涼しくなり、クリエイティブなことに触れたくなる秋。アートや芸術に触れ、自分の感性を磨きに出かけてみませんか?
パリ発のサプライズBOX「マイリトルボックス」も、今月のボックステーマはARTなんだとか。今回は、秋に楽しみたいアート散歩を紹介したいと思います。
クラッチバッグ型のマイリトルボックスの中には、TOKYOアートマップが入っていて、秋のおでかけのインスピレーションは膨らむばかり。展覧会やアートイベントの多い秋。どこに行こうかいろいろと調べて、Bunkamura ザ・ミュージアムの展示が気になったので、渋谷でアート巡りをすることにしました。
お気に入りのバックには、クリエイティビティを刺激されたらすぐ描けるようにノートとペン、お散歩途中に小腹が減ったときのためにおやつ、身だしなみ用にハンドクリームをイン!いざ、秋の渋谷アート探訪へ。
創造力を刺激する映画を観に『渋谷アップリンクへ』
まずは、国内外のカルチャー純度の高い映画を毎日上映している映画館『アップリンク渋谷』で、アートを感じる映画を観ることに。映画の上映の他、ライブイベントなども行われています。ギャラリー展示やDVDや書籍などを販売するマーケットが併設されており、クリエイティビティを刺激したいときにはぴったりのスポットです。
今回おすすめしたいのが、アレハンドロ・ホドロフスキーの最新作『エンドレス・ポエトリー』(11月18日公開)。主人公がダンサーや彫刻画家や詩人など若きアーティストとの交流により自身の生きる道を見つけていくストーリーは、創造力を刺激してくれること間違いなし。来年1月に公開される『デヴィッド・リンチ:アートライフ』もおすすめ。映像作品だけでなく、絵画、立体、写真、音楽など様々な方法で表現活動を続けているリンチ氏の創作の裏側を知ることができる作品です。
映画を堪能したら、ここで昼食を。併設する『Tabela(タベラ)』は、世界の多彩なお料理を楽しめるカフェレストラン。
人気ランチ「お野菜のクスクス」をチョイスしました。たっぷりのスパイスで煮込まれたお野菜が柔らかくとってもおいしいです。自家製のハリッサを載せながらいただきました。
食後に、コーヒーとミニスイーツをいただきながら今日の計画を練ります。
- ■お店情報
- アップリンク渋谷/Tabela
- 住所:東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル 1階・2階
- TEL:[アップリンク渋谷]03-6825-5503/[Tabela]03-6825-5501
- 営業時間:[アップリンク渋谷]上映時間に準じる
- [Tabela]11:45〜23:00(土日は12:00開店)
オットー・ネーベルの美しい色彩に触れる
お腹いっぱいになったので、『Bunkamuraザ・ミュージアム』で開催されている「オットー・ネーベル展」に行くことに。
オットー・ネーベルはスイスやドイツで活躍した画家。1920年代半ばにバウハウスでカンディンスキーやクレーと出会い、交流を育んでいたことでも知られています。
日本初の回顧展となる本展は、建築、演劇、音楽、抽象、近東など彼が手掛けた主要テーマに沿って紹介されています。
クレーやカンディンスキー、シャガールなど同時代の画家たちの作品も併せて紹介されています。ネーベルが様々な画風を実験的に取り入れながら独自の様式を確立していく過程を知ることのできる展覧会です。
- ■展覧会情報
- オットー・ネーベル展 シャガール、カンディンスキー、クレーの時代
- 開催期間:2017年10月7日(土)〜12月17日(日)(11/4(火)のみ休館)
- 開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
- ※毎週金・土曜日は、21:00まで(入館は20:30まで)
- 会場:Bunkamuraザ・ミュージアム(地図)
- 入館料:[一般]1,500円/[大学・高校生]1,000円/[中学・小学生]700円
展覧会場を出たら、ブックショップ『NADiff modern(ナディッフモダン)』に。
「オットー・ネーベル展」に関する書籍も並んでいます。
アートに関する書籍や絵本などのほかにも雑貨やアクセサリーなども並んでいます。
展覧会などに連動して店内の商品ラインアップは随時変更されていくとのことで、訪れる度に発見がある本屋さんです。
2階のフロアでは、近くの松濤美術館で展覧会をしている三沢厚彦さんの「アニマルズ」の展示がありました。
- ■お店情報
- NADiff modern
- 住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 BunkamuraB1
- 電話:03-3477-9134
- 営業時間:[日~木]10:00〜20:00/[金・土]10:00〜21:00
- 定休日:月曜日
少し休憩をしようと、『NADiff modern』と同じフロアにある、『ドゥ マゴ パリ』でアフタヌーンティーを。『ドゥ マゴ パリ』は、ピカソやヘミングウェイなど多くの芸術家が集い、文化や芸術が育まれたパリの老舗カフェ『ドゥ マゴ』の伝統を受け継いだカフェです。
ティータイムということで、創業当時からの人気メニュー「タルト・タタン」と紅茶をチョイス。ふじりんごのみでじっくり作り上げられた「タルト・タタン」は、ギュッと凝縮したりんごのおいしさを堪能できる一品。甘すぎずさっぱりとしていながらも濃厚なクレームシャンティとも相性抜群です。
映画や「オットー・ネーベル展」で出会ったもの、感じたことなどノートに記したりして、のんびりとティータイムを過ごしました。
動物たちが生息するアニマルハウスへ
絶品「タルト・タタン」で元気をチャージできたので、もう少しアート散歩を続けることに。
『松濤美術館』で開催されている「三沢厚彦 アニマルハウス 謎の館」の展示を見に行ってきました。
現代日本を代表する彫刻家である三沢厚彦。ノミや刀を使用する木彫という伝統的な技法によって、クスノキの丸太から彫りだされ、油絵具で彩色されたその実物大の動物たち「ANIMALS」が、美術館内のいたるところに展示されています。
「ANIMALS」たちのオーラや存在感に圧倒されるはず!
会期中は三沢厚彦本人も館内に居場所を構え、制作したり、展示することもあるのだそう。親交の深い、彫刻家・舟越桂、画家の小林正人と杉戸洋、写真家の浅田政志など注目の作家たちを館の中へと招き入れる企画も。
野性味溢れる「ANIMALS」たちの姿はぜひ間近で見てほしいです!
- ■展覧会情報
- 三沢厚彦 アニマルハウス 謎の館
- 開催期間:2017年10月7日(土)〜11月26日(日)
- 開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
- ※毎週金曜日は、20:00まで
- 会場:松濤美術館(地図)
- 入館料:[一般]500円/[大学生]400円/[高校生・60歳以上]250円/[小学生]100円
- 休館日:月曜日
家でもアートやデザインに触れる
たくさんのアートやクリエイティビティに触れることができたアート散歩。おうちに帰るその前に、本屋さんに寄ることにしました。
奥渋谷へ向かう途中にある『SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(SPBS)』は、出版も手がける本屋さんです。
店内には、カルチャー、エンタメ、フード、ライフスタイル、旅、アート、写真、デザイン、リトルプレスといったジャンルを中心に、スタッフのみなさんが独自にセレクトされた本が所狭しと並んでいます。関連する書籍に次々と出会える書棚も秀逸で、いろいろな本との出会いを体験できる本屋さんです。
古着や雑貨も販売されています。どれも「本好き」の感性を刺激するアイテムばかりなので、こちらも要チェックです。
- ■お店情報
- SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS
- 住所:東京都渋谷区神山町17-3テラス神山
- TEL:03-5465-0588
- 時間:11:00~23:00(日曜日は22:00閉店)
渋谷でのアート散歩を通して、たくさんのクリエイティビティに触れた1日。おうちに帰ったら、今日1日を振り返りながら、1日歩いた疲れを取ることも忘れずに。
この秋は、アートに触れ、感性を磨くアート散歩に出かけてみてはいかがですか?
- ■協力
- My Little Box
- 10月のボックスのテーマは「Arts」!秋のアート散歩にぴったりなアイテムが入っています。
- >お申込みはこちら
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