
時代を超えて人々を惹きつける「マリー・アントワネット」。華やかなドレスや宝飾品、宮廷を彩ったインテリア、そして彼女自身が生み出した新しい美意識は、現代のファッションやデザイン、映画にも影響を与え続けています。
2026 年 11 月 23 日まで、横浜美術館で開催されている展覧会「マリー・アントワネット・スタイル」は、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館が企画した世界巡回展です。日本では横浜美術館が唯一の会場となります。

フランス王妃マリー・アントワネットの胸像 セーヴル磁器製作所、
ルイ゠シモン・ボワゾ 1788年頃 軟質素焼磁器 40.7 x 26 x 15 cm
ヴィクトリア&アルバート博物館蔵 ©Victoria and Albert Museum, London

ブレスレットの留具 フランス製 1770年頃
ダイヤモンド、青の鉛ガラス(人工宝石)、金 各 3.9 x 3 x 1.4 cm
ヴィクトリア&アルバート博物館蔵 ©Victoria and Albert Museum, London

ローブ・ア・ラ・フランセーズ
フランス製 1760年代(1770年代に加工) 絹、光沢をつけた麻
ヴィクトリア&アルバート博物館蔵 ©Victoria and Albert Museum, London
会場には、1773年に描かれたマリー・アントワネットの肖像画をはじめ、18世紀のドレスやダイヤモンドの装身具、さらに20世紀のジャンヌ・ランバンによるドレスなど、王妃の時代から現代へと受け継がれてきた「スタイル」の軌跡をたどる作品が並びます。
本展の魅力は、単に“豪華な王妃の展覧会”にとどまらないこと。装い、暮らし、空間、そして自らの見せ方まで、マリー・アントワネットがどのように新しい価値観をつくり上げたのか。その革新性と人物像に迫りながら、「マリー・アントワネット・スタイル」の魅力を探ります。
そして、この華麗な世界観をさらに深く楽しめるのが、横浜のホテルや紅茶ブランドとのコラボレーション。展覧会を鑑賞するだけでなく、王妃の美意識を“食”として味わうことで、18世紀フランスの空気をより立体的に感じることができます。
1.王妃の美意識を五感で味わう「ウェスティンホテル横浜」

横浜の街を見渡す23階のロビーラウンジで提供されるのは、「マリー・アントワネット・スタイル コラボレーションアフタヌーンティー」。王妃の象徴的なヘアスタイルや宝石、庭園などを着想源に、華やかなスイーツとセイボリーが仕立てられています。ウェルカムドリンクには、ココナッツファインや金粉、ローズシロップなどを使った「ヴェルサイユ・クチュール」が登場。まるで王妃のドレスや宮廷の装飾を思わせる、優雅な一杯からティータイムが始まります。
さらに、王妃の愛した香りの世界に着想を得た特製パフェも用意。香水瓶を思わせるビジュアルのデザートなど、視覚と香り、味わいを融合させた構成で、まさに“食べるマリー・アントワネット・スタイル”ともいえる内容です。
アフタヌーンティーは2026年7月17日から10月31日まで。8月1日からは展覧会の一般入場券付きプランも販売中。ティータイムの余韻のまま横浜美術館へ向かう、という楽しみ方もおすすめです。
2.王妃ゆかりの場所をめぐる、紅茶とスイーツの「歴史の旅」

フランスの老舗紅茶ブランド、NINA’S(ニナス)とのコラボレーションは、マリー・アントワネットが過ごした場所をテーマにしたアフタヌーンティー。舞台となるのは、ヴェルサイユ宮殿、王妃の離宮プティ・トリアノン、そして田園風の暮らしを楽しんだル・アモー・ドゥ・ラ・レーヌ(王妃の村里)です。
1段目のスタンドには、「ヴェリーヌ・パレス」や「オペラ・フラングレ」、「パヴェ・ド・ショコラ(ヤグルマギク)」、「ルリジューズ」、「紅茶香るロカイユ」、「マリー・アントワネットケーキ」など、宮廷を思わせる華やかなスイーツがスタンドに並びます。
2段目には、「鶏胸肉とフロマージュブランのブリオッシュサンド」、「ジャガイモと山羊チーズの村里風キッシュ」が登場。「ラベンダー香るムース・オ・ココ」や、「ピーチとパインのココナッツジャムを添えたスコーン」など、
王妃ゆかりの香りやフランスらしい素材を取り入れた構成です。
販売期間は2026年7月1日から11月23日まで。横浜のクイーンズスクエア横浜をはじめ、新宿、武蔵村山、日比谷の各店舗で、今しか味わえない特別なアフタヌーンティーが楽しめます。
3.マリー・アントワネットの人生を一皿ずつたどる「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」

本格的なフランス料理のコースで王妃の世界に浸りたいなら、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルのフランス料理「アジュール」へ。
展覧会とのコラボレーションコース「Petit Trianon(プチ・トリアノン)~マリー・アントワネットの追憶~」は、マリー・アントワネットが好んだとされるフランスや故郷オーストリアの料理、18世紀の宮廷料理などを軸に構成されています。

コースは「王妃の朝食」と題したブリオッシュから始まり、シャンパーニュのジュレと合わせた海の恵みとキャヴィアのカクテル、鮮魚のポワレ ポンパドゥール風、甲州地鶏のドゥミドゥイユなど、王妃の人生と美意識を料理でたどる内容。後半には、プティ・レギュームと自家製パスタ“バーミセリ”のブイヨンスープ、ウィーンを象徴するクグロフと苺のソルベ、そしてオレンジ香るショコラ・ショーにマカロン・ド・ナンシーと小さなマドレーヌが続きます。
ひとつひとつの料理に、王妃が愛した土地や食文化、宮廷での記憶が重ねられた特別なコース。華やかさだけではなく、オーストリアに生まれ、フランス王妃となり、激動の時代を生きたひとりの女性の人生にも思いを馳せることができます。
展覧会と同じ2026年8月1日から11月23日まで、ランチ・ディナーともに提供。美術館で王妃の装いや暮らしを目にした後、夜は一皿ずつその人生をたどる――そんな一日を過ごせば、「マリー・アントワネット・スタイル」という展覧会のテーマを、より深く味わうことができそうです。
美しいドレス、きらめく宝石、優雅な宮廷空間。そして、香り高い紅茶や華やかなスイーツ、王妃の人生に思いを馳せるフランス料理。横浜で開催される展覧会「マリー・アントワネット・スタイル」は、作品を鑑賞するだけでなく、食やホテルでの滞在を通して、その世界観を五感で楽しめる展覧会です。
この夏から秋にかけて、横浜はマリー・アントワネットの「スタイル」に染まります。美術館を訪れた後にアフタヌーンティーを楽しむもよし、紅茶とスイーツで王妃の香りを感じるもよし、コース料理の一皿一皿からその人生をたどるもよし。あなたなら、どの“マリー・アントワネット体験”から始めますか?
美しいドレス、きらめく宝石、優雅な宮廷空間。そして、香り高い紅茶や華やかなスイーツ、王妃の人生に思いを馳せるフランス料理。横浜で開催される展覧会「マリー・アントワネット・スタイル」は、作品を鑑賞するだけでなく、食やホテルでの滞在を通して、その世界観を五感で楽しめる展覧会です。
この夏から秋にかけて、横浜はマリー・アントワネットの「スタイル」に染まります。美術館を訪れた後にアフタヌーンティーを楽しむもよし、紅茶とスイーツで王妃の香りを感じるもよし、コース料理の一皿一皿からその人生をたどるもよし。あなたなら、どの“マリー・アントワネット体験”から始めますか?
・フランス流暮らしの美学『アール・ド・ヴィーヴル』を紹介するイベントを発信「ボンジュール・フランス」
文:岩谷貴美














