SNSで話題になっている針金アクセサリー『iki』をご存知でしょうか?「かえりたい」「ラブ ビール」など、クスッと微笑んでしまうピアスやイヤリングが並んでいます。針金アクセサリー作家『iki』の腕に掛かれば、とっても細かい漢字もお手のもの!手作業とは思えない繊細さですよね。
今回は、そんな『iki』のアクセサリーの魅力に迫るとともに、ものづくりに込める想いやユニークな発想の源をお伺いしました!
思わず声に出したくなる!『iki』の言葉選び
言葉によって、字体も変わってくるところが針金アクセサリーのおもしろいところ。例えば、「かえりたい」は覇気がなく消えてしまいそうな細い字体、「いとをかし」は和語ならではの筆記体で作られています。その言葉が持つ意味や雰囲気をまとったアクセサリーを見ると、ついつい感情を込めて声に出したくなりますよね。
「元々ものづくりが好きで、言葉を取り上げるようになる前もアクセサリーや布もの雑貨を作っていました。もっと個性的なものが作れないかと悩んでいたとき、たまたま部屋にあった針金とペンチで手の形や簡単な文字を作ってみたんです。本当に偶然なのですが、これがいまの作品づくりのきっかけになります」と作家さん。
Instagramで発信される『iki』の作品たちは、日常的でユニークなものばかり。どのようなところから着想を得ているのでしょうか。
「生活のなかで気になった言葉や、テレビやラジオで耳にしてグッときたものをメモしています。語呂の良さや気持ちのいい語感、思わず口にしたくなる言葉に出合ったときはその勢いですぐに作ってしまいますね!最近だと、『倍返し』なんかもドラマを観終わった直後に作りました(笑)。旬の言葉は鮮度が高いうちに取り入れられるように心がけています」。
自分や友達の“推し”をオーダーメイド
『iki』が作り出すユニークな作品はもちろんですが、話題を集める理由のひとつにオーダーメイドがあります。ゴールドかシルバー、ピアスもしくはイヤリング、大きさは大小と選択が可能。自分や友達の好きな食べ物や好きなものなど、“推し”のアピール方法として使われることが多いようです。
今回は、当媒体の名前「パリマグ」をオーダーしてみました。耳につけるとこんな感じ!想像以上に文字がはっきりとわかります。針金なのでロングピアスでもとっても軽く、耳元でゆらゆら揺れる「パリマグ」に、より一層愛着が湧いてきました!(笑)。
大好きな推しのコンサートやイベントに着けていけば、自分の気持ちが高まるだけではなく、その愛が伝わる気持ちになれたり。もちろん身近な人の愛情表現にも◎。少し照れ臭いでしょうか?(笑)
そんな方には、手でハートマークを作ったネックレスも温かみがあっておすすめです。チェーンが長い仕様になっているため、ハートマークがちょうど胸元に。シンプルなシャツやニットのアクセントにも最適です。
人と人を繋ぐ力。アクセサリーが小さな会話のきっかけに
「アクセサリーを着けた人とそれに気づいた人が繋がる“きっかけ”になればいいなと思いながら製作しています。『ikiのアクセサリーを着けていたら話しかけられた!』『初対面の人からもすぐに覚えてもらえた!』というお話を聞くと本当にうれしくて。毎度小躍りしてしまうので、今後もそういったエピソードがあればぜひお知らせいただけると幸いです (笑)」。
今年は、新型コロナウイルスの影響もあり少し気持ちが沈みがちな世のなかですが、こういったときこそ、ささやかな笑いやちょっとした会話を大切にしていきたいもの。そんなとき『iki』のアクセサリーが強い味方になってくれますよ。
オンラインショップでの購入はもちろん、イベントやPOPUPでの出店もありますので、『iki』のSNSアカウントを覗いてみてください。
- ■お店情報
- 名前:iki
- Twitter:@chictank
- Instagram:@iki_insta
- WEBshop(BASE):https://iki.buyshop.jp/
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