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上質なファストフード?九段下のチリビーンズ専門店『Chili Parlor9』

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上質なファストフード?九段下のチリビーンズ専門店『Chili Parlor9』

日本の豆料理といえば煮豆や茹で枝豆ですね。しかし、世界を見てみると、多種多様な豆料理が存在します。なかでもメキシコのチリビーンズは有名。おいしくて、栄養満点のチリビーンズをメインにしたカフェがあると聞いて、九段下に行ってきました。

 

NYトレンドをいち早く取り入れた『Chili Parlor9(チリパーラーナイン)』

グリーンとネオンの組み合わせがおしゃれ!

市ヶ谷駅から九段下駅に続く靖国通りを歩いていると、靖国神社のほど近くにいつも人が集まっているパン屋さんがあります。そこは松浦亜希さんがエグゼクティブシェフを務める『エピエリ』グループのパンを製造販売する『FACTORY』。松浦亜希さんといえば、おいしくて体に優しい料理を提案しています。その数歩歩いた先の角にあるのが、今回訪れる『Chili Parlor9』です。

NYブルックリンにあるお店のような『Chili Parlor9』。ネオンで掲げられた店名が目を惹きます。お店に入ると、『Chili Parlor9』と『FACTORY』のマネージャー・金井春奈さんが「こんにちは!」と明るい声で出迎えてくれました。

『エピエリ』グループの九段エリアを統括している金井さん

「ここは“豆を食べる店”としてオープンしたチリビーンズ専門店です。食器から内装までNYのブルックリンを思わせるアンティークな雰囲気にしています」という金井さん。なぜお豆にフォーカスしたお店にしたのでしょうか?

ちょっとしたところにNYのエッセンスを感じる店内

「オーナーの松浦は海外に行ってはその土地の食文化を学んでいます。10年ほど前にNYに訪れた際、日本ではまだ話題になっていなかったローカーボ(低糖質)やマクロビオティックが流行していました。その料理のひとつが豆料理です。世界中で食べられている豆料理ですが、日本では甘い煮豆のイメージしかありません。そこで健康になれる豆料理を提供しようと思い『Chili Parlor9』を立ち上げました。あと『FACTORY』のパンを使って、ちゃんとしたホットドッグを作りたかったんですよね」。

契約農家から仕入れている有機野菜は店頭で購入も可能

『Chili Parlor9』のアドレスは九段下という、まさにオフィス街。あまり生活感のないエリアを選んだのには、どのような理由が?

「近隣のオフィスで働く人は、ここに住んでいませんが、それぞれ暮らしている場所がありますよね。仕事の合間に立ち寄っていただくのはもちろんですが、うちや『FACTORY』のパンを買って帰ってもらえれば、それがきっかけで家族やご近所さんに私たちの商品を知ってもらえます。そのようにどんどんと広がっていけばうれしいですね」。

 

『Chili Parlor9』のチリビーンズはなぜ辛くない?

女性や外国人にも人気のチリビーンズ

チリビーンズというとスパイシーな豆料理という印象がありますが、こちらのチリビーンズは小さなお子さんでも食べられるくらいに優しい味わい。

「私たちが作る料理は素材の味を大切にしているので、調味料はオイルと塩、そしてスパイス数種類のみ。スパイスは辛すぎないよう、香りをプラスする程度に調合しています。チリビーンズのレシピは松浦がNYで食べた味を元にオリジナルで作りました」。

豆は国産の金時豆やうずら豆、時期によって花豆や黒大豆を加えているんだとか。ごろごろ&ほくほくの豆は食べ応えも十分。素材の味がしっかりしているからこそ、少しの調味料とスパイスで驚くほど素材の味が引き立つんですね。

(左)ハンドメイドのコールスロー、(右)ピクルス

野菜は全て清里の自社農園と、三浦半島の契約農家さんから仕入れている有機栽培の新鮮なものを使用。それらの野菜を使ったコールスローとピクルスは、全ての料理に添えられていて、おかわり自由なんです!野菜不足なオフィスワーカーの人たちに、おいしい野菜をたっぷり食べてほしいという心遣いがうれしいですね。

調理のこだわりについて伺うと「余分な油はそのつど取るなど、時間をかけてていねいに調理することです。でもこれはこだわりというより、当たり前のこと。メニューが少ない分、おいしい料理を提供したいと思っています」と金井さんは答えてくれました。

 

カリッとしたパンと、ジューシーなソーセージ。ていねいなファストフードを堪能

大きく頬張りたくなるボリューム!

『Chili Parlor9』ではチリビーンズを使ったライスボウルや、ホットドッグがいただけます。今回は「ホットドッグとスモールチリセット」と「ビーフチリセット」をオーダー。どちらも『Chili Parlor9』で人気のメニューです。

『FACTORY』で作られたパンに大きなソーセージが挟まれたホットドッグは、いかにもアメリカンな一品。トーストされたパンのカリッとした食感と、ブリンとジューシーなソーセージのコンビネーションは“ファストフード”の枠を超えています。ソーセージはオリジナルレシピのものを契約しているお肉屋さんで製造してもらっているそうです。添えられたチリビーンズは、そのまま食べても、ホットドッグにトッピングしても◎。お好みの食べ方で楽しめます。

ビーフチリは、玄米ごはんにビーフチリをかけたライスボウル。粗くみじん切りした赤玉ねぎ、パクチー、サワークリーム(またはチェダーチーズ)をトッピングした、メキシカンな料理です。玄米特有の香りと優しい味わいのチリビーンズが相性抜群。こちらのライスボウルは大豆ミートのベジタリアンボウルもセレクトできます。

 

「週末にホットドッグ食べにいらっしゃるファミリーがいて、小さなお子さんがホットドッグを頬張る姿が本当にかわいいんですよ。これからもみなさんの生活の一部になる料理を提供し続けていきたいですね」。

おいしいパンと料理のコラボレーション。『Chili Parlor9』はテイクアウトやデリバリーも可能。おいしくて体も喜ぶ料理をおうちで楽しむことができますよ。ランチに、休日のブランチにちょっとハイグレードなホットドッグはいかがですか?

 

 

  • ■お店情報
  • Chili Parlor9
  • 住所:東京都千代田区九段南3-7-12
  • TEL:03-3234-2309
  • 営業時間:11:00-19:00
  • 定休日:無休

※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報は、お店のHP、SNSなどをご確認ください。

 

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