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十勝名物白スパサンドって知ってる?都立大学『満寿屋商店 東京本店』

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十勝名物白スパサンドって知ってる?都立大学『満寿屋商店 東京本店』

『満寿屋商店』は1950年に北海道帯広ではじまった老舗のパン屋さんです。地元の人たちから親しまれていて、3世代に渡ってパンを買いに来るお客さんもいらっしゃる人気店。その『満寿屋商店』が新たな地・東京は都立大学でお店をオープンされたということで、店長の杉山さんにお話を伺ってきました。

 

十勝の魅力を東京へ

都立大学『満寿屋商店』の看板

どんな想いがあって、北海道から東京へお店をオープンされたのでしょうか?

「北海道の十勝は小麦の生産地なのですが、十勝産小麦を使用しているお店は東京ではまだまだ多くないんです。そこで十勝の小麦や食材を使ったパンを買っていただくことで、気軽に十勝のおいしい食べものを味わっていただきたい、知っていただきたいという想いから東京にお店を開くことになりました。

また、地元の農業を応援したいという気持ちもあるので、パンが並ぶ棚には、『このパンの食材はこの農家さんが作っている』など、それぞれ生産者さんがわかるようにしています」と杉山さん。

店内には食材の生産者さんがわかる工夫が生産者さんがわかるような工夫があります

なんと『満寿屋商店』のパンに使っている小麦は100パーセント十勝産の小麦!仕込みの水も北海道の「大雪な水」を持ってきていて、使う食材もとことん北海道産にこだわっています。店内を見渡すと、ポップの至る所に「十勝産」「北海道産」の文字が見られます。

十勝産のじゃがいも・マチルダのフライドポテト甘くてホクホクした十勝産のじゃがいも「マチルダ」のフライドポテトも

北海道は農業が盛んで、いろいろな食材を生産しているということは知っていても、まだまだ知らないものもたくさんあります。十勝のマッシュルームを使ったキッシュや「マチルダ」という品種のフライドポテトなど、「十勝ではこんなにたくさんの食材を作っているんだ!」と新たな発見も。

 

人気はとろ〜りチーズパン!

『満寿屋商店』の1番人気「とろ〜りチーズパン」

お店で1番人気は「とろ〜りチーズパン」。北海道産の5種類のチーズを贅沢に使ったパンです。作り方にもこだわりがたっぷり詰まっています。

「『とろ〜りチーズパン』は、パンの中になるべく多くのチーズを入れるために2度焼いています。1度に全部入れてしまうと、チーズが流れてしまうんですよね。だから、最初に2種類のチーズを入れて焼いて、それからもう1回チーズをのせて焼くという2段階の製法なんです。最後にラクレットというチーズをトッピングするんですが、それがすごく香ばしくておいしいんですよ!」と杉山さん。

人気の「とろ〜りチーズパン」が次々に焼きあがっていきます

5種類のチーズは、モールウォッシュラクレットチーズ、モッツァレラチーズ、パルメザンチーズ、クリームチーズ、カマンベールチーズです。これほどまでに贅沢にチーズを使ったパンにこれまで出会ったことがありません。

次々と「とろ〜りチーズパン」を手に取るお客さんたち。もちろん焼きたてがおいしいですが、お家でいただく際は30秒ほどレンジで温めてからトースターで焼くと◎。実際食べてみると、チーズのいろいろな味が融合し、奥行きのある深い味わいを堪能できます。5種のチーズを使用しているからこそ!ワインやビールとも合う味わいです。

 

チャバタで十勝の小麦を食べ比べ!

十勝産小麦の食べ比べができる「チャバタ」

「十勝産小麦の食べ比べしてみませんか?」の文字が。十勝産小麦と言っても、その品種によって味や食感も全く違うのだそう。『満寿屋』では、2種類の小麦を使ったチャバタで食べ比べすることができます。

「春よ恋」という春蒔き小麦のチャバタ

ひとつは、十勝本別町にある「前田農産」さんの「春よ恋」という春蒔き小麦を使ったチャバタ。白っぽい色で、ふわっとしっとりした口当たりが特徴です。

「キタノカオリ」という秋蒔き小麦のチャバタ

もうひとつは十勝音更町にある三浦農場さんの「キタノカオリ」という秋蒔き小麦を使ったチャバタ。こちらは黄色っぽい色で小麦の甘みが強く、よりもっちりしているのが特徴です。2種類のチャバタを食べ比べてみると、それぞれの味や食感の違いが分かります。お客さんも最初は2種類購入し食べ比べをして、その後お気に入りを購入される方が多いとのこと。

ここまで小麦に注目したパンが作れるのは、地元で農家さんとやり取りしているからこそ。農家さんとのやり取りの中で知る小麦の性格や特徴を生かしてパン作りをしているのだそうです。

 

帯広名物「白スパサンド」!どこか懐かしさを感じるパン

十勝帯広名物「白スパサンド」

十勝帯広名物だという「白スパサンド」。自家製のマヨネーズで和えたスパゲッティサラダが入っている、珍しいサンドイッチです。

十勝帯広名物「白スパサンド」

東京店で食べられる「白スパサンド」のパスタは北海道産の「ゆめちから」から作るパスタを使用。パンや野菜だけでなくパスタも北海道産という、十勝名物の「白スパサンド」。とにかく北海道づくしのサンドイッチなのです。この「白スパサンド」は東京店でしか味わうことができません。ぜひ、北海道の味をお試しあれ。

初体験の「白スパサンド」ですが、マヨネーズの味がちょうどよく、からしがいいアクセントに。「パンとパスタでちょっと重いのでは?」と思いましたが、そんなこともなくやみつきになる味わいです。

『満寿屋商店』のクリームパン

こちらは店長の杉山さんが大好きな「あすなろクリームパン」。「清水あすなろファーミング」という牧場から送ってもらっている牛乳で仕込んだクリームがたっぷり入っています。少しさっくりとした食感のパン生地とクリームが絶妙に合います。おやつにもぴったりですね。

『満寿屋商店』は「あんぱん」の種類が豊富!左から「つぶあんぱん」、「えんどうあんぱん」

また、「つぶあんぱん」、「えんどうあんぱん」、「こしあんぱん」、「白あんぱん」など、あんぱんの種類が豊富!十勝産の牛乳、卵を贅沢に使用したブリオッシュ生地の中に、北海道で炊き上げているという自家製のあんをたっぷり包みこんでいます。どれも気になる!という方は、「十勝あんぱんセット」がおすすめです。

 

店内にも十勝が見え隠れ

ベビーカーでも通れる広々とした店内

お客さんは近隣に住む方や十勝出身という方もいらっしゃるそう。子どもと一緒に来るママたちも買い物がしやすいようにと、店内は広々とした作りになっています。

厨房の様子が見える大きな窓があります

店内からは厨房でのパン作りの様子も見ることができます。店内には試食できるパンもあり、実際に食べてみて購入できる心遣いがうれしいですね。

パンが並ぶテーブルも十勝産の木で作られています

ちなみにパンが並んだテーブルも十勝産のタモという木で作られています。お店の壁に使われている麦わらも十勝産なのだとか。パン、そしてお店作りからも十勝を感じることができるのです。

今後は、十勝のアンテナショップの役割も果たしていきたいと言う杉山さん。これからも新しいメニューも登場するとのことで、まだ知らない十勝の魅力を発見しに訪れてみてはいかがでしょうか?

 

  • ■お店情報
  • 満寿屋商店 東京本店
  • 住所:東京都目黒区八雲1-12-8 鶴田ビル1階
  • 営業時間:[平日] 10:00〜19:00 、[土日祝]9:00〜19:00
  • 定休日:水曜日、年末年始

※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報は、お店のHP、SNSなどをご確認ください。

 

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十勝名物白スパサンドって知ってる?都立大学『満寿屋商店 東京本店』

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