからも、いつかまたヨーロッパで暮らしてみたいとぼんやり願い続けていました。仕事に少し疲れを感じていた頃、夏休みを利用してパリを訪れ、その時に色々な出会いがあり30歳を目前に決心しました」と荻野さん。

    フランスに暮らして17年という桜井さんは「大学生になって第2外国語を選択するときになんとなくフランス語を選んだのがフランスとの出会いです。この授業がとてもおもしろかったおかげで、まずフランス語にハマりました。

    先生が語ってくれるフランスの様子や京都の関西日仏学館*でのフランス人教師たちとの交流、その当時のフランス好きならたいてい一度は通る『ベティ・ブルー』、『ポン・ヌフの恋人』などのフランス映画を見たりするうちにフランス自体への興味もぐんと高まり、95年に初めて旅行でパリに。そこで街やモニュメントの美しさに感動してフランス愛がさらに高まり、1年間フランスの地方都市に語学留学しました。留学を終えて帰国し、大学を卒業するまでの間にも年に1回はフランスへ。その後日本で就職しましたが、縁あってフランス人と結婚することになり、渡仏して今に至ります」。

    カルチャーや言語からフランスに魅了され、渡仏したというお2人。現在、トリコロル・パリのサイト運営とパリ関連の書籍の制作、パリ取材コーディネートなどをしながら、日々パリを歩いて新しいショップやレストランなどを取材してまわっているのだそう。

    *現在のアンスティチュ・フランセ関西—京都

     

    やっぱり難しい?フランス語勉強

    今回の著書はフランス語の本ということで、お2人はどのようにフランス語を学ばれたのかも気になるところ。

    荻野さんは「高校時代、フランスにどっぷりはまっていた頃に、NHKのテレビやラジオ講座を駆使して独学していました。その後大学で第2外国語としてフランス語を学んだり、大阪のアリアンス・フランセーズ*に通ったりしていましたが、実際フランス語をきちんと話せるようになったのは、パリでアルバイトを始めてからですね。そこでは電話をとったり取材に行ったり、フランス語で話さざるを得ない状況だったので鍛えられました。そういう意味では、あまりきちんと学んでいないという気持ちもあり、会話はほとんど不自由なくできますが、フランス語を書くことに関しては未だに苦手意識が強く、あんまり自信がないんです」と教えてくれました。

    *現在のアンスティチュ・フランセ関西—大阪

    桜井さんは「文法は主に大学の授業で学びました。語学学習は暗記するしかない部分も多いので、授業で毎週テストがあったのが効果的でした。それにプラスして、学生時代は京都の関西日仏学館の授業、さらに、NHKのテレビ講座も見ていましたね。留学中は会話がメインのカセット付きの教科書を見つけ、帰国後も音声を繰り返し聞きました。東京で就職してからは、フランス人の先生とのマンツーマンのレッスンも受けました。

    大学で3年間学んで留学に出発した時点で、文法はある程度身についていましたが、実際の聞き取りや会話力はまだまだで…。留学の最初の3ヶ月ほどで、ぐっと周囲の会話の聞き取りができるようになったと実感しましたが、そこから、自分の言いたいことを言えるようになるまではもっと時間がかかりました」。

     

    トリコロル・パリのフランス語勉強アドバイス

    お2人もいろいろな方法で学ばれていたようで、やっぱりフランス語は難しいんだな…と実感。とはいえ、諦めるのはまだ早い!ということで、フランス語勉強のコツや楽しくなるアイデアも教えてもらいました。

    1.細かいルールよりボキャブラリーを増やそう

    女性・男性名詞があったり、動詞の活用が複雑だったりして、とっつきにくい言語ではあります。でも実際には、「un(アン)」の代わりに「une(ユヌ)」と言っても、動詞の活用をちょっと間違えても、たいてい通じてしまいます。文法は大事だけれど、あまり細かいところは考えすぎず、ボキャブラリーを増やすほうが大事な気がします。知っている単語が増えると、自然と耳で聞いたときにもそれらの単語を聞き分けやすくなりますからね。

    2.好きなものから学ぼう

    たとえば映画が好きなら、フランス映画で自分が気に入ったものがあるなら、日本語字幕で観て、その後フランス語で見てみたりすると、楽しみながら学べます。小説や音楽など他のジャンルでも。とにかく自分の好きなものからフランス語に入るのが近道かもしれません。

    3.知らない単語に出会うたびに単語を増やそう

    単語の覚え方のコツは、知らない単語に出会うたびに、辞書で意味を調べてノートに書いておく。そしてそのノートをたまに眺めるようにすると、少しずつ自然に覚えられますよ。

    4.ラジオを聞いて耳を慣らす!

    トリコロル・パリのサイトにはフランスのラジオが聴けるリンクページがあるので、1日数分でもフランス語でニュースや音楽を聞いて、耳を慣らすのもいいかもしれませんね。

    「勉強するぞ!」となるとちょっとハードルが高い気がしてきますが、毎日の生活の中や好きなものからフランス語を知っていくというのなら、なんだかできそうな気がしてきますよね。

     

    トリコロル・パリ荻野さんおすすめフランス映画

    もともとフランス映画と音楽が好きだったという荻野さん。

    「おすすめの映画はたくさんあるので絞るのが難しいのですが、ヌーヴェルヴァーグのようなスタイリッシュな映画や人間関係を緻密に描いたザ・フランス映画という作品も良いですが、『フランス映画って難しい』と敬遠している人には『奇人たちの晩餐会』のようなコメディ映画を見て欲しいですね。

    『ラ・ラ・ランド』が世界的にヒットしていますが、この映画にも少なからず影響を与えた『ロシュフォールの恋人たち』をはじめとするジャック・ドゥミ監督のフレンチ・ミュージカル映画も素敵ですよ。世界観がとにかく素晴らしいので、映画から音楽、衣装、インテリアとさまざまな分野にも興味が広がると思います」。

    音楽は、女性デュオのブリジット(Brigitte)がかっこいいと言います。

    「彼女たちがインスパイアされた本家のブリジット・フォンテーヌも個人的にとても好きです。あとは若手シンガーソングライターのジェイン(Jain)は英語詞で歌っていますがフレンチのエスプリもあって良い感じ!男性ボーカルだと、ジュリアン・ドレもおかしみと皮肉が入り混じった、これぞフランス男って感じの歌を歌っていて味わいがあります」とのこと。映画好き、音楽好きの方はぜひ参考にしてみてください。

     

    試行錯誤しながらも楽しみながらフランス語を学んできたトリコロル・パリのお2人によるフランス語本ということで、ますます中身が気になってきたという方も多いのでは?後編では『パリが楽しくなる!かんたんフランス語』の魅力をたっぷり伺ってきました!お楽しみに!

     

    • ■書籍情報
    • パリが楽しくなる!かんたんフランス語
    • 著者:トリコロル・パリ(荻野雅代・桜井道子)
    • 出版元:パイ インターナショナル

     

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