フランス・パリのマレ地区にある文房具店『PAPIER TIGRE(パピエ ティグル)』。その2つ目となる店舗が、今年9月日本橋浜町にオープンしました。
「パピエ ティグル」とは、日本語で「虎の紙」のこと。日本の張り子の虎は紙で作られているのにしっかりしている。薄く柔らかな紙も、扱い方によって非常に強さをもったものになる、そんな紙の両義性をイメージしてブランド名をつけたと言います。
創始者のフランス人デザイナーたちは、大の日本好き。来日時に日本製の文房具の質の高さに感銘を受け、2店舗目を日本に出店することを決めたのだそうです。
自分好みがきっと見つかるユニークな紙製品が勢ぞろい
お店があるのは浜町駅から歩いて約8分ほどの場所。シンプルな店内にペーパーアイテムがずらりと並んでいます。
取り扱う文房具の数は100点以上。日本ではなかなか見かけないユニークな配色やポップなデザインのものばかりです。商品の脇には、フランス語の書き込みがされた使用例の展示もあり、一層おしゃれな雰囲気を高めてくれます。
中でも人気なのはスケジュール帳。世界で初めてウィークリー手帳を作ったフランス生まれの『Quo Vadis (クオバディス)』とのコラボ商品で、さまざまなデザインとサイズがあり、使い勝手も抜群。2018年版もすでに販売しているので、来年の手帳の購入を考えている方はぜひチェックしてみては?
壁際を飾るのは、今シーズンのアイテム。デザインコンセプトは「メキシコの文明」。古代文明を彷彿とさせるピラミッド型やフォークロア模様が独創的です。デザイナーがメキシコを訪れた際にひらめいたデザインで、「旅」の風景やその土地の色を彷彿とさせる柄や模様を楽しめます。このノートを使えばユニークなアイデアがひらめくかも。
パピエ ティグルの商品は、1月と9月の年2回、デザインコンセプトが一新されます。旅好きのデザイナーが旅先で見た風景や体験、歴史的なできごと、過去のソースなどさまざまなインスピレーションを元にデザインされているのだそう。テーマを決めてデザインする、同じデザインには2度と出会えないので、気になるものは迷わずゲットすることをおすすめします。
蛇腹折りになっているかのような立体感のある壁紙カレンダーには、曜日や祝祭日の記載がありません。おしゃれなインテリアとしてはもちろん、マスキングテープを使って予定を書き込めば、毎年繰り返し使えるという嬉しい1品。
こちらはステッカー。組み合わせることでオリジナルの柄ができるというもの。シンプルな封筒も『パピエ ティグル』風に変身です。
洗練されていながらも遊び心のあるアイテムは、自分用はもちろん、プレゼントにするのも相手に喜ばれること間違いなしです。
パピエ・ティグルセレクトのアイテムも販売
「パピエ ティグル」のアイテムの他にも香り付きのキャンドルや、パリの地区をイメージした香りのサシェなど、魅力的な商品も販売しています。気になるアイテムがたくさんあって、時間を忘れてあれこれ見入ってしまいます。
おしゃれなパリやニューヨークなど、海外主要都市のガイドブックも置いてありました。パリ版には、マレ地区の『パピエ ティグル』も載っています。情報満載のごちゃごちゃ感はなく、まるで写真集のよう。お気に入りの街やいつか行ってみたい街のガイドブックを、部屋にインテリアとして飾っておきたい1冊です。
サロン・ド・テで味わう日本の銘茶にホッと一息
店内入り口近くにあるサロン・ド・テ パピエティグルでは、静岡や福岡、鹿児島、宮崎など、日本各地の12種類の銘茶や和菓子を味わうことができます。
この日は福岡県の原島農園の煎茶「おくみどり」をいただくことにしました。真っ赤なラベルが印象的です。
スタッフさんが分銅を使った秤で茶葉を計り、釜で沸かした湯を急須に注いで提供してくれます。まずはひと口、と口に含むと渋みや癖は一切なく、甘みとまろやかさを感じます。日本人でありながら、初めて煎茶のおいしさを知ったような感動がありました。
こちらのサロン・ド・テでは、選んだお茶を三煎いただくことができます。二煎目は色も香り立っていて、一煎目とは違った味わいを楽しめました。
三煎目は玄米をプラスして玄米茶としていただきます。ふんわりと、香ばしい香りが口いっぱいに広がり、同じ茶葉を使っているはずなのに、三煎ともまるで違うお茶の表情を感じられます。
取り扱っている茶葉は、購入することも可能。パッケージもとてもかわいいのでこちらもプレゼントにもおすすめです。
おしゃれなプロダクトに囲まれて、美味しいお茶とともに味わってみてはいかがでしょうか。
- ■お店情報
- PAPIER TIGRE(パピエ ティグル)
- 住所:東京都中央区日本橋浜町3-10-4(地図)
- TEL:03-6875-0431
- 営業時間:11:00-19:00
- 定休日:日・月曜日
※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報は、お店のHP、SNSなどをご確認ください。
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