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並んででも食べたいパンがある。『考えた人すごいわ』の絶品食パン

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並んででも食べたいパンがある。『考えた人すごいわ』の絶品食パン

毎日食べるものだから、こだわりたい。食パンもその1つなのではないでしょうか?日本人にとって、もっとも身近なパンである食パン。その専門店が最近続々とオープンしています。

そして今回ご紹介するお店もまた、食パン専門店。その名も『考えた人すごいわ』。一瞬、お店の名前!?と驚いてしまう店名ですが、お店を訪れるとそこにはその名にふさわしい“すごいパン”がありました。

清瀬の高級食パン専門店『考えた人すごいわ』

2018年6月20日に西武池袋線清瀬駅近くにオープンした高級食パン専門店『考えた人すごいわ』は、ベーカリープロデューサーとして話題を集める岸本拓也氏が手がけるお店。訪れた日は、雨にも関わらず開店前から行列ができていました。

清瀬の高級食パン専門店『考えた人すごいわ』の伊藤シェフ、木村シェフ左から伊藤シェフ、木村シェフ

笑顔で迎えてくれたスタッフの伊藤シェフと木村シェフ。木村シェフに食パンのこだわりについてお話を聞いてきました。

 

秘伝のレシピで作る“まるでケーキのような”食パン!

清瀬の高級食パン専門店『考えた人すごいわ』

『考えた人すごいわ』の食パンは、「魂仕込(こんじこみ)」と「宝石箱」の2種類。

食パンは、ミキシングするところからお店で行い、発酵させ、分割して丸めて、型に入れてもう1度発酵させてから焼き上げています。現在は2種類合わせて毎日250本も焼いているそう!

清瀬の高級食パン専門店『考えた人すごいわ』の伊藤シェフまるめの作業を行う伊藤シェフ

清瀬の高級食パン専門店『考えた人すごいわ』の看板

1つ目の食パンは、ここでしか味わえないキメ細やかな“口どけの良さ”を実現させた「魂仕込」。厳選した小麦粉、国産バター、岩手産のだ塩、生クリーム、練乳、はちみつ…とこだわりの食材を贅沢に使った食パンです。

「口どけを良くというのをとてもこだわった食パンですね。食べたときの食感はもちっとしているんですけど、食べていくと口の中でほどけていくような感じで、「なんでもちもちしているのにほどけるの?」って不思議な食感をお楽しみいただけると思います。パン自体にすごく甘みがあるので、ケーキのようなパンなんです」と木村シェフ。

清瀬の高級食パン専門店『考えた人すごいわ』の「魂仕込」現在1本(2斤サイズ)で購入することができる「魂仕込」

「まずはそのままトーストせずにちぎって食べるのがおすすめ」とのことで、実際に食べてみると「まるでケーキのようなパン」の意味が理解できました。そして、もちっとした食感なのに、食べていくほどにすっとほどけていく不思議。

トーストすると、甘い香りとバターの風味がより引き立ちます。パンの耳の部分はパリっとかなり薄く、外はサクサクと中はしっとりとしていて、何もつけなくてもそのままでパクパクと食べてしまいました。

清瀬の高級食パン専門店『考えた人すごいわ』の「宝石箱」

2つ目の食パンは「宝石箱」。こちらは、18時から先着順で購入することができます。サンマスカットレーズンというおいしいレーズンをたっぷり使い、牛乳にもこだわり、しっかりとした味が出る岩手の『たのはた牛乳』を使っているのだそう。また、「宝石箱」の生地自体も「魂仕込」とはまったく異なる配合で作る、まったく別物の食パン!

「お客さんの中には、同じ生地だと思っている方もいらっしゃるようなのですが、実際は生地自体からまったく違うんです!とくに『宝石箱』は、調整がかなり難しいパンで、初めの頃は焼き上がって型から出すところまで、お客さんに出せるかどうかわからないくらい難しいパンでした。今では18時から先着限定で販売させてもらっているのですが、それでも焼ける数が少ないので、少しでもたくさんのお客さんに食べていただけるように、カットして1斤で販売しています」と木村シェフが教えてくれました。

清瀬の高級食パン専門店『考えた人すごいわ』の「宝石箱」

カットしたときの断面が、レーズンでキラキラと輝く「宝石箱」。ひと口食べてみると、大粒のサンマスカットレーズンはみずみずしさにまず驚き!パン自体の甘みはもちろん、ほどよい塩気も効いていて、レーズンの甘さと芳醇な味わいが口いっぱいに広がります。

清瀬の高級食パン専門店『考えた人すごいわ』の「宝石箱」

宝石箱も、まずはそのまま食べるのがおすすめです。食パンは当日〜翌朝まではトーストせずそのまま食べるのがおすすめとのこと。そのあとは、お好みの厚さにスライスして1枚ずつラップに包んで冷凍するとよいそうです。トーストしたときのまた違ったおいしさも味わえます。

清瀬の高級食パン専門店『考えた人すごいわ』の外観

『考えた人すごいわ』では、かつてない“口どけ”を実現するために生地の配合にはかなり試行錯誤されたのだとか。そのため、小麦粉やバター、牛乳など基本的なパンの材料のこと以外はすべて極秘。パン好きのさらなる探究心をくすぐります。この食パンを求めて、近隣の方はもちろん、週末には遠方のお客さんも多くいらっしゃるのだそうです。

 

並んででも味わいたい!2種類の食べ比べをしよう

清瀬の高級食パン専門店『考えた人すごいわ』の「魂仕込」焼き上がり、店頭に並べられる「魂仕込」

実際に並んで購入してきたので、その様子もご紹介したいと思います。

清瀬の高級食パン専門店『考えた人すごいわ』の看板

オープンして以来人気の絶えない『考えた人すごいわ』。毎朝9時45分から「魂仕込」の整理券の配布がスタートします。9時半にお店に到着し、数分立つと行列ができ始めていました。

「魂仕込」の整理券

お店では約1時間ごとに「魂仕込」が焼きあがるそうですが、17時の焼き上がりまでの整理券も11時〜12時頃にはすべて配布されてしまうほど!お昼前に行って整理券をゲットするのがおすすめ(18時以降の焼き上がり分は先着順とのこと)。

「宝石箱」の整理券

「宝石箱」を求め、日をあらためてお店に行ってきました。17時40分頃到着すると、すでに30人ほどが並んでいました。18時頃「宝石箱」の整理券をゲットすることができました。

入手するのが困難な『考えた人すごいわ』のパンですが、時間が合えばぜひ「魂仕込」と「宝石箱」の2つを食べ比べしてみてください。その味の違いは歴然!『考えた人すごいわ』のパンのこだわりをより一層味わえるはずですよ。

清瀬の高級食パン専門店『考えた人すごいわ』の外観

食べてみると、思わず「考えた人すごいわ」!と言いたくなる食パン。日々の食卓が、食事が、きっとひと味もふた味も特別なものになるはず。ぜひその味を実際に食べて確かめてみてはいかがでしょうか?

 

  • ■お店情報
  • 考えた人すごいわ
  • 住所:東京都清瀬市元町1-10-13
  • TEL:042−497−1510
  • 営業時間: 10:00〜20:00
  • 定休日:不定休

※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報は、お店のHP、SNSなどをご確認ください。

 

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