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    パンもお肉も自家製!渋谷『松涛カフェ』のローストビーフのサンドイッチ

    渋谷で長く愛されている『松涛カフェ』。実はいろいろと変化を遂げているのをご存知でしょうか?2018年7月にリニューアルオープンしたお店に伺い、オーナーの杉浦さんにお話を聞いてきました。

     

    14年続く名物!「松涛ケーキ」のバタートースト

    高級住宅街として知られる松涛エリア。『松涛カフェ』は14年前この場所にオープン、そして平成26年から5年間『Bunkamura』へ出張、昨年7月にこの地へ戻ってきたそう。

    駅からお店までは歩いて10分少々。この並びには飲食店はほとんどなく、人通りも多いとは言えないエリア。さらにこの物件は「どんなお店が入っても、2年以上は続かない」と有名だったのだとか!そこで、「どうやったらお客さんが来てくれるだろう」ということを突き詰めて考えた杉浦さんは、「渋谷に寄ったついでではなく、このお店を目的に来てくれるメニューを作ろう」と、料理経験もないなか試行錯誤。そこで誕生したのが名物「松涛ケーキ」です。

    「松涛ケーキ」カスタマイズできるトッピングも人気

    14年間続くメニューであり、『松涛カフェ』の名物である「松涛ケーキ」という名のシフォンケーキ。きめ細やかでふわふわで軽い!たっぷりのホイップもほどよい甘さで絶妙です。

    北海道産の小麦を使用し、ヘルシーにするために脂肪分の少ない牛乳を、そして卵は養鶏場から仕入れるというこだわりよう。立地条件は悪いけど、「おいしいケーキがあれば自然と口コミで広がるはず」と、材料にとにかくこだわったと言います。

    「松涛シフォン」は、もともとパンケーキ作りから誕生したメニュー。お店の名物になる、目を引くような高さのある分厚いパンケーキを作ろうと考えた杉浦さん。金型を使った分厚いパンケーキを焼くとなると時間もかかる上ずっと付きっきりでなくてはいけない…それを解決するべく考え出したのがシフォン型のパンケーキだったのです!

    こちらは「松涛ケーキ」のバタートースト。「松涛ケーキ」にバターを塗り、こんがりトーストした1品です。バターを塗る作業1つにおいても、満遍なくムラなく行き渡るようにと、溶かしバターをハケで塗るというひと手間があります。

    バターの塩味とケーキの甘み、そして生クリームのコラボレーションが絶妙!生クリームも甘すぎず、ケーキもふわふわで軽いのでペロリと完食してしまいました。

     

    すべてが自家製!ローストビーフのサンドイッチ

    『松涛カフェ』の名物として外せないメニューがもう1つ。オープン時から続く人気メニュー「自家製ローストビーフのサンドイッチ」です。

    サイズも選べる「自家製ローストビーフのサンドイッチ」

    今回オーダーしたのは、ミディアムサイズの「自家製ローストビーフのサンドイッチ」!

    「ローストビーフは低温でじっくり長時間焼いています。当初、ワインに漬け込んだり、ニンニクをすり込んだりいろいろ試したんです。でも、最終的に塩胡椒の味付けが一番おいしくて!温度が一番の肝で、お肉がしっとりと仕上がるようにしています」と杉浦さん。

    サニーレタス、ルッコラ、玉ねぎ、チェダーチーズ、そしてローストビーフが何層にもサンドされています。大きく口をあけてがぶり。お肉感も満載!そしてほのかに甘みのあるパンと具材がマッチしておいしい!実はこちらのメニュー、最近グレードアップしたそうで、それは…

    北海道の小麦ユメチカラを使った山型食パン

    なんと自家製パンでサンドしているということ!パンもローストビーフも手作りの、完全自家製のサンドイッチが完成したのだそうです。「パンがおいしい!」と食べてその違いに気づく常連さんも。

    当時このエリアにパン屋さんがなかったことから、パン屋をやりたいと考えていた杉浦さん。14年経った今、パン作りをスタートし、『松涛カフェ&ベーカリー』になりました。

     

    自家製パンはじめました

    パン作りや販売を始めたのは2019年の4月頃から。取材時に並んでいたパンを紹介したいと思います。

    お店に並ぶパン

    見た目はまるでクロワッサンのような「バターロール」。クロワッサンとバターロールをあわせたイメージで、小麦粉はユメチカラを使い、もちっとしつつ、サクふわの食感に仕上げています。

    すりごまをたっぷりとまぶした「あんぱん」

    ネーミングを考案中だという「あんぱん」。大納言あずきを使ったあんは、お店で手作りしています。あんに塩味を効かせているため、この大きさでも1個食べられちゃいます。

    「今、クリームパンも試作中で、それには白いすりごまをまぶしているんです。名前も『シロ』『クロ』とかにして、『シロ1個ちょうだい』なんて、お客さんに気軽に注文してもらえたらうれしいですね」と杉浦さん。

    お店の棚やカウンターも杉浦さんの手作り

    カフェとしてはもちろん、パン屋さんとしてのこれからも目が離せない『松涛カフェ&ベーカリー』。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

     

    • ■お店情報
    • 松涛カフェ&ベーカリー
    • 住所:東京都渋谷区松涛1-29-24 松涛郵便局 1F
    • 営業時間:[火〜金]11:00〜20:00(LAST19:30)、[土日祝日]11:00〜19:00(LAST18:30)
    • 定休日:月曜日定休日(祝日の場合翌日火曜日代休)

     

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