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    年末の大掃除シーズン。社会貢献にもなる、気持ちのいいモノの手放し方

    いよいよ、2021年も終わりに近づきました。新年を迎えるにあたって、身の回りのものを整理整頓し始める時期です。大掃除をすると、必然的に出てくるのが不要になったモノたち。溜まったゴミ袋の中には「以前は胸をときめかせて買ったはずなのに…」と、大切にしていたモノも含まれているのではないでしょうか。

    収集所に出す前に、一旦ストップ。手放し方さえ工夫をすれば、必要なモノとして誰かの手に渡ったり、好きなブランドの持続可能な取り組みを応援できたりする一手になるかもしれません。今回は、罪悪感なく、気持ちよくモノを手放す方法をカテゴリ別に4つご紹介します。

     

    古本を使った、新しい寄付のかたち。バリューブックス「チャリボン」

    一度読み終えたら、愛着を感じつつも、手放すことの多い書籍たち。紐で括って捨てたり、一つひとつ中古で出品したりするのは意外と手間がかかりますよね。

    そこでおすすめなのが世界中の人々が自由に読書を楽しみ、学ぶ環境づくりを目指す『バリューブックス』が行うプロジェクト「チャリボン」。不要になった書籍の買取金額をさまざまな社会問題の解決に取り組む団体に寄付できる仕組みです。寄付先を選ぶことができるので、自分が手放した本がどんな方々の寄付につながるのか、目に見えるのもうれしいポイント。

    手順は、寄付先を選んで、本を箱に詰めて、取りに来てくれるのを待つだけ。概ね10日前後(繁忙期を除く)で、選んだ団体へいくらの寄付につながったのかお知らせが届きます。本棚の写真を撮影すると、どの書籍にどれくらいの値段がつくのか可視化できるという「本棚スキャン」という無料サービスもあります。手元にある書籍がいくらくらいの寄付につながるのか、まずは試してみるのもおすすめです!

     

    サイズアウトしたお子さんの服も、ポイッと入れて生まれ変わる。無印良品「ReMUJI」

    次に紹介するのは、『無印良品』が行う古着回収のリサイクル・リユース。シンプルで使い勝手のいい無印良品のお洋服は、ご家族でも愛用されている方が多いのではないでしょうか。

    無印良品(※一部店舗を除く)に行くと目を惹くのが、服の回収ボックス。こちらでは、下着や靴下を除いた無印良品の繊維商品であれば、お買い物ついでに入れて帰ることができます。

    回収された繊維商品たちは、染め直し新たな商品「ReMUJI」として販売されたり、もう一度服の原料に生まれ変わったり、車を動かす燃料となるバイオエタノールに生まれ変わったりします。状態や素材によって生まれ変わり方はさまざまですが、自分が普段身につけていた服が違った形で誰かの手に渡っていくと思うとなんだかワクワクしますよね。

     

    環境に優しいアイテムと、捨て方までしっかりサポート。Cosme Kitchen「リサイクル キッチン プログラム」

    自分の肌にも地球にも優しいコスメ取り揃えている『Cosme Kitchen』。ナチュラルコスメやオーガニックコスメをぐっと身近に感じさせてくれる存在です。

    そんなCosme Kitchenが昨年から開始したのが「リサイクル キッチン プログラム」。Cosme Kitchenが扱う商品のプラスチックやガラス性の空き容器を回収し、新しい商品のパッケージとして蘇らせるという取り組みです。

    特に、化粧水や保湿剤などの基礎化粧品類は、比較的消費サイクルが早いものです。買い替えのタイミングで店舗に空き容器を持っていき、また新しいものを買って帰る。そんな風に習慣として取り入れやすいのも、身近な場所にあるCosme Kitchenならではですね。

     

    身近なブランドをまとめて回収。「LOFT GREEN PROJECT リサイクルプログラム」

    最後にご紹介するのは、『ロフト』で販売されているさまざまなブランドのプラスチック、アルミ、ガラス製の空き容器を回収してくれる「LOFT GREEN PROJECT リサイクルプログラム」。全国のロフト26店舗の健康雑貨売り場に専用の回収ボックスが設置されています。回収された容器は、テラサイクル社との連携により、ペレットという細かいチップに加工され、 お店のレジかごや植木用のポットなどに生まれ変わるそう。

    コスメだけでなくシャンプーやボティソープなど、多種多様かつとても身近なブランドが勢揃い。ブランド一覧を見てピンとくる方は、ぜひお近くのロフトに足を運んでみてくださいね!

     

    今回は、普段のお買い物の延長でできる、モノの手放し方をいくつかご紹介しました。日々の生活の中で気をつけていても、不要になってしまった物やゴミが出てしまうことは仕方ありません。しかし、楽しく社会貢献をしながら、自分にも人にも地球にも優しい手放し方の選択肢がたくさん出てきています。気持ちのいい新年が迎える一手になれば幸いです。

     

     

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