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おいしいごはんがくれる物語でお腹と心を満たそう!『東京ごはん映画祭』開幕!

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おいしいごはんがくれる物語でお腹と心を満たそう!『東京ごはん映画祭』開幕!

映画の中に出てくるごはんを見て、ついついお腹が減ってしまった!なんて経験がある方も多いのではないでしょうか。映画『アメリ』のクレーム・ブリュレ、『マリー・アントワネット』のマカロンなどのように映画を通して食べ物を知ることもあれば、『天空の城ラピュタ』の目玉焼きトーストや『かもめ食堂』のおにぎりなど、ごく日常的な食べ物も登場人物がおいしそうに頬張る姿を見て思わず食べたくなってしまうこともありますよね。

そして逆に、映画を観たあと、そのごはんを食べて、物語を思い出したりすることも少なくはないはず。記憶の中でごはんと映画は深くつながっているのだな〜と日々感じている、映画&ごはんが大好きなPARISmag編集部です。

 

そんな食欲と映画欲を満たしてくれる『東京ごはん映画祭』が間もなく開催されます。今回で第6回を迎える『東京ごはん映画祭』。そのラインナップや見どころを紹介したいと思います!

 

心と胃袋を満たすおいしい時間

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©2015東京ごはん映画祭

「食でつながる人と人を描いた映画」、「ごはんが印象的な映画」を一堂に集め上映する『東京ごはん映画祭』。ごはんと映画をこよなく愛する多く人々の心と胃袋を満たし、いつもよりちょっといい、おいしい時間を過ごしてもらおうというコンセプトのもと毎年秋に開催されているイベントです。

今年は1031日(土)から1113日(金)まで、渋谷のシアター・イメージフォーラムと都内レストランにて、全24作品が上映されます。全部がおいしいごはんとそれにまつわる人々の物語を描いたおいしい映画たち!

その中でもPARISmag編集部おすすめの作品をいくつか紹介したいと思います。

 

料理が世界を変える!『料理人ガストン・アクリオ 美食を超えたおいしい革命』

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まずおすすめしたいのが『料理人ガストン・アクリオ 美食を超えたおいしい革命』。この映画に登場するごはんは、ペルービアン。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんがペルー料理を現代的にアレンジしたお料理のこと。

そんなペルービアンの巨匠ガストン・アクリオを追ったドキュメンタリー映画です。ガストンが主役ではあるのですが、この映画の主役はガストンの料理であり、それを食べる人々であり、食材の生産者でありペルービアンが生まれたペルーという国であり、ごはんを取り巻くすべて。おいしいごはんの向こう側には、料理する人だけでなく、たくさんの人が関係しているのだということを改めて教えてくれます。

ガストンの周りにはいつも笑顔の人が溢れているのがとっても印象的。おいしいごはんは人々を笑顔に変えるんだということを心底実感させられます。お腹も心もいっぱいになり、観終わったあとは笑顔が溢れてくるはず。

 

料理でつながる人と人の心『大統領の料理人』

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こちらは美食の国フランスを舞台にしたおいしい映画『大統領の料理人』。主人公のオルタンスは、ミッテラン大統領の専属シェフ。ルールや規律に縛られた官邸料理人たちの中で奮闘しながらも本当にいい素材を探し、「おいしい料理」の数々を作り出し、大統領に提供していきます。

「私は手順をいいながら作るのが癖なの。慣れてね」というオルタンス。歌をうたうようにレシピを口ずさみ、サーモンのファルシ、ポルチーニのスクランブルエッグ、仔羊の背肉の香草焼きなどフランスの家庭料理を鮮やかな手つきで作っていきます。そのどれもがおいしそうな!「美しきオーロラの枕」なんて素敵な名前の料理もあり、思わずうっとり。

おいしそうな料理の数々はもちろん、料理がもたらす人と人の心のふれあいも教えてくれるおいしい映画です。

 

料理は人を喜ばせることができる『シェフ〜三ツ星フードトラック始めました〜』

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ごはんを食べると元気が出ますが、こちらの『シェフ〜三ツ星フードトラック始めました〜』も観終わったあと元気が出てくる映画です。

オーナーと対立し店を辞めた、ロサンゼルスの一流レストランの元総料理長カール。マイアミでおいしいキューバサンドイッチと出会い、別れた妻と息子、元部下と協力し、フードトラックでキューバサンドイッチ屋さんをはじめるというストーリー。

カールはフードトラックで各地をまわる中で、料理への情熱を取り戻し、やがて息子のパーシーへ「料理は人を喜ばせることができる」ということを伝えていきます。

ローストポーク、スライスチーズ、ロースハム、ピクルスをバゲットに挟んでトーストした、ボリュームたっぷりのキューバサンドイッチをノリノリな音楽に乗って作るシーンは、思わず一緒に踊りだしたくなり元気が出ること間違いなしです。

 

料理だけじゃないおいしい映画ごはん

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ここまで名前だけでもおいしそうな料理がいくつか登場しましたが、『東京ごはん映画祭』の映画のごはんは料理だけじゃないんです。例えば、小津安二郎の『麥秋』では、「家族で囲む毎日の食卓」、『朝食、昼食、そして夕食』では「大切な人との食事」だったり、『キッチン・ストーリー』では「ひとりからふたりのキッチン」だったり。

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そう、誰と食べるか、どんな気持ちで食べるかなど、料理だけじゃない「おいしいごはん」の意味を教えてくれる映画もラインナップされているのです。

 

これからいよいよ本番の食欲の秋。おいしい映画を観て、さまざまな形の「おいしいごはん」を探してみませんか?

 

 

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