ヨーロッパ中、世界中から人が集まる展示会が１年中あちこちで開催されるパリ。企業やお店を対象にした、かなりプロフェッショナルなものから、一般の人を対象にした気軽に楽しめるものまでさまざま展示会が開催されています。
私は後者を中心に、「ワイン市」「チョコレート市」「地方物産展」など、楽しそうな展示会のポスターを見かけると出かけているのです。
今までにこのコラムでも、食べておいしい見て楽しい「農業見本市」やフランス中から手芸大好きなマダム達が集まる「手芸見本市」を紹介してきましたが、今日紹介するのは「ウェディング展示会」。
フランスの結婚式は全部自分たちプロデュース
フランスには、日本に存在する巨大なウェディング会社のようなものはありません。
パーティ会場も、仕入れるワインも、みんなに配る小さなおみやげも、会場装花やブーケも、ドレスも、カメラマンも、テーブルの飾りも。全てを自分たちでそれぞれ手配して作り上げるのが一般的。
ウェディング専門の会場やホテルなど場所を決めて、そのパッケージの中からオプションを選んでいき、当日は何から何まで準備も進行も全部やってもらえる日本のスタイルとは全く逆なんです。
結婚前のカップルで大にぎわい！
というわけなので、ドレスや衣装、会場デコレーション、ドラジェやケーキ、婚約指輪に結婚指輪、ワイン、写真撮影やムービー撮影、ヘアメイク、招待状のカード、リムジン会社などのさまざまな会社が一堂に集まる「ウェディング展示会」は、手配しなくてはいけないものを一気に探せるということで結婚を予定しているカップルや家族で大にぎわい♪
それぞれの分野のお気に入りを探そうと会場はかなり熱気であふれています。
ぜ〜んぶ自分たちで手配して、準備や当日の進行も自分たちでするフランスの結婚式。主役の2人の忙しさが想像をはるかに超えるほどバタバタなのは言うまでもありませんが、手作り感満載で私は結構好き。持ち込み料だのなんだのという決まりが多く、全部がパッケージ化されてしまっている日本の結婚式も、少しずつフランススタイルに変わっていったらおもしろいのにな〜と個人的には思っています♪
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