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花屋×お菓子屋さん×カフェ!西荻窪『cotito』で過ごす花に囲まれた時間

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花屋×お菓子屋さん×カフェ!西荻窪『cotito』で過ごす花に囲まれた時間

小さな雑貨屋さんやビストロ、パン屋さんが並び、少しパリのような雰囲気のある街・西荻窪。駅から通称「バス通り」と呼ばれる北銀座通りを青梅街道方面へ10分ほど歩いた場所に『cotito(コチト)ハナトオカシト』はあります。駅からお店までの道沿いには、つい寄り道したくなるお店がたくさん。その先、西荻散策のゴールにしたいお店が『cotito』です。

 

お花屋さん×お菓子屋さん×カフェ=ハナトオカシト

西荻窪『cotito』の店内に並ぶ植物シンプルな空間を、さまざまな植物が彩っている『cotito』の店内

『cotito』のオーナーは前山真吾さん・由佳さんご夫妻。店名に「ハナトオカシト」という文字がある通り、「お花屋さん×お菓子屋さん×カフェ」のハイブリッドショップなのです。ご主人の真吾さんがお花屋さんを、奥様の由佳さんお菓子とカフェメニューを作っています。なぜ、お花屋さんとお菓子屋さん、そしてカフェを融合させたのでしょうか?その理由を真吾さんに伺いました。

「もともと僕がずっと花屋で働いていて、その隣にあった飲食店に勤めていたのが奥さんなんです。職場がお隣だったことがきっかけで付き合うことになって、結婚、子どもも生まれたのですが、付き合いたての頃からずっと“いつか2人でお店をやりたい”という夢を持っていました。その夢を2014年8月に叶えることができ、それがこの店です」。

西荻窪『cotito』を営む前山夫妻お2人が作り出す空間はつい長居したくなる雰囲気

ご夫婦のもともとのお仕事を合わせて「ハナトオカシト」になったんですね!真吾さんがお花屋さんになったきっかけはなんだったのでしょう?

「地元の高校を卒業後、上京して専門学校にも通ったのですが、正直あまり興味が持てなかったんですね。そんなとき、専門学校の近所に気になる花屋を見つけて。そのお店がきっかけで花屋に興味を持つようになったんです。

『花屋になるなら本気でやろう!』と、専門学校も辞めて花屋で働くようになりました。実は、その頃ユリとチューリップの違いも分からないくらい花について何にも知らなかったんです(苦笑)。でも、そこから店頭にある花や本などで猛勉強し、2年後には生花市場の仕入れにも同行するようになり、そこで一気に知識を蓄えることができました。その後、生花店、結婚式場、造園なども経験し、現在に至ります」。

由佳さんがお菓子作りに目覚めたきっかけは?

「学生の頃にカフェをやりたいと思っていたのですが、そのためには自分に強みがないといけないなと考えていました。そこで、当時働いていた飲食店でデザート作りを担当するようになったんです。教えてくれる人もいなかったので、本当にゼロからのスタートでした。でも、『やる!』と決めたからには本気でやろうと、とにかく自宅で試行錯誤を繰り返しました。だから、お菓子作りに関しては完全な独学なんです。お菓子作りって実験みたいなものなので、作っては材料の分量をメモすることの繰り返しです。作ったお菓子は主人に試食してもらいました。主人はお菓子も詳しくはないですし、甘いものもあまり好きではないのですが、そういう人にも『おいしい!』と言ってもらえるお菓子を作りたかったので、そういった意味では主人は試食者としてぴったりでしたね(笑)」。

 

「らしくないお店」がコンセプト

西荻窪『cotito』の店内はかわいい植物がたくさんかわいいエアプランツもありました♪

『cotito』はお花屋さんでも、お菓子屋さんでもないような、ちょっと独特の雰囲気。お店のコンセプトについて「らしくないお店にしたかった」と言う真吾さん。「花屋らしくない」「カフェっぽくない」お店を目指しているんだそうです。

西荻窪『cotito』ではドライフラワーを使ったリース作りにも力を入れているそうドライフラワーを使ったリース作りにも力を入れているそう

「『家の一部みたいな空間にしたい』と、オープン前に話していました。花も『自分の部屋でこういう風に飾ってみたい』と、イメージできるようにディスプレイしています。キッチンも厨房っぽくしていなくて、家庭のキッチンのような雰囲気にしているんです」と由佳さんが教えてくれました。

 

花だけでなくサボテンも!?

西荻窪『cotito』には花だけでなくサボテンなどの多肉植物もありますお店に並ぶ真吾さんのハートをつかんだ切花たち

お店で売られている植物も花だけでなく、サボテンなどの多肉植物まで多種多様。

「仕入れのコンセプトは特にないのですが、市場に行って気になったものを直感的に選んで仕入れています。僕が気に入った花を選んじゃうので、少し男性的になってしまうんですけど(笑)。生花市場だけじゃなく、生産者から直接仕入れることもあるので、珍しい花も多いんですよ。もちろん、お客様からオーダーがあった場合は、ご希望に沿ったお花を仕入れてきますよ!」

 

花を使ったお菓子はギフトにもぴったり

西荻窪『cotito』のハナサブレ『cotito』を象徴するハナサブレ(左上:ビオラ、右上:ジュリアン、右下ベゴニア、左下:ビオラ)

由佳さんにお菓子作りのこだわりについて聞いてみました。

「日持ちのする焼き菓子は手土産やギフトにぴったりだと思うんです。卵や乳製品を使っていないお菓子を売るお店はたくさんありますが、おやつにもギフトにも合うお菓子屋さんがあったらいいなと思っていました。『じゃあ、自分のお店は花屋でもあるのでギフトにもしたくなるお菓子を作ろう』と、お花を使ったお菓子作りにたどり着きました。お花は価格も高いですし、ハナサブレは生のお花を1枚1枚ピンセットでのせてオーブンで焼くので手間ひまがかかります。でも焼き終えたたくさんのクッキーのお花に癒されるのでがんばれます」。

『cotito』の焼菓子は卵・乳製品を使っていないものがほとんど。なかには小麦粉も使っていないお菓子もあり、お子さんがいるご家庭へのプレゼントにおすすめ。丁寧な手仕事により生まれる由佳さんのスイーツは、ヴィジュアルよりもその制作工程に強いこだわりを感じました。

「やっぱり自分がお客さんとして訪れた場所で感動するものって、本当に丁寧に作られているものだと思うんです。うちのお店は駅から離れているし、せっかくお店まで来てくれたお客様には来てよかったと思って帰ってもらいたいんです」と語る由佳さんの言葉は、とても説得力のあるものでした。

 

エディブルフラワーのパイオニアと共に作る「花スイーツ」

エディブルフラワーが使われた酵素シロップベゴニアの赤色が美しい梨・すだち・生姜の酵素シロップ。酵素シロップにもエディブルフラワーが使われています

最近はエディブルフラワーを使ったメニューをよく見かけるようになりましたが、そのブームの前から由佳さんのお菓子には、エディブルフラワーが使われていました。このお花は神奈川県の加藤花園さんのもの。

「加藤さんは20年以上前からエディブルフラワーを作り続けている職人みたいな人。初めの頃は僕たちを受け入れてくれるか正直不安でした」と真吾さんは当時を振り返ります。

西荻窪『cotito』のビオラの花びらがあしらわれたブラウニービオラの花びらがあしらわれたブラウニーはとてもフォトジェニック

「加藤さんにお菓子の写真を送ると『花が喜んでる!』と言ってくれるんです。新作が出来るたびに『こんなお菓子になるのね~』と驚いてくれますし、こちらも『こんな色の花が欲しい!』とお願いしたりもします(笑)。本当によくしていただいています」と由佳さん。協力してくださる生産者さんとの素敵な関係ですね。

西荻窪『cotito』の酵素シロップのソーダ割り酵素シロップのソーダ割り。見た目の美しさだけじゃなく、甘酸っぱくて味わい深い健康ドリンクです

最後に店名の『cotito』の由来についてうかがうと「江戸時代の言葉で“私たち”という意味の此方人(こちと)をアルファベット表記にしました」と教えてくれたお二人。まさにお2人を象徴する言葉ですね。前山夫妻のこだわりが詰まった『cotito』で、花に囲まれた時間を過ごしてみてはいかがですか?

 

  • ■お店情報
  • cotito ハナトオカシト
  • 住所:東京都杉並区西荻北5-26-18(地図
  • TEL:03-6753-2395
  • 営業時間:[平日]11:00〜18:00(L.O. 17:30)、[土日]11:00〜19:00(L.O. 18:00)
  • 定休日:不定休

 

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