秋から春頃までスーパーでよく見かけるりんご。私たち日本人にとって身近な果物ですが、フランスでも人気とのこと。フランスで一番消費されている果物なんて言われているそうです。フランス人の大好きなスイーツであるタルト・タタンやタルト・オ・ポムもりんごを使ったものですし、シードルやカルヴァドスもりんごのお酒です。フランス料理でお肉の付け合わせでりんごのソテーが添えてあることも。
日本ではデザートとして生で食べることの多いりんごですが、フランスでは手を加えることでスイーツや料理、お酒など様々なかたちで食卓にりんごが登場するのです。
これはぜひ我が家の食卓にもりんごを!と思い、料理研究家の口尾さんに、りんごのレシピをお願いしました。今回は付け合せにもぴったりなりんごのソテーを教えてもらいました。
レーズンとシナモン風味のりんごソテーの作り方
- 【材料】(2人分)
- りんご:1個
レーズン:大さじ1~2 ※事前に水に漬けてふやかしておくと、さらにひと手間で◎。 - バター:15g
- 砂糖:大さじ2~3
レモン汁:大さじ1/2 - シナモンパウダー(仕上げ用):適量
【作り方】
1.りんごを切ります。
リンゴは皮をむき、食べやすい大きさに切ります。あまり細かすぎるとすぐにジャム状になってしまうので、大きめの乱切りにします。
2. フライパンにバターを溶かします。
3.切ったりんごをフライパンに入れ、炒めます。
4.残りの材料を入れ、さらに炒めます。
5.りんごに火が通ってきたら、火を止めます。
りんごの角が丸くなり、半透明になってきたところが火を止めるタイミングです。
6.器に盛り、シナモンパウダーをふれば完成です。
シナモンパウダーではなくシナモンスティックを使う場合は、一緒に炒めてください。お皿に盛った後、レモンをしぼってもおいしいですよ。
そのまま食べてもよし、付け合わせや具材にしても!
フランス風にポークやチキンのソテーの付け合わせにすれば、グンとおしゃれなディナーになります。グラノーラやヨーグルト、アイスクリームなどとも相性抜群ですのでスイーツとしても◎。パイ生地に載せて焼けばアップルパイになりますし、春巻きの皮に巻いて揚げてもおいしいですよ。レーズンを入れてちょっと大人の味付けにしているので、チーズとワインともぴったり。
ソテーにすればちょっと古くなったりんごでもOKなので、たくさんもらって飽きてきたなという時にもいいですね。
デザートとしても、食事の付け合わせにしても、お酒とも合うという、まさに万能なりんごのソテーです。