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    馬場ふみかさんの日々の暮らしと小さなしあわせ

    PARISmagが気になる方々へ会いに行き、「小さなしあわせ」のヒントを教えてもらうインタビュー企画。今回は数々のドラマや映画で活躍する女優の馬場ふみかさんです。馬場さんは「non-no」(集英社)の専属モデルとして女性に支持される一方で、男性誌の表紙を飾るなど“モグラ女子”としても人気です。

    女優としては8月29日から放送がスタートした『名もなき復讐者 ZEGEN』(関西テレビ放送)で、中国人女性という難しい役にも挑戦しています。役を演じる上で心がけていること、そして日々幸せに暮らすためのヒントを聞いてきました。

    馬場 ふみか(ばば ふみか)

    1995年生まれ。新潟出身。2014年に映画『パズル』で女優デビュー。
集英社『ノンノ』専属モデル。
『仮面ライダードライブ』(テレビ朝日)で敵女幹部・メディックを演じて話題となり、 映画『黒い暴動♡』で初主演。ドラマ『お前はまだグンマを知らない』(日本テレビ)や『ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』 (毎日放送)にヒロイン役で出演し、注目を集める。 2017年7月クール月9『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』3rd Season、『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』に雪村双葉役で出演。2018年10月クール『深夜のダメ恋図鑑』(ABCテレビ、テレビ朝日)で連続ドラマ初主演。

    演じる女性はこの世の中にきっといる…

    ―『名もなき復讐者 ZEGEN』では中国人女性、しかも事情を抱えて偽装結婚をする李雪蘭役を演じられましたが、演じる上で特に意識したことや考えたことはありますか?

    馬場さん(以下、敬称略):李雪蘭はおばあちゃんが日本人で、日本語はしっかり話せる女の子なんですね。それでも、1人で知らない国に来て働かなくてはいけない。その状況はすごく不安だろうし、孤独だと思いました。なので、そういう部分がしっかり見えてくるように演じようと、意識しています。あと、あまり喋らずみんなの話を聞いているシーンが多かったので、そういう中での表情や目の動きなど、細かい演技を心がけました。彼女の繊細な心の動きが皆さんに伝わればいいなと思っています。

    ―制作発表では「正義とは何か?ということを考えた」とコメントされていましたが、どんなことを考えたんですか?

    馬場:阿部進之介さんが演じられた“女衒”が貫く正義って、普通に考えたら許されることではないと思うんです。復讐とはいえ何人も人を殺していますし…。でもその全てを否定することはできないと、女衒の姿を見ていて思ったんです。人それぞれ自分にとっての正義って全く違くて、一概に「これが正義だ!」とは言えないんじゃないかな?と今回の役を演じることで気づきました。

    ―ドラマや映画でもいろんな役を演じられていますよね。雑誌でも男性誌女性誌問わず活躍されていて、見るたびに表情や雰囲気が変わるのが印象的です。表情の使い分け、演じ分けはかなり意識しているんですか?

    馬場:うれしいです。ありがとうございます!ドラマなどに出演させてもらう中で、パッと目に入る情報として“表情”はすごく大事だなということに気がつきましたね。それはもう、たくさんの監督から言われてきましたから(笑)。人はそれぞれ顔も違うし、相手によって出る表情も変化すると。その部分はとても大事にしています。

    ―馬場さんが演技する際、大切にしている譲れないものはありますか?

    馬場:どんな職業であろうが、どんな生い立ちであろうが、人間を演じている限り、1人の女性であることに変わりありません。「こういう人がこの世の中にはきっといる」と思いながら演じています。たまに『仮面ライダー』で演じたメディックのように、人間ではない場合もありますけど(笑)。

    それでも1人の人間として、女性として生きるということは意識していますね。ものすごく共感しやすい役としにくい役がありますけど、「こういう風に生きている人がきっといるんだなぁ」と思うことを大切にしています。

     

    グラビア撮影は企画段階から参加!

    ―演技は役があり、その人物を演じるわけですけど、モデルのときは自分自身を表現するのだと思いますが、モデルとして撮影に挑む時に意識していることはありますか?

    馬場:そうですね。女性誌はそれぞれの雑誌のカラーがあり、その中でお洋服をどう見せるか、ということをより考えないといけません。ですから自分が着ることによってそのお洋服がより美しく見えるようにしたいし、読者の方たちに「素敵なお洋服だな」と思ってもらえるように意識しています。

    男性誌の場合は、「こういう所に行ったことないからここでロケしよう」とか「こういう衣装を着よう」と、毎回テーマを決めたり、事前に編集の方としっかりと話し合って一緒に考えさせてもらっています。このお仕事を始めたばかりの頃は言われるがままにやっていたんですけど、私自身もいろいろな経験を積ませてもらって、すごく好きなお仕事のひとつなので「こういう風に撮ってもらいたい」とか、「こういう自分をもっと見てもらいたい」ということを反映させていくようになりました。

    ―なるほど!お仕事をしていく中で、段々とそういう思いが出てきたんですね。

    馬場:はい。例えば一昨年出したカレンダーを制作したときは「こういう風なことをやりたい」と企画段階から意見を出して、衣装も一緒にセレクトして、使う写真も自分で選びました。グラビアのお仕事は割とそういうことが多いですね。

     

    憧れの女性“お母さん”の人生の楽しみ方

    ―馬場さんは男性ファンも多いと思うんですけど、女性のファンも多いですよね。

    馬場:特にここ1〜2年の間に多くの女性の方に支持していただけるようになりました。

    ―世の女性にとって憧れの存在である馬場さんが憧れる女性はどんな女性ですか?

    馬場:私は母が大好きなんですね(笑)。昔から母の姿を見て「私もこういう大人、女性になっていきたいな」と思っていました。仕事に対してすごく誇りを持って真剣にやっている姿や、友達と旅行したりいくつになってもひとりの女性としての人生も楽しんでいる姿がすごく素敵だと思っています。

    父と母の姿を見ていると、結婚して子どももいる普通の家庭でしたけど、ときには恋人同士のように見えることもあって、そういうのもいいなぁと思いますね。

     

    食べること、飲むことが大好き。ちょっとした工夫でスタイルキープ

    ―役者にモデルに多忙な馬場さんですが、気分転換やリフレッシュするときはどんなことをしていますか?

    馬場:おいしいご飯を食べるのが一番ですね(笑)。食べることがすごく大好きで、仲良しのお友達とどうでもいい話をしながらおいしいご飯を食べておいしいお酒を飲んでいる時間が私にとってとても大切なんです。

    ちなみにお肉が特に大好きです。あとはショッピングも大好きですね。たまにたくさんお買い物するのがリフレッシュになってるかな(笑)。

    instagramを拝見すると、よくコーディネートをポストされていますね。

    馬場:今まではモノトーンでシンプルな服装が多かったんですけど、最近好みが変わってかわいい色のお洋服とか、柄があるものも買うようになりました。今はいろんなファッションを楽しみたいです。

    ―秋はどんなファッションをしたいですか?

    馬場:最近ブラウンが気になります。ちょっと前までは茶色のかわいさがあまりわからなかったんですよ。でも、大人になったからなのか「茶色ってめちゃくちゃかわいい!」と思うようになって、ベージュやブラウンの色味のアイテムも増えました。

    ―この夏、夏らしいことはされましたか?

    馬場:やってないんですよ〜。音楽フェスやお祭りにも行きたかったんですけど、7月はずっと撮影をしていたので、夏らしいことができませんでした。でも、アイスはよく食べました。まぁ1年中アイスは大好きで食べてるんですけど(笑)。

    ―今からでもやりたいことは?

    馬場:BBQがしたいです!ビアガーデンにも行きたかったんですけど、でも暑すぎてもう行く気なくなってきちゃった(笑)。

    ―お酒もお好きなんですね。

    馬場:そうですね。お腹いっぱいなっちゃうから、ビールは飲んでも1杯だけですね。その代わり焼酎を飲んでいます。

    ―お酒もお肉も好きだと、スタイルや美容を保つのが大変じゃないですか?

    馬場:私、お肉だけ食べていれば別に太らないと信じているんです。でもお肉と一緒にお米など炭水化物を食べると、それが太る原因になるんです。私はお肉をひたすら食べられたら満足なんですよ。

    そして、お酒を飲むと決めたら、あまりおつまみは食べないようにしたり、あとは焼酎を飲むようにしています。糖質を気にしたり、そういうちょっとしたことは意識するようにしています。

     

    のんびり帰宅、ゆっくり入浴、そしてお布団が至福の時間

    ―馬場さんが日々の生活の中で感じる小さな幸せはありますか?

    馬場:撮影が入っていると毎日バタバタしているので、夜帰宅しても、お風呂に入ってすぐ寝てしまうことが多いんですね。でも、ちょっとゆっくり家に帰ってゆっくりお風呂に入ってゆっくり余裕を持ってお布団に入るとき、幸せを感じますね。

    最近はできてないですけど。でも、お仕事をいただけて、忙しいことはありがたいことです(笑)。

    ―お休みの日は何をして過ごしていますか?

    馬場:お買い物に行ったり、あとたくさん寝ていますね。昨日はお休みだったんですけど、家から一歩も出ませんでした。お昼くらいまで寝て、そこから家で映画やドラマを見ながらゴロゴロしていました。

    最近は本当におもしろい作品がいっぱいありますよね!『名もなき復讐者ZEGEN』もそうですけど、深夜帯のドラマや配信限定ドラマって、攻めたおもしろい作品がたくさんあって、いろんなチャレンジができていると思います。見ていてもおもしろいし、役者として演じていてもすごく楽しいです。

    ―さまざまな役を演じ、またモデルなど色んなフィールドで活躍されていますが、今後やってみたい役やお仕事はありますか?

    馬場:働く女性を演じることが多いんですけど、そのなかでも刑事や弁護士といった硬いイメージのある職業に挑戦したことがまだありません。今後はそういう役も、大人になっていくにつれて演じてみたいです。

    あとは、声優やナレーションなど、声を使ったお仕事はあまりやったことがないので、そういう機会があったらいいなと思っています。やりたいことはたくさんあります!

     

    馬場さん、素敵なお話どうもありがとうございました!

     

     

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