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    パリはブラジルブーム。パリのトレンド事情と東京近郊でブラジルを感じるスポット

    フランスではバカンスシーズンが到来。

    この数年フランスをはじめ、欧米のセレブリティーの人気リゾート地としてブラジルが注目されているんだとか。

    そこで今回は、なぜブラジルが人気なのか、そして東京近郊でブラジル気分を味わえるお店を紹介します!

     

    欧米のセレブリティに愛されているブラジル

    フランスでのブラジルブームについて教えてくれたのは、PARISmagでもおなじみ『My Little Box』広報のReinaさん。

     

    ―そもそも、いつ頃からパリでブラジルブームが到来したのでしょうか?

    Reinaさん:このトレンドは2023年の夏頃から広がり始めたように思います。

    パリでは、ブラジルにインスピレーションを受けたブランドが店頭に置かれ始め、トレンドの高まりとともに、定着し始めています。

     

    -リゾート地としてのブラジルだけではなく、いろいろなブランドがブラジルに影響を受けているんですね。

    Reinaさん:そうですね。特に人気なのは、『Farm Rio(ファームリオ)』というアパレルブランド。

    夏の間ずっとル・ボン・マルシェにポップアップストアが設置されていたのですが、その人気からパリのトレンド発信地といわれるマレ地区にブティックがオープンしました。

     

    -ポップアップストアからブティックのオープンとなると、本当に定着していることがわかります。

    Reinaさん:また、ブラジルのカラーコードとグラフィックデザインがほかのブランドの2024年春夏コレクションにインスピレーションを与えていることも明らかです。

    たとえば、『Monoprix(モノプリ)』はブラジル人アーティストのJoão Incerti(ジョアン・インチェルティ)と協力して、衣服やデコレーションアイテムを集めたカラフルな夏のコレクションをリリースし、ヒットしました。

     

    -その人気はSNSでも顕著と伺いましたが、いかがですか?

    Reinaさん:昨年の夏以来、この美しい芸術的なトレンドを表すかのように「ブラジルコア」というワードが登場し、『#Brazilcore』『 #Brasilcore』『#Brazilcorefashion』といったハッシュタグが話題で、SNSで何百万もの再生回数を記録しています・

     

    -なるほど!ところでパリジェンヌたちを虜にしているブラジルの魅力とは一体なんなのでしょうか?

    Reinaさん:1つ目は、魅力的なリゾート地であること。

    ブラジルは太陽の光、長いビーチ、異国情緒などがあり、夢のようなバカンス先です。

    ファッションデザイナー・Jaquemusや、フランスのインフルエンサー・Lena Situationsなど、多くのインフルエンサーや著名人がブラジルでバカンスを過ごしています。彼らの旅行により、この土地の魅力がさらに増し、SNS上で注目されるようになりました。

    2つ目は、音楽や大胆なカラー使い、太陽、楽観主義、喜びといった、ブラジルならではの総合的な明るいイメージ。

    それが今のファッショントレンドや世の中のニーズに合っているのだと思います。

    今フランスでは、ますますカラフルなプリントの服がトレンドで、ブラジルのインスピレーションは完璧にマッチしています。

    アクセサリーも同様で、パリの人たちは、大胆で印象的なカラフルなジュエリーを好んでいる傾向にあるようです。

     

    ブラジルのエッセンスを取り入れているブランドとは?

    今回はさらに、今パリで人気のブラジルにインスパイアされたブランドを教えてもらいました。

     

    【アパレル】

    『Farm Rio』のブティックの開店や、『Monoprix』と『Jaquemus』のブラジルからインスピレーションを得たカプセル コレクションが話題に。

    「『Promod』『Desigual』『Mango』などの有名ブランドにもブラジルスタイルを取り入れられているのが見られます」(Reinaさん)。

     

    【スポーツウェア】

    「ブラジルのサッカーユニフォームが人気です。普段着にブラジルのサッカーユニフォームを着用する人もいるくらいなんですよ」(Reinaさん)。

    このトレンドは、2022年12月に、有名なブラジル人選手ペレの逝去によって加速したようです。アディダスやナイキなどのブランドも、さまざまなアイテムを提供しています。

     

    【ジュエリー】

    ハディド姉妹が着用した『The shell dealer』など、ブラジルにインスピレーションを受けた新進気鋭のブランドが多数。

     

    【インテリア】

    ブラジルスタイルを室内に取り入れたいというアイデアも!

    『Monoprix X Incerti』のカプセル コレクションには、ラグ、ランプ、食器などがあり、このトレンドを象徴しています。

     

    このブラジルブーム、そろそろ日本にも到来しそうですね。そこで、東京近郊でブラジル気分を味わえるお店を紹介します!

     

    ボサノバのライブを楽しめる四谷『Saci Perere(サッシペレレ)』

    四谷にある『サッシペレレ』はブラジル料理と音楽を楽しめるお店として1974年にオープンした老舗ブラジルレストラン。

    現在オーナーを務める小野里笑さんのご両親は、もともとサンパウロでナイトクラブを経営。帰国後に四谷に『サッシペレレ』をオープンしたそうです。

    お父様で創業者の小野敏郎さんはブラジル音楽やお料理、お飲み物等ブラジル文化を日本に紹介してきたパイオニア。

    お店はコンセプトはずばり「飲んで、食べて、踊る店」です。

    店名の『サッシペレレ』はアマゾンにいる妖精の名前。

    子片足でパイプを加えて大人たちにいたずらをする子どもという、日本でいうなら座敷わらしのようなキャラクターなんだとか。

    そんなユニークな冠を持つ『サッシペレレ』といえば、不定期で開催されるボサノバやサンバのスペシャルライブが有名。

    ブラジル音楽を愛するすばらしいミュージシャンによる珠玉の音を楽しみながら、ブラジルの家庭料理を味わうことができます。

    メニューにはそれぞれにこだわりがあり、特に人気なのが黒豆と豚肉を煮込んだ、ブラジルの代表的な家庭料理「フェイジョアーダ」。

    15年ブラジルで暮らしてきたオーナーのお母さまのレシピをベースに、ていねいに作られています。

    また、ブラジルのカクテル「カイピリーニャ」も人気で、おいしい小粒のライムを使用してジュージーに仕上げています。

    ブラジルの音楽を耳に、おいしい家庭料理に舌鼓を打つ時間はここでしか体験できません!

    「ルールは一切ないです。楽しいと心が感じれば自然に身体が揺れますよね。踊りたくなったら、どんどん踊って欲しいです」と語る小野さん。

    夜はミュージックチャージ(ライブにより異なります)が発生しますが、週末のランチタイムは“投げ銭”スタイル。

    まるで現地のレストランに訪れた気分を味わうことができますよ。

     

    薪ストーブで焼き上げる絶品グリル料理!横浜『BRASIL BAR&GRILL』

    続いてご紹介するのは横浜市鶴見区にある『BRASIL BAR&GRILL』。ブラジル人ご夫婦が提供する本場のブラジル料理が人気のお店です。

    店名の通り、グリル料理がシグネチャー。店内にある薪ストーブで調理されるグリル料理はどれも絶品です。

    提供されるすべての料理がブラジルの伝統的な手法で作られている家庭料理。

    シュラスコなど、日本でも定番になってきた料理もありますが、ぜひ食べていただきたいのが、「ブラジル風ストロガノフ」や魚介の煮込み料理「モケカデペイシェ」。

    新しい食の発見をすることができますよ!

    お客様から「本当に日本を出てブラジルに旅行に来たような気分になる」とよく言われるという『BRASIL BAR&GRILL』で本場の味をお楽しみください。

     

    『My Little Box』のサマーボックスはブラジル特集!


    パリのブラジルブームについて教えてくれた『My Little Box』で現在発売中なのがブラジルをテーマにしたサマーボックス。

    バカンスに持って行けるような、また行くのが楽しみになるようなブラジルの明るく大胆な色使いと、そのトレンドをプラスしたアイテムが入ったボックスです。

    コスメは、夏が始まるタイミングなので「肌の露出が気になる方にも、自分にもっと自信を持って欲しい」という想いを込めて、ボディケアやスキンケア、ヘアケアなどを中心にセレクト。

    日差しを浴びたお肌をケアしてくれるアイテムで自分自身を労ってあげましょう。

    オリジナルアイテムは、ビーチリゾートで活躍してくれそうなビーチタオルと扇子。

    ビーチタオルは、大判サイズで実用性を重視。ジャガード生地を採用したことで、従来のテキススタイルを使用した雑貨よりもデザインの幅も広がり、表と裏でカラーに変化があります。

    デザインは、ほかで手に入らないオリジナルにこだわり、パリのアトリエで何度もデザインについて話し合ったそうです。

    『My Little Box』は環境にも配慮。

    ボックスで使用するアイテムは、すべて船で輸出や輸入を行うように徹底し、ビーチタイルはリサイクルで生まれたコットンを100%使用し、扇子はFSC認証された木を採用しています。

    このようなサスティナブルな活動もうれしいですね。

     

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    夏本番に向けて、夏にぴったりなブラジルのテイストを味わってみてはいかがでしょうか?

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