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伊藤まさこさんに聞く!夕方5時からのアペロの楽しみ【前編】

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伊藤まさこさんに聞く!夕方5時からのアペロの楽しみ【前編】

これまでPARISmagで何度か紹介してきた「アペロ(アペリティフ)」という食事前のお楽しみのひととき。夕食を作る前にちょっと一息ついてお酒とおつまみを楽しんだり、ディナー前に友人たちと軽く飲みながらおしゃべりを楽しんだり。食と会話とのんびりとした時間を愛するフランス人ならではの優雅なひとときを、日本でも取り入れていければいいなと思い、紹介してきました。

伊藤まさこ著書『夕方 5時から お酒とごはん』

人気スタイリストの伊藤まさこさんの最新の著書『夕方 5時から お酒とごはん』(PHPエディターズ・グループ)は、そんなアペロタイムの過ごし方の参考になるアイデアが詰まった1冊。今回は、伊藤まさこさんにお酒と食とおしゃべりを楽しむヒントを伺ってきました。

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伊藤まさこ(いとう まさこ)

1970年、神奈川県横浜市生まれ。文化服装学院でデザインと服作りを学ぶ。料理や雑貨、テーブルまわりのスタイリストとして、数々の女性誌や料理本で活躍。なにげない日常にたのしみを見つけ出すセンスと、地に足のついたていねいな暮らしぶりが人気を集めている。お酒は家で飲むのも、外で飲むのも大好きで、暮らしの彩りのひとつとして上手に取り入れている。最近、お酒に合う料理の腕がますます上がったと評判。家族と、友人と、仲間と、折々に集まってのお酒の時間を楽しんでいる。おもな著書に『おべんと帖』(マガジンハウス)、『あした、金沢へ行く』(宝島社)、『伊藤まさこの台所道具』『伊藤まさこの食材えらび』(いずれもPHPエディターズ・グループ)など多数がある。

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伊藤さんの食べ物の記憶が詰まった1冊

伊藤まさこさん(以下、伊藤さん):以前、お酒の本『ちびちび ごくごく お酒のはなし』を出していて、『夕方 5時から お酒とごはん』はその第2弾のような位置づけなんです。お酒は好きなテーマなので、いつかと思っていたのですが、忙しくてなかなか撮り下ろしと書下ろしが難しくて。でもようやく実現することができました。

—このレシピは普段から作っているものなんですか?

伊藤さん:そうですね。全部そうです。

—シンプルなメニューが多いですが、そこにちょっとひねりがあるというか、エスニックも洋風も和風もいろいろな要素がちょっとずつ融合している感じがしますよね。レシピはどうやって考えられるんですか?

伊藤さん:やっぱり旅に行ったときが多いですね。あとレストランでも「あ、このスパイスの使い方おもしろいな〜」とか思って真似してみたりします。私、食べたものの記憶がすごく残るタイプなんですよ。

—やはりお酒に合う料理がお好きなんですか?

伊藤さん:日頃からお酒が普通にあるという感じなんです。今日は中華っぽい料理だから紹興酒を合わせようとか、パスタだからスプマンテをあけようかなといった感じで。だから、お酒のおつまみというよりは、お酒とお料理が自然に一緒にあるというイメージなんですよね。

—だいたい料理を作ってから、お酒はこれにしようと決めるんですか?

伊藤まさこさんのアトリエにあるワインセラーアトリエのワインセラー

伊藤さん:そうですね。ここはアトリエなんですけど、ここにも自宅にもワインセラーがあって、それを見ながら「今日はどうしようかな〜」って決めるんです。いつもお昼くらいから、「今日は何食べよう、何飲もう」って考えています。

私、朝早く起きるんですよ。なので、お昼の12時くらいにはひと働きした感じになるので、そこから夕方までもうちょっとがんばろう!となっている間に「何食べようかな?」と考えることが多いですね。

朝からずっと働いているので、夕方5時か6時くらいになったら仕事を終わらせると決めています。私のような仕事はずっと仕事しようと思えばできてしまうんですよね。だからメリハリを付けるためにも、早めに仕事を終えて、お酒を飲む時間を作るんです。

—それは昔からやっている習慣なんですか?

伊藤さん:そうですね。こうしていかないと本当に忙しいので、意識して区切っています。時間を区切ることで、気になるものがなくなりリラックスできる気がするんです。5時になったら「あとであれしよう〜」と仕事のことを考えるのはやめて、続きは明日の朝6時からやるようにしていますね。そのほうが仕事にも集中できますし、仕事のあとのごはんやお酒も楽しめるので。

 

旅先では食材をたくさんお土産に

—この中で特にお気に入りのメニューはありますか?

伊藤さん:どれも好きで何度も作っているメニューです。「小えびのオープンサンド」とか、最近の旅で仕入れたばかりのメニューも紹介しています。

—旅に行くとすごくたくさんの食材を買ってくるというお話を伺ったことがあるんですが。

伊藤さん:そうなんです。最近はあまり服とかに対して「すごく欲しい!」という気持ちがなくなってきていて、それよりも食材や器を買ってくることが多いですね。その土地で食べたものを家でも作ってみたいとなったときに、やっぱり現地の食材を仕入れてきた方がいいので。

いつもスーツケースはガラガラのまま持っていって、帰りはパンパンにしてきます。食器を買って持ち帰るためのパッキンは日本から準備していきますね。あと、現地で大きなカゴを買って、それに割れ物を入れて機内持ち込み用にしたり。帰りは荷物がすごく増えています。

—市場とかで買い物されるんですか?

伊藤さん:そうですね。旅先に友達が住んでいることが多いので、その友達に「あれがいいよ、これがいいよ」とか聞いて買い物します。例えば、パリの同じマルシェ内でもあの奥のおじさんのお店のアプリコットがいいよとか、現地ならではの情報があるので。

 

パリでも他の街でも買うのは食材とお菓子とお茶

—例えばパリへ行った際はどういったものを買ってくるんですか?

伊藤さん:パリだとジャムとかはちみつ、ハーブ、塩などの調味料類、あとチョコレートなどのお菓子が多いですね。割とどこの国でも同じで、食材とお菓子とお茶を買ってきます。食材はすぐ食べられるものと自分で調理するものどちらも買ってくるかな。

あと食器もよく買ってきますね。

パリの蚤の市で購入したお皿

これもパリの蚤の市で買ってきたものです。そのときはバンブとかクリニャンクールの蚤の市には行かないで、パリ市のサイトで市情報をチェックして行ったんです。なので、おしゃれな蚤の市というよりフリーマーケットのような感じの市でした。家にある不要なものを集めたようなお店もたくさんあったんですけど、すごく安くて。私は今度からはそっちに行こうと思いましたね。掘り出し物を探すのも楽しいものです。

—掘り出し物を見つけるコツってあるんですか?

伊藤さん:なんだろう。でも見つけるのは早いってよく言われますね。バーっとみて、これとこれとこれ!みたいな感じで決めちゃいます。

 

パリが好きで何度も訪れているという伊藤さん。

後編では、パリでの過ごし方をもっと詳しく教えてもらいました。

お楽しみに!

 

  • ■書籍情報
  • 夕方 5時から お酒とごはん
  • 著者:伊藤まさこ
  • 出版社:PHPエディターズ・グループ

 

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