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    内なる美しさを引き出すコスメ『ビュリー』。パリ2号店でコスメ探しとカフェタイム

    フランスコスメのブランド『BULY(ビュリー)』をご存知でしょうか?2014年に1店舗目をパリ左岸に出店。このフランスらしい雰囲気に心奪われる人々が続出し、またたく間に注目を集めるようになったブランドです。それから、あっという間に世界に発展し、日本では代官山ほか京都や大阪にも出店しています。

    そんな世界でも名を馳せる『ビュリー』の2店舗目がパリ、マレ地区にオープンしました。今回は『ビュリー』のコスメと新しくできた2号店についてお伝えします。

     

    19世紀から受け継がれるフランスの美容と香水のブランド『BULY』

    『ビュリー』の歴史は古く、19世紀までさかのぼります。当時のパリは、香水とコスメの大ブームの時期で、『Bully(当時は、Lが2つで綴られていたそうです)』の創業者であるジャン=ヴァンサン・ビュリーは、香水と香り酢(vinaigre de toilette)の魔術師としてその名を馳せていました。

    オーナーのヴィクトワール・ドゥ・タイヤックさん。ノーメイクでありながら、内から出る美しさが印象的!

    「そうした当時の伝統的なレシピを受け継ぎつつも、現代の技術を用い、 自然由来原料のみを使用することを徹底的に追及し、今の『ビュリー』が生まれたのよ。

    かつて、自分の体のことにたっぷり時間を使い、優雅なときを過ごしていた19世紀のフランスの美意識や時間のゆとりを、ここで感じてほしいのです。そして、現代におけるストレスからも女性たちを解放していきたい。

    現代のベストセラー「Eau Superfine(オ・スーペルフィン)」ローズの効果で肌を清潔に保ち、バランスを整えるローション

    体や心のトラブルが最初に出るところは、顔。だから、顔のトラブルを敏感に察知して、内側から綺麗になれるように、自分の顔の変化に気づいてケアしてあげることがとても大切なことなのよ」と『ビュリー』を通して現代の人々に伝えたいことを語ってくれるヴィクトワールさん。

    ヴィクトワールさんご自身も、自然な自信に満ちあふれていて、とっても綺麗。

    「うちの商品のシアバターやハンドクリームは、ゆっくりと揉みながら温めて使います。ほんの1〜2分でも手や顔のマッサージして、じっくりと癒してほしいですね。

    忙しく暮らす現代人は、自分を労ることを忘れてしまっているから」とも。

     

    それぞれの肌トラブルに合うスキンケアアイテムを

    『ビュリー』で販売するアイテムは、肌トラブルに対処していくスキンケアアイテムで、メイクで隠すタイプのコスメは販売していません。だから、本人もノーメイク!

    「乾燥肌の人が、ファンデーションで覆ったところで、根本的な解決にはならないでしょ?」とヴィクトワールさん。

    Huile Végétales

    種類豊富な植物性オイルの数々。豊富なバリエーションがあるので、自分のトラブルを解決に導いてくれるオイルにも出会えそう!

    こちらは、アンチエイジングの効能のあるという胡蝶蘭「orchidée(オルキデ)」のエッセンシャルオイル。お値段も22ユーロからあるので、トライしやすいのもうれしい。

    ベストセラーのハンドクリーム「pomade concrète」。左がスタンダード、右がユーカリ成分などを追加配合し、殺菌効果を高めたタイプ。ハンドバックなどに赤、夜は青など使い分けると便利です。濃厚なタイプなので、しっかり温めながら浸透させると◎。

     

    2号店では19世紀の文化にインスパイアされたカフェも併設!

    店内は、1号店同様、まるで19世紀の薬局や調香師のカウンターのような美しい内装。

    2号店には、カウンター席のみのカフェ『Grand café Tortoni』も併設されていました。コスメのブティックに立ち飲みカフェが併設というのはパリでは珍しく、始めはとても驚きました。(サロン・ド・テ系が多いですからね。)

    19世紀の娯楽が賑わいだ時代、芸術家、作家、社交界の人々の集う場となっていたカフェ『Le Grand café Tortoni』がパリの右岸にありました。そのカフェに由来して、『ビュリー』併設のカフェも名付けられたのだそう。そこで培われていた文化を感じられる空間にしたかったと言います。

     

    こだわりのパーソナリゼーション、カリグラフィー

    ビュリーの素敵なサービスのひとつとして、お客様が選んだ商品に手描きのカリグラフィーで書かれた名前入りラベルを作ってくれるというサービスがあります。これも1人1人のプライベートなチョイスを大切にする志の表れのようなサービスです。

    ゆっくりカッパープレート体用ペンで書かれていくさまは、とても美しく、細部まで細やかなケアを感じさせてくれました!

    1つ1つラベルを書き、包んでくださっている間は、カフェを飲んで待つこともできます。

    また、コスメはやっぱり女性の方が興味津々になるもの。一緒に来ていたご主人らしき男性たちは、だいたいこのカフェが、旅の途中の休憩タイムをしていましたよ。これなら、パートナーのご機嫌を気にせずコスメ選びに集中できますね!

    次の旅では、『ビュリー』パリ2号店の素敵な空間でゆっくりとコスメ選びとカフェタムを過ごしてみてはいかがでしょうか。

     

     

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