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    子どものバカンスに親は必死!?との家は乗馬コースを体験!

    フランスは10月の後半2週間はバカンス。フランスの学校は、なんと6週間学校に行ったら2週間のバカンスを挟むというバカンス大国。日本の学生たちが聞いたら羨ましいと悲鳴が出そうな制度なのですが、親は2週間のバカンスをどう過ごさせようかとちょっぴり必死です。

    1日預かってもらえる「学童」のようなシステムも充実していますし、1週間から2週間田舎のおじいちゃん&おばあちゃんが預かるというのは定番中の定番。(実家もしくは義理の両親の家に1~2週間預けるって日本ではほとんどないですよね?!しかもバカンスごとにです!)。もしくは1週間ずつ両親が休みをとって子どもの面倒を見るという人たちも。というわけで、学校がなくなってしまうとはいえ、働いている親でも何かしら、子供を預けたり面倒を見る手段はあるような社会システムにはなっているのですが、一体どうやって過ごさせようかと考えるのが6週間ごとにやってくるのです。

    我が家はこの9月からフランスの幼稚園の年少さん組に。ついに我が家もこの6週間ごとにやってくるバカンスの過ごし方を真剣に考えなくてはいけない状況になりました。このコラムを定期的に読んでくださっている方はご存知の方も多いかと思いますが、我が家は東京の西荻窪でフランス雑貨店を営んでいるので、ちょこちょこ日本に帰国して仕事しています。この10月も丸々1ヶ月、主人は百貨店でのフランスフェアイベントのため日本へ。

     

    フランスで人気の習い事「乗馬」初体験!

    日本人同士が結婚している我が家は、フランスに頼れる家族や親戚もいないので、私がワンオペをしながらの子育て週間となっているのですが、初めてのバカンスは乗馬クラブに通うことに。まだ3歳なので乗馬と言っても「ポニー」ちゃんに乗るコースですが、乗馬はフランスではとても人気の習い事なんです。

    フランスの習い事の中では、テニスや乗馬は料金が高いほうと分類はされますが、全体的に習い事価格がとても安いフランス。乗馬も気軽に始めることができる習い事なのです。(例えば、今回取っているバカンス中のポニークラブ料金は、1回1時間で25ユーロ(約3100円)。年間コースになるともっと割安で1回20ユーロ(約2500円)くらいになります。

     

    細かな座学は一切なし!?早速ポニーちゃんの背中に乗って♪

    我が家の3歳半の息子が通うバカンス中のコース。1回だけでも毎日でも取れるようになっていますが、毎回ポニーちゃんを割り当てられ、そのポニーちゃんをブラシがけしながらご挨拶して、練習場に連れて行って、「歩いてー!」「止まってー!」「Uターンしてー!」なんて、いきなり練習が始まるのです。特に馬の操り方の説明を受けることなく(笑)。結構な放置プレイです(笑)。

    そして、「じゃあ、手を離して、ボールを投げるから受けっとって投げ返して!」なんて、「えっ、いきなりそういう感じ?!」と見てる私がドキドキしてしまうことをどんどんやってしまう感じです。

    自己責任の国、フランスならではかしら。なんて、授業風景を毎日楽しく見ている秋バカンス。「安全。安全。何かあったときのために、必要以上の安全」というのとは180度真逆の国おフランスですが、私はこういうところがけっこう気に入っています。そして息子も楽しくポニーちゃんに会いに通っています。

     

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