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    日本初!シャルキュトリー×パンを楽しむビアレストラン『Bakery & Beer Butchers』

    フランス人の食卓に欠かせない「シャルキュトリー(charcuterie)」をご存知でしょうか?ソーセージやハム、ベーコン、パテやリエットなど、食肉加工品のことを意味します。今回、そのシャルキュトリーと一緒にパンやビールも楽しめるお店があると聞きつけさっそく行ってきました!

     

    食肉加工所&ベーカリー併設のビアレストラン

    2018年4月28日にオープンした『Bakery & Beer Butchers(ベーカリー アンド ビア ブッチャーズ)』。食肉加工所にベーカリーが併設されたビアレストランです。

    朝は焼きたてパン、ランチタイムからは自家製のソーセージやハムなどのシャルキュトリー、ディナーではシャルキュトリーに加え、贅沢な肉料理に厚木地ビール『サンクトガーレン』のビールを楽しめます。気になるシャルキュトリーのメニューからご紹介しましょう。

     

    「温度との駆け引きがおもしろい」シャルキュトリーのこだわり

    シャルキテュエの氏家シェフ

    シャルキテュエという食肉加工職人も常駐する『ベーカリー アンド ビア ブッチャーズ』。ソーセージやサラミ、テリーヌやパテなどのシャルキュトリーをはじめ、ドイツの家庭料理やフランスの郷土料理など幅広いラインナップを揃えています。

    店内では、ソーセージやパテなどのシャルキュトリーの製造工程や、生ハムやサラミのエイジングの様子も眺めることもできます。

    シャルキュトリーの盛り合わせ(Large5〜6人前)

    地元の「あつぎ豚」を使ったパテ・ド・カンパーニュをはじめ、鶏とベーコンのテリーヌや生ハム、サラミ、牛肉のタンなどいろいろなシャルキュトリーを堪能。ビールとの相性も抜群です!

    こちらは「あつぎ豚」のスモークレバー。ニンニクと塩をすり込んで2日マリネしてから火入れをし、スモークします。

    「シャルキテュエは、あまり聞きなれない職種かもしれませんね。加工するのがおもしろいんですよ。温度との駆け引きもそうですし、味付けはもちろん、肉のやわらかさを引き出すか、どうやっておいしく仕上げるかを試行錯誤しています」と氏家さん。

    ドイツの家庭料理「アイスバイン」。豚のすね肉を1週間ほど塩漬けしに、ハーブや野菜と一緒に約5時間じっくり煮込みます。シンプルな料理ですが、既製品では出せない味なのだとか。

    簡単にすっとナイフが入るやわらかさに驚き!しっとりとやわらかなお肉とぷるぷるのコラーゲンが絶品です。

     

    無添加がうれしい!自家製ソーセージを堪能

    自家製ソーセージを堪能できるメニューも。5本盛り合わせのほか、単品や3本盛り合わせからオーダーできます。

    写真右手から、

    • ・チーズ入り粗挽き…2種類の豚ひき肉にナツメグと塩胡椒を加え、プロセスチーズを入れたソーセージ。
    • ・チョリソー…細かく刻んだ豚肉に、スペイン産の2種類のパプリカパウダーを使用。ジ。チョリソーのイメージの辛味はなく、香り高いソーセージ。
    • ・サルシッチャ…にんにく、塩胡椒、赤ワインでマリネして腸詰したシンプルなソーセージ。
    • ・ヴァイスブルスト…3種類の豚ひき肉に、大和芋や玉ねぎをつなぎに使ったなめらかなソーセージ。ドイツ語で白いソーセージという意味。
    • ・カリーブルスト…人気1のヴァイスブルストベースのカレー風味のソーセージ。

    ソーセージは塩胡椒や香辛料、ニンニクやしょうがを使うことで、添加物を入れずに仕上げています。子どもでも安心して食べられるものを作りたいという思いが込められています。

    こちら「シュークルート」は、アルザスの郷土料理。「古白鶏」のモモ肉を使い、一夜漬けしてからコンフィして焼き上げています。ソーセージや塩漬けのキャベツと一緒に食べれば、酸味と旨味がマッチしておいしい!

     

    日本のクラフトビールのはじまり『サンクトガーレン』

    『ベーカリー アンド ビア ブッチャーズ』では、厚木地ビール『サンクトガーレン』の工場から直送したクラフトビールを樽生で提供しています。

    『サンクトガーレン』は、日本で地ビールが解禁する前より、アメリカで小規模ビールの製造販売を行っていた、元祖地ビール屋なのだとか。そのため「地ビール0号」とよばれているそう。造るビールはコクや香りを重視したエールビール。日本のスーパーやコンビニでよく目にするラガービールと作り方も特徴も全く異なります。上面発酵製法で造るエールビールは、フルーティーな香りに満ちたビールに。

    おすすめは「選べる4種のビール飲み比べ」。常時8種類以上あるビールのメニューからお好みの4種類を選び、飲み比べができるメニューです。

    サンクトガーレンの代表・岩本伸久さん

    季節の果物を使用したフルーツビールもあります。神奈川産のオレンジを丸ごと使った「湘南ゴールド」は、香水のような爽やかな柑橘の香りに苦味も効いていておいしい!

    限定醸造の「マンゴーIPA」もいただきました。『サンクトガーレン』の定番ビール「ゴールデンエール」の6.5倍の量のホップを使用しているビールです。通常ホップを大量に使ったIPAのビールは苦味が強いイメージですが、こちらは、今アメリカの東海岸でトレンドであるニューイングランドスタイルで作る、苦くないジューシーなIPA。フレッシュなホップを使い、苦味を抑えた製法で、ソフトな口当たりで濁っているのも特徴です。フレッシュなマンゴーの味わいが◎

     

    シャルキュトリーと組み合わせたパンも!

    併設されたベーカリーでは、群馬の国産小麦から丁寧に焼き上げる約30種類のパンを用意。モーニング時は、焼きたてパンと一緒に、淹れたてのコーヒーが150円で飲み放題!パンは、テイクアウトはもちろんビールやシャルキュトリーと一緒に楽しめます。

    左のガラス窓側がベーカリーの工房

    ベーカリーは全面がガラス張りのフルオープンキッチン。生地をこねるところから成形して焼きあがるまでの工程も見ることができます。まるで工場見学に訪れたような気分に!

    自家製ベーコンのエピや、生ハムを使ったフランスパン、玉ねぎと自家製ベーコンのパンなど、シャルキュトリーを組み合わせたパンもずらり!今後、サンドイッチなどの惣菜パンも登場していくそうです。

    こちらは、サラミとチーズのパン。サラミの端をスライスして乾燥させてカリカリにしたものを練りこんでいます。チーズとサラミの相性も抜群!そして一緒に飲みたくなるのがビール。パンはテイクアウトが中心ですが、11時までモーニングとしてイートインもできます。モーニングビールもあるので、パンと一緒にビールも朝から楽しめるのもうれしいポイント。夜はパンの盛り合わせや、ガーリックトーストなどのレストランメニューをいただくことができます。

    シャルキュトリーとパン、そしてビールの3つが一緒に味わえるなんとも贅沢なお店『ベーカリー アンド ビア ブッチャーズ』。モーニングからディナーまでさまざまなシーンで楽しませてくれるので、訪れる度に新しい発見がありそうです。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

     

    • ■お店情報
    • Bakery & Beer Butchers(ベーカリー アンド ビア ブッチャーズ)
    • 住所:神奈川県厚木市中町2-7-16 内田ビル1F
    • TEL:046−259−9125
    • ベーカリー&モーニング オープン 8:00〜11:00
    • ランチタイム 11:30〜15:00
    • カフェタイム 15:00〜17:00
    • ディナータイム [平日]17:00〜LO23:00 Close24、[金土祝前日]17:00〜LO24:00 Close25:00
    • 定休日: なし

    ※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報は、お店のHP、SNSなどをご確認ください。

     

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