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初体験のフランス料理!ミディ・ピレネーの味を堪能

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初体験のフランス料理!ミディ・ピレネーの味を堪能

フランスの地方と聞くと、アルザスやブルゴーニュ、プロヴァンスなどお料理やワインで聞いたことのある名前を想像する方も多いのではないでしょうか。地方それぞれ特徴のあるお料理を楽しむことができるのも美食の国フランスならではの魅力。

そんなフランスの地方料理の中で、今回紹介したいのはフランスのミディ・ピレネー地方。南西フランス、トゥールーズを中心に広がるエリアで、世界三大チーズであるロックフォールの産地であり、世界一の高さを誇るミヨー橋(設計:ノーマン・フォスター)などが有名。じゃがいもとトム・フレッシュ(この日はコンテチーズで代用)を混ぜ、練り上げるアリゴなど、ユニークな料理が多いのも特徴です。

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PARISmagでお料理を教えてくださっている料理研究家の口尾さんが、最近そのミディ・ピレネー地方を訪れたのだそう!そして、先日、口尾さんのミディ・ピレネー旅行の思い出と郷土料理をいただく「ミディ・ピレネー料理を味わう夕べ」という会が催されました。そちらの模様をレポートしたいと思います。

 

ミディ・ピレネーの味を存分に楽しめる特別コース

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場所は代官山の『ル・コントワール・オクシタン』。普段は南西フランスの郷土料理をカジュアルに提供しているレストランです。

SONY DSC口尾さん(左)と本日のお料理を担当してくださるパッションさん(右)

本日のメニューがこちら。ミディ・ピレネーの郷土料理を堪能できる豪華なコースとなっています。

ミディ・ピレネー料理はロックフォールチーズづくし!?

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まずはスミレの砂糖漬けとスミレリキュールを使ったシャンパンカクテルで乾杯。

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トゥールーズのミディ運河には『メゾン・ド・ラ・ヴィオレット』という船があり、有名なスミレの専門ショップなのだそう。そちらのスミレの砂糖漬けを使用しているとのことでした。飲んでいるうちに少しずつスミレの味が溶け出してくるカクテルで、とてもおいしかったです。

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カクテルと一緒にいただくのは、「ロックフォールのマカロンとパン・デビス」。ロックフォールの濃厚な味とパン・デビスのスパイシーな味わいがベストマッチ。甘いカクテルと相性がよく大人の味わい。同じテーブルにいらっしゃったミディ・ピレネー地方出身の方が、「濃厚でチーズの臭みが強いロックフォールチーズは大人になって分かる味」と教えてくれました。

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途中、口尾さんのミディ・ピレネー旅行のこぼれ話を伺いながら、コースは進んでいきます。

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続いてのお皿は、「ビゴール産生ハム」、「洋梨とロックフォールのタルト」、「ホウレンソウのファルス」、「ムール貝とロックフォールのグラティネ」。本日のディナーはロックフォールづくしです。洋梨のタルトというとスイーツを想像してしまいますが、チーズの味が効いていて、甘くないタルト。ロックフォールと洋梨はよく食べられる組み合わせなのだそう。

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ホウレンソウの中にお肉のうまみがギュッと詰まった、ファルスはミディ・ピレネーの田舎料理のひとつ。それを今回はパッションさんのオリジナルのレシピでいただきました。日本でいうおやきやかまぼこのようなものだそうです。ロックフォールチーズとベシャメルソースの載ったムール貝は、マヨネーズ味のグラタンっぽくとても食べやすい!濃厚な3品に、さっぱりとした塩味がちょうどよい生ハムがアクセントに。ちなみにミディ・ピレネー地方はハムよりもソーセージの方がよく食べられるそうです。

 

豪華メインディッシュのコラボレーション

さて、お待ちかねのメインディッシュですが、今回は特別にミディ・ピレネー地方のメインディッシュを3品も楽しめるという特別バージョン。

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まずは名物料理アリゴ。

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シェフが実演してくれるというパフォーマスも。チーズ、じゃがいも、生クリーム、塩を混ぜわせます。8の字に回すのがコツだそう。実際に体験させてもらいましたが、かなりの重労働でした。

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びよーんと伸びるその秘密は「これでもか!」というくらいたっぷり入ったチーズ。

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アリゴを「トゥールーズ風ソーセージ」と一緒にいただきました。もともとは羊飼いの料理だったというだけあって、ボリュームたっぷりの1皿です。マッシュポテトのようなアリゴと肉の旨みたっぷりのソーセージは相性抜群。

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この1皿だけでも十分満足ですが、今回は特別メニューということでまだまだメイン級が続きます。

こちら「アジナートとルゾール(生ハム入ミンチの野菜煮込み)。肉じゃがやポトフのような優しい味わいでなんだか日本に通じるものを感じます。

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神の料理と呼ばれることもある「トゥールーズ風カスレ」は、シェフや地域によって使用するお肉が異なるそうですが、今回は鴨のコンフィが入ったものでした。

SONY DSCシェフが描いたカスレの絵(左)

メインとなるお肉の他、ソーセージとこの地方が産地である白インゲンを一緒に煮込んだお料理です。お肉とソーセージを一緒に煮込む、なんとも迫力のあるお料理ですが、ホロホロのコンフィが意外にもさっぱりしていました。

「普段からこんなにボリュームたっぷりなメニューなの!?」と驚いて聞いてみたところ、ミディ・ピレネーの方でもこのメイン3品を一緒に食べることはまずないそうです。

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紹介をし忘れていましたが、もちろんワインもいただきました。お食事と一緒にワインを嗜み、会話も弾みます。まさにフランス流の楽しい食事のひととき。

コースの締めはデザートと強烈なお酒

いよいよコースも大詰め。最後にデザート(フランス語ではデセール)が登場です。

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左手前から5種のフルーツを使った「タルト・オクシタン」、ロックフォールチーズ(ここでも登場!)の「フローヌ」、レモンの風味香るフレンチトーストのような「ミヤス」の豪華3種盛りです。

さっきまで満腹だったにも関わらず、どれもテイストが違うおいしさがあり、完食してしまいました。

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そして最後の最後に登場したアルマニャック(コニャックの地酒のようなもの)。「最後にこんなに強いお酒を飲むの?」と、不思議に思っていたら食後酒(フランス語でディジェスティフ)だからぜひ飲んだ方がいいとのことでした。

たくさん食べ、疲れた胃に強めのアルコールで刺激を与えることで、活動を促す効果があるのだそう。「お腹がいっぱいならなおさら飲んだほうがいいよ」とのことでした。

グラスの口を手で抑えて、香りを楽しみながら飲むアルマニャックはとても新鮮。強いお酒ですが、胃がスーッとする爽快感があります。

 

帰る頃にはすっかりミディ・ピレネーに夢中に。たくさん食べて、たくさん飲んで、たくさんお話して。地方は違えど、食事を楽しむスタイルはフランス共通!とても楽しいひとときでした。

フランスにはまだまだ知らない地方、お料理、お酒があると思うとワクワクしますね。これからもフランスのお料理について紹介していきたいと思います。

 

 

 

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