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    新しいベーグルの楽しみを見つけに。多摩『アフィダメント ベーグル』へ

    今回やってきたのは、多摩センター駅から少し歩いたところにある『AFFIDAMENTO BAGEL(アフィダメントベーグル)』。イートインスペースも併設した、空間にもこだわるベーグルの専門店です。ユニークなラインナップが並ぶお店ということで、気になるメニューはもちろんお店のはじまりについて伺ってきました!

     

    パン作りの経験ゼロから始まった

    広々とした空間に並ぶベーグル。その種類の多さにも驚きます

    もともと隣駅で、オーガニックのカフェを営んでいたときに、料理と一緒に提供していた人気メニュー・ベーグル。しかし、当時お願いしていたベーグル屋さんが閉店することに。いろいろなベーグルを試してみたものの、なかなか納得のいくベーグルがなく、「それなら自分たちで作ろう!」と、パン作りの経験が全くなかったカフェのスタッフたちで、小麦を取り寄せるところからはじまったお店なのです。

    季節のメニューや限定メニューを含めると、約30種類のラインナップ。「岩塩ピスタチオ」などユニークな組み合わせのベーグルも並びます。パンを専門に学んでいないからこそ、常識にとらわれず柔軟なアイデアが生まれ、さまざまなベーグルを作り出しています。

     

    無添加のやさしいベーグル

    「専門店を作るならば、地域の人に喜んでもらえるものを作りたい」と素材にもとことんこだわっています。

    『アフィダメントベーグル』のベーグルの特徴の1つは、100%国産の小麦を使っていること。国産小麦は「ゆめちから」、天然酵母は秋田の「白神こだま酵母」を使用しています。

    卵とバターを使っていないというのがベーグルの特徴ですが、『アフィダメントベーグル』のメニューはなんと半分以上が乳製品も使っていないそう!アレルギーやヴィーガンにも対応したメニューがあるのはうれしいですね。

    リサとガスパールの作者ゲオルグさんのキャラクター・ペネロペとのコラボレーションベーグルも。ペネロペが大好きなチョコレートクレープと、双子の弟と妹をイメージしたマーブルベーグルを特別に作ったのだそうです。たくさんの種類があるので迷ってしまいますね。

     

    お野菜系ベーグル!

    お野菜系の定番は、ほうれん草や、パンプキンを使ったメニュー。また、特にこだわりが強いのが「フレッシュ」シリーズ。そのベーグルは、減農薬・無農薬のお野菜にこだわったコールドプレスジュース専門店『why juie?』に原材料を提供いただいているベーグルです。コールドプレスジュースを作るときに出る、野菜を絞ったあとのパルプと呼ばれる繊維を練りこんでいます。野菜の繊維や皮などには栄養が多く含まれているので、家族の健康を考えるお母様方に人気なのだとか。

    季節によって内容が変わるため、毎日並ぶメニューではないですが、「フレッシュ」シリーズを見つけたときはぜひ試してみてはいかがでしょうか?

    こちらは、定番の「スピナッチカシューナッツ」です。ほうれん草の自然の緑色がきれいですね。カシューナッツもたっぷり!

    ナッツを贅沢に使った「オールナッツ」というメニューも。プレーンの生地に、パンプキンシード、カシューナッツ、ピスタチオ、マガダミアナッツ、ヘーゼルナッツとお店で使うナッツを全て盛り込んでいるそう。その量も「やっぱりこのくらい入っているとおいしいよね!」とスタッフみんなで試行錯誤を重ね作ったナッツ感満点のベーグルなんです。

     

    おやつベーグルもこだわりがいっぱい

    華やかな見た目で女性人気だという「ココナッツホワイトチョコレート-オレンジピール-」。これでもかというほど、ふんだんにトッピングされたオレンジピールの輝き。生地にはココナッツとホワイトチョコレートも練りこまれています。洗練されたやさしい甘さのベーグルです。

    「ミルクティーホワイトチョコレート」も珍しいメニューの1つ。『アフィダメントベーグル』では、茶葉を練り込むだけではなく、なんと水の代わりに紅茶を使っているんです!「キャラメルコーヒー」というメニューも、水の代わりにコーヒーを使用。水分の代わりに、紅茶やコーヒーを使うので生地自体の味がすごくしっかりしています。存分に紅茶の香りを味わうことができるベーグルです。

     

    お酒のおつまみにもぴったり

    男性人気の「岩塩ピスタチオ」。生地にはカルシウムを多く含む岩塩、トッピングには大粒の岩塩と、2種類のドイツの岩塩を使っているそう。

    切ってみると、中にもピスタチオが。ぎゅっとつまった生地なのに、歯切れがよくもちっとしっとりした食感。ほどよく塩が効いていて、ワインやビールのお供にもぴったり。

    スライスしてお肉と一緒に食べたり、お酒のおつまみとして食べたり、お気に入りの食べ方を探してみるのも楽しいですよ!

    ベーグルを使ったラスクもあります。ラスクは厚みがあるものや、コロコロとキューブ型のものが多いですが、『アフィダメント ベーグル』のラスクはうすくスライスしているのが特徴です。「きび砂糖×ココナッツオイル」のラスクに加え、新メニューとして「トリュフ塩×オリーブオイル」も登場。オイルは、表面に薄く塗って焼き上げるのでとってもヘルシーなのだとか。

    ベーグルの特徴的な丸い形のまま、ラスクになっています。おつまみにもぴったりという「トリュフ塩」のラスクをチョイス。

    うすくサクサクとした食感で、ひとくち食べるとトリュフの香りが広がります。さらにアレンジして、クリームチーズなどトッピングしてもおいしそう。1枚食べ終わると、またつい手を伸ばしてしまう、癖になる味わいです。

     

    ベーグルの新しい提案を

    お店では、広い空間を活かしてワークショップも開催しています。

    クリスマスには3色のリースベーグル作りなど、ベーグルのワークショップをはじめ、地域で活動する先生を呼んでカリグラフィーやアロマの講座を開いているそう。ベーグルの販売だけではなく、もっと地域に開けた場所にしていきたいのだそうです。

    『アフィダメント ベーグル』のベーグルは無添加のため、消費期限は常温で3日ですが、冷凍で1ヶ月保存することができます。お家での美味しい食べ方は、意外にも「蒸す」のがおすすめだそう。プリッとした食感が強くなって、ふわモチの食感になるそうですよ。

    ホームページでは、ベーグルの新しい食べ方の提案としてレシピも紹介しています。ベーグルというとサンドするイメージが強いですが、ベーグルを使ってグラタンにしてみたり、チョコレート系のベーグルをプディングみたいにしてみたりとその楽しみ方はさまざま!

    食事として、おやつやおつまみとしても活躍するベーグル。ぜひお気に入りの食べ方を見つけてみてはいがかでしょうか?

     

    ※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報は、お店のHP、SNSなどをご確認ください。

     

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