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    パリ発のおいしいパンが吉祥寺でも!海外初進出のパティスリー ブーランジュリー『リベルテ』

    カルチャーやファッションを発信するパリ10区、サンマルタン運河の近くにお店を構えるパン屋『リベルテ ラ パティスリー ブーランジェリー以下、リベルテ)』の、世界展開1号店となる東京本店が、今年3月に吉祥寺にオープンしました。

    お店があるのは、吉祥寺駅北口から徒歩約10分の距離にある、東急百貨店裏手の飲食店が集まるエレガントなエリア。フランス・パリの雰囲気と味が楽しめるとあって、オープン当初から注目を集め、朝早くからたくさんの人が焼きたてのパンを求めて足を運びます。

     

    もっちり!日本人好みのハード系パン「パン リベルテ」

    中に入ると「Bonjour!」と、スタッフさんのフランス語での挨拶と笑顔に迎えられ、一気にパリジェンヌ気分に。ふっくら焼きたてのパンと色とりどりのケーキがずらりと並び、店内奥のガラス壁の向こう側では、パンやスイーツを作っている様子が見える明るくオープンな雰囲気です。

    『リベルテ』では、「クロワッサン」や「パン オ ショコラ」など定番の商品を含め、常時20種類のパンを厨房で焼き上げ、都度補充していきます。

    オープン初日に約700個も売れたという人気の「クロワッサン」

    ぜひ1度味わって欲しいのは、看板商品でもある「パン リベルテ」。格子状の焼き目が特徴のハード系のパンで、フランスのムーランブルジョワの小麦粉と北海道の小麦粉、セーグル粉をブレンドし、長時間低温でゆっくりと焼き上げられます。1/4サイズ、または1/8サイズにカットしてもらえます。

    ハード系のパンというと、バゲットのようにカリカリの食感をイメージしがちですが、この「パン リベルテ」は、ふっくら、しっとりとした日本人好みの食感を味わえるハード系パン。

    天然リンゴ酵母を使用しているので、爽やかな酸味の中にフルーティーなリンゴの香りも楽しめ、トーストしてバターと合わせるのはもちろん、トーストせずに、そのままでもおいしくいただけます。クリームチーズとも相性抜群なので、ワインのお供にしても◎。これまでのハード系パンのイメージを覆してくれるはずです。

     

    「お菓子を作るように繊細に」こだわりとともに焼き上げられる魅力的なパンたち

    多くのお客さんが注文していた、ぷっくり丸い形がかわいいブリオッシュ。

    「ブリオッシュ プラリネ」

    中でも「ブリオッシュ プラリネ」の生地には、フランス・リヨンの名物、プラリネロゼ(アーモンドを赤いシロップで煮込んでキャラメリゼしたもの)がふんだんに練り込まれ、鮮やかなピンク色がアクセントに。甘いヴィエノワズリーは朝食やおやつにもぴったりです。

    手前から「パン ド ミ ジャポネ(山型・角型)」、「パン ド フランセ」

    定番の食パンは、国産小麦粉を使用した日本人になじみ深い味わいの「パン ド ミ ジャポネ」と、卵と砂糖が入ったほんのり甘い「パン ド ミ フランセ」の2種類を販売。日本オリジナルとなる「パン ド ミ ジャポネ」は山型と角型があり、合わせる料理やその日の気分によって選べるのもうれしいですね。

    店名の「パティスリー ブーランジュリー」には「お菓子を作るような繊細さで作るパン」という意味が込められており、パンによって使用するバターや塩を変えるなど、商品ひとつひとつにこだわりが見られました。

    9時から11時は、購入したパンやサンドイッチは2階のカフェでのイートインも可能。熱々のコーヒーや紅茶と一緒に、平日の朝食として、休日のブランチとして楽しむのもおすすめです。

     

    フランスの発酵バターたっぷり!宝石のように美しいリベルテのケーキ

    また、フランスのパン屋さんさながらパティスリーも充実。トラディショナルなフランスのケーキを、リベルテ流にアレンジしたパティスリーは全部で13種類。

    「タルト シトロン」12cm

    「タルト シトロン」はフランスでもポピュラーなレモンタルト。パリのお店でも人気の商品のひとつです。レモンを皮ごと練り込んだレモンクレームがたっぷりとタルト生地に詰められ、甘酸っぱいレモンの酸味と爽やかな風味が口いっぱいに広がります。

    左上から時計周りに「サントノーレ」、「タルト タタン」、「タルト シトロン」

    カカオ66%のチョコレートを濃厚なクリームとともにプチシューに詰め込んだ、ビターなコクを堪能できる「サントノーレ」や、リンゴを丸ごと1個使用した「タルト タタン」、珍しい赤い色のモンブラン「モンルージュ」には、カシスピューレを使用したマロンクリームがたっぷり。

    どのケーキにもフランスの発酵バターをたっぷりと使用し、リッチな味わい。贅沢なひと時を味わえます。色とりどりの美しいケーキたちは、手土産にしても喜ばれること間違いなしです。

     

    2階のカフェでのんびりと過ごす午後のひととき

    11時から15時はランチメニュー、15時から19時はアペロメニューが楽しめます。食事のメニューにはフリーのパンとディップがセット。日本ではなじみのないディナー前のひと時を楽しむアペリティフ文化ですが、フランス風のライフスタイルを『リベルテ』で体験してみるのもいいかもしれませんね。

    「ずっと昔から、100年も前からそこにあるような、そんな店を作りたい」という想いで、おいしいパンとケーキ、カフェでの料理を提供する『リベルテ』。今後は吉祥寺周辺の食材をレストランで提供するなど、街との関わりを深めていくそうです。「吉祥寺のパン屋といえば、『リベルテ』そう呼ばれる日も遠くないかもしれません。

     

    ※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報は、お店のHP、SNSなどをご確認ください。

     

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