シンプルで上質なライフスタイルを提案するWEBマガジン “パリマグ”
  • PARIS

    ノルマンディーの海岸にあるヴァッシュ・ノワールで化石を発見!?

    ノルマンディーのウルガット(Houlgate)という海辺の街に、よく家族で訪れるのですが、ここは美しい砂浜が長く続くことで有名な海岸です。この夏も、その海岸へ行ってきました!

    奥に見えるのが、人気リゾート地ドーヴィル・トゥルーヴィル

    普段は海辺に寝そべってゆっくりしたり、子どもたちは砂でお城を作ったりと、海岸ヴァカンスの典型的な時を過ごすのですが、今年はいつもとはちょっと違う過ごし方をしました。

    というのも、この辺りの海は、満潮と干潮の差がとても激しく、浅瀬が続いている地形のため、海の表情が朝昼晩、見るたびに変わっていくのが特徴。訪れたタイミングが干潮と重なってしまい、海は遠浅で、泳ぎに行くにも優に100mは歩かなければならないのでちょっと大変です。

    そこで、今回は予定を変更してヴァッシュ・ノワール(Vache noir)まで散歩することにしました。ヴァッシュ・ノワールというのは、海岸線に続く黒土の崖。この辺りではちょっと有名なスポットにもなっています。

    満潮時には砂浜は水の中に沈んでしまうため、砂浜を散歩していたら、水が上がってきて、崖をよじ上るはめになるなんてことも! 満潮には気をつけながら、ウルガットから海辺のお散歩をしてきました。

     

    ヴァッシュ・ノワールを目指して散策!

    奥に見える黒っぽく見える粘土質の崖がヴァッシュ・ノワールの始まる地点。この辺りまで行ってみることしました。

    横には、干潮のタイミングを狙って乗馬する人たちも。私たちもやってみたい!などと考えながら歩いているうちに、どんどん足場に石ころがゴロゴロし始めました。

    岩場の様子を見てみると…変わった形の石のような貝のようなものがゴロゴロ落ちています!こんな貝はあまり見たことないので、珍しさに惹かれて広い集めることに。

    土にしっかり埋もれていて、素手ではとれないものも結構ありました。周りを見回してみると、袋にたくさん集めている人が何人もいました。崖の方に入り込んで、金槌やドライバーを手に、本格的に採集している人まで!

    でも、仕事ではなさそう…。家族連れで、化石探しを楽しんでいるようでした。

    この石もよく見るとひだがある貝がたくさん埋まっていますね!

    岩を動かすと出てきた蟹。この蟹も遠い未来には化石になるのかな?と想像に耽ると、なんだかワクワクしてきます!

    ヴァッシュ・ノワールに行きたい方は、ドーヴィル・トゥルーヴィル(Dauville-Trouville)駅から乗り換え、ウルガット(Houlgate)駅下車。海岸線に出たら、ひたすら北上していきます。潮の満干にはくれぐれも気をつけてくださいね!

     

    ■一緒に読みたい記事

    食べ放題で動物園なイベント!?「農業見本市」

    乗馬体験がきっかけで馬主に!?フランスの馬とのつきあい方

    120年前から変わらぬ大迫力!建物も展示も楽しめるパリの恐竜博物館

    PARIS mag OFFICIAL Instagram
    キャラWalker