今日はとてもフランスらしい、素敵なドリームキャッチャーを見つけたのでご紹介したいと思います。
ご存知の方も多いとは思いますが、ドリームキャッチャーはもともと、アメリカインディアンに伝わるアイテムで、輪の中に蜘蛛の巣状に網を張り、下には羽などをぶらさげたもの。
「悪夢は、網目にひっかかったまま夜明けと共に消え去り、良い夢だけ羽のついた紐を伝って、寝ている人の元に降りてくる」と言い伝えられている、悪夢除けのお守りです。
フランスのアンティークレースで作るドリームキャッチャー
この昔から伝わるドリームキャッチャーを自分なりにアレンジし、ロマンティックな1点ものの作品を作っているのが、パリジェンヌのサラ・ブロット(Sarah Brottet)さん。
フランス語では「attrape-rêve(アトラップ・レーヴ)」といって、『夢を掴むお守り』と訳されます。彼女は妊婦のとき、偶然このオブジェに出会い、フランスのアンティークレースを使ってアレンジすることを思いつき、生まれてくる息子パブロのために1点目を作りました。とても気に入ったので、2つ、3つと作っているうちに、周りの人が欲しいと言ってくれるようになり、アトラップ・レーヴの作家になることを決意。子育てをしながら、新しいライフワークを見つけたのです。
サラさんのブランド「レ レーヴ ドゥ パブロ」
今では、「Les rêves de Pablo(レ レーヴ ドゥ パブロ」というブランドを立ち上げて、本格的にアトラップ・レーヴの作家として活動しています。
彼女のアトラップ・レーヴの特徴は、なんといってもアンティークレースとリボン。これは彼女がおばあさまの屋根裏から出て来たたくさんのアンティークリボンのコレクションと出会ったことで生まれたアイデアなのだとか。家族が残してくれた素敵な贈り物を何かの形にしたいと思ったのが、きっかけでした。
また、裁縫を得意とするお義母さんを見ているうちに、アイデアが生まれてきたそうです。
アンティークを蚤の市などで素材見つけて集めるのは、出会いのマジックがあるような気がするということから、なるべく新しい素材は使わないと決めているサラ。時には、自然の中で流木や石なども見つけてくるそうです。
ご自宅の中も拝見すると、至る所にアトラップ・レーヴが。ベッド回りはもちろん、壁掛けにもアレンジされていて、とてもかわいい。風がそよぐと揺れる姿は軽やかで、ロマンティック。たくさんあっても素敵ですね!
こちらは、毛糸編みで作った冬アレンジバージョン。
子ども部屋のベッドの上にも、もちろん掛けています。
これからは、パリの3区にある「carreau du temple(カロー・デュ・トンプル)」で11月に行なわれるクリエーターのフェスティバルに参加予定の他、自宅のアトリエにてプライベートセールやEtsyのサイトなどで作品を発表して行く予定だそう。
「素敵な夢のクリエーター」 サラ・ブロットさんの今後の展開にも注目です。
- ■ブランド情報
- Les rêves de Pablo(レ レーヴ ドゥ パブロ)
- Etsy: www.lesrevesdepablo.com
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- 【11月出店予定のイベント】
- festival To Gaether
- 会期:2017年11月18~19日開催予定。
- 会場:Carreau du temple
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